UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

やっとカモ氏が来てくれて、ネギのかわりに梅干しょって本を片手に・・・・

2017-12-31 01:43:11 | 日記

12月のはじめ、某知人がやってきて手作りの鮒ずしをくれました。マル一匹、子持ちの鮒ずしです。忘れてしまったかたは、以下のサイトをご覧になってくださいませ

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20171209

そして、12月の半ば過ぎ、別の某知人が、高級紀州産梅干しとガッツリ300グラム・メガ盛りカレー激辛4、それにすりごまをくれました。

もうお忘れになった方は以下のサイトにのっている日記をご覧くださいませ

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20171217

独居老人生活で困ることは、食いしん坊の方は別でありますが、おみやげに食品や野菜などの類をもらうことであります。タダでいただいてばかりでこんなことを申してはバチが当たるのですが、とりたてて食いしん坊でもなく大食漢でもないGGIにとりましては、たいていの場合、ひとりで食するには量が多すぎるのです・・・このため、孤独老人を憐れむお気持ちはまことにありがたいのでありますが、困惑してしまうのです。

お気持ちを無駄にしてはいけない、かといっていったん封を切ったならば、ひとりで全部食するには大変な努力を要する、けれどもGGIは努力とは甚だ相性がよくない人間でありますので、さてどうするか・・・

この難問の解決法は、誰でも思いつく安易なものです。封を切ったりせずに、ひたすらカモの到来を待つことです。ネキをしょっていないカモがやって来るのを心待ちにするのです。

カモがやってきましたら、なんだ君、今日はネギをしょってないのか、何かしょってないと落ち着かんやろう、だから拙者がネギのかわりにいいモノをしょわせて進ぜようと告げて、もらいものの食品をそのままそっくりしょわせるのです。

かようなしだいで、暮れも押し詰まったことでもあるし、なんとか年内にカモ君がやってこないかなあと思ってあちこちに脳内テレパシー電話をかけておきましたら、昨日のお昼過ぎ、某知人から久方ぶりの電話、おいGGI、今日いるか?

まことにラッキー、カモ君到来の兆し、絶好の機会、張り切って答えました

いるぞ、いるいる!久しぶりや、必ず来いよ、でも何もしょって来るなよ!

かくして、夕方、カモ氏がやってきました。何もしょって来るなと申しましたのに「はい、これ、そこのスーパーで買ってきた」とたこ焼きを差し出しました、身体強健、一見インディオ系日本人あるいは日系インディオの風貌、GGIより数歳若い知人です。

「よく来てくれたなあ、うれしくて涙がちょちょ切れるぞ、あのなあ、君は今日はカモになれ、ネキをしょっていないカモになれ、わかったか」

「わかった、ではカモになることにする、カモになればなにかええことあるのか?」

「おおありや、今日はネギがないので、それに最近青ネギはやけに高いので、かわりのものをしょって帰ってもらうことにする、あのなあ、カクカクシカジカで手作りの鮒ずしをもらった、それに高級紀州産の梅干しももらった、どちらも育ちの良くないGGIにとっては高級すぎる食べものや、かようはしだいであるから、ここはひとつ友情を発揮して、君がしょってかえってくれ」

「そうかあ、あのなあ、紀州の梅って値段、高いで、こんな大きさの箱で、ひと箱一万円ぐらいはするそ」

「う~ん、そんなに高いのか、でもそんなに大きくないから、まあ五千円ぐらいかなあ、ありがたくしょってかえってくれ」

たいへん物わかりのいい知人ですので快くしょって帰ってくれることになりました。

「しょって帰るけれど、そのかわり、この文章、オレが新年のあいさつ用に書いた一文や、ちょっと目を通してくれ」

B5の用紙3枚にびっしり書いてあります。今年一年の活躍ぶりが書いてありました。内容を読んでみますと、不活発GGIとはくらべものにならぬ、とてつもない活発ぶり、元気の見本でありました。

たこ焼きを頬ほおばって、ときおり雑談を交わしながら文を読んでいるあいだ、知人は床に散乱している我が放牧場の本を引っ掻き回して、あれこれ拾い読みして、そのなかの数冊を手にして、

「これ、借りていくぞ」

「どうぞ、それ、まだ目次ぐらいしか目にしていない、だから読んだら内容、思いっきり要約してGGIに教えてくれよ、オレ、最近だんだん目が見えんようになってきたから、しっかり読んでおいてくれ」

かようなしだいで、無事知人にカモの役割を果たしてもらうことに成功しました。やれやれ・・・まことによき年の暮でございます

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

今日の写真はわが放牧場の本を散乱せてから、読書に勤しむ知人のカモ氏を撮ったものです。よろしければついでに乱れに乱れている我が居間をしかとご確認くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

 

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やっぱり空母が欲しかったんだあ・・・

2017-12-30 02:03:48 | 日記

12月27日の朝日新聞朝刊のトップ記事は《護衛艦「いずも」 空母改修案:防衛省 専守防衛転換の恐れ》というニュースでした。

この記事を目にしたとたん、GGIは「軍事オタクのアベ坊や、やっぱり空母が欲しかったんだ」と思いました。つまり、このニュース、GGIにとりましては十分に想定範囲内、ですから驚きはなかったのですが、アベ君の願望が現実となる時期が思っていたよりもかなり早かったといえませう

以下にこの記事の冒頭部分を原文のまま引用しておきます

《 防衛省が、海上自衛隊最大のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を空母に改修し、航空自衛隊がステルス機能を持つ最新鋭戦闘機F35Bを導入して搭載する検討に入ったことがわかった。日本は憲法9条に基づく「専守防衛」を掲げ、攻撃型空母など攻撃的兵器を保有してこなかった。改修後に実質的な攻撃能力をもつようになれば、日本の防衛政策を大きく転換させる恐れが強い。

 複数の防衛省幹部が明らかにした。「いずも」は全長248メートル、基準排水量約1万9500トンの護衛艦で、空母のように甲板が平らな構造をしているのが特徴だ。防衛省内では「いずも」の甲板を耐熱処理などしたうえで、垂直着陸が可能なF35Bを新たに導入して搭載する案が検討されている。》

この記事の全文は以下のサイトに掲載されています

https://www.asahi.com/articles/ASKDV51MFKDVUTFK010.html

 この記事を読み、記事に付されていた「いずも」の写真を眺めていて、そうは言ってもそんな簡単に空母に改造できるかなあ、改造できたとしても米軍の本格的な空母にはとても及ばないでのではないかと、思いました。ところがです、この日記を書こうと思い、ネットで「いずも」の写真を探していましたら、護衛艦「いずも」と米軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」が並走している写真は見つけてしまい、「いずも」の威容ぶりに少なからず驚いてしまいしました

以下のサイトに掲載されている写真をとくとご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%9A%E3%82%82%E5%9E%8B%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6#/media/File:JS_Izumo,_DDH-183.jpg

どうです。米軍の空母にそれほど見劣りしない大きさであります!お金さえかければ空母に作りかえるのは可能であることは素人目にも見てとれます

ヘリ空母「いずも」は2015年に就役しているのですが、前年8月6日に進水したときには、日本のメディアのみなさん、目は節穴ぞろいのノーテンキでしたから、この新護衛艦のことをまったくと言っていいほど問題視しなかったのですが、韓国や中国は「ヘリ空母」だと称している「いずも」は実質的に「空母」だ》と指摘、専守防衛の逸脱と警戒感をあらわにしていました(ただし、ただいま日本のメディアが騒ぎに騒いでいる「北」のキム・ジョンウン君はこのとき何もいっておりません・・・・)。 

このとき、とりわけ中国は、我が帝国海軍の戦艦「出雲」が日中戦争のとき支邦方面艦隊の旗艦として上海を攻略したという過去があるために不快感を露わにしていました。べつに軍事大国である中国の味方をするわけではありませぬが、歴史的に観て、中国の不快感は無理からぬことであるというべきであろうとGGIは思います。

GGIは「いずも」が就役したときに書いた日記に「海上自衛隊はほんとうはピカピカの米海軍並みの《空母》が欲しいのだと思います」と書きましたが、図星だったのです。このときの日記は以下のサイトに掲載しております。読んでもいいよと思われる方はご覧になってくださいませ。

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20150225

「いずも」が就役したさいには自衛隊は、専守防衛ですから大丈夫などと言っていましたが、輸送や偵察用ではない、米軍がベトナム戦争で用いていた「アパッチ」のような攻撃型ヘリを搭載しさすれば簡単に専守防衛を逸脱してしまうのは明らかでありました。そして、このたびの空母への改造に関しても、下手な小理屈をこねて、これは「島嶼防衛」のための「防衛型空母」である、とこれまで聞いたことがない新語を捏造して専守防衛を逸脱するものでないと言っているそうですが、まったくバカも休み休み言えであります。

そして今年の3月22日にはもう一隻のヘリ空母、自衛艦「かが」が、モリ・カケ騒ぎの隙を突くように、就役しています。

「かが」は自衛艦のなかで最大の艦艇です。全長248メートル、わが帝国海軍の空母であり、日本敗北のターニング・ポイントになったミッドウェー海戦で撃沈された空母「加賀」と同じ大きさ。戦艦「大和」は263メートルですから、いかに大きいかお分かりなると思います。

「いずも」が空母に改修されたならば、次は「かが」の空母化、二隻の空母が完成して就役すれば、専守防衛はもうどこ吹く風、世界に冠たる海上自衛隊=日本海軍として世界の耳目あつめることになる、といっては言葉が過ぎるでせうか、でも、そうなれば少なくとも東アジアになにがしかの緊張をもたらす一因にはなるのではないでせうか・・・。

この最大の自衛艦「かが」が就役したときも、メディアはノーテンキでありました。メディアでの扱いはきわめて小さなものであり、たとえば。朝日は写真一枚をそえた小さな囲い記事にすぎませんでした。このときもGGIは、ほんとうは空母がほしいのだろうと書いています。このときの日記は以下のサイトに載せています、よろしければご覧くださいませ(ただしこのサイトには2回分の日記が乗っていますので二番目の日記のほうをご覧になってください)

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20170326

軍事オタクであるアベ君が願っていることは何か、GGIは十分に承知しております。軍事オタクの一番の特徴は、必要があろうがなかろうが、とにかく最新のピッカピッカの高価な兵器がほしいのです、その心理はピッカピッカの他の子供がまだ持っていない高価なおもちゃをほしがるガキ坊やの心理とまったく同じです、アベ坊や、ピッカピッカの兵器をまえに観閲式を行って最高司令官として栄誉礼を受けたいのです。

より具体的に申しますと、アベ君、とにかく日本という国家が「列強」に伍することを熱望しているのです。列強であるために欠かすことができない条件は、強力かつ優秀なる軍事力を備えていることです。そして、現代の列強、その軍備に欠かすことができない重要な標準装備の一つは「空母」です。空母なしでは列強とは言えませぬ。

米・英・仏は上等の空母を保有しています。ロシアは旧ソ連のオンボロ空母一隻しかないため今最新の空母を建造中。その他にも、軍事的必要もないのに空母を保有している国は結構存在していますが、これはひたすら自国の威信を高めんとするためのものに過ぎず、そのような国の空母の実戦能力は米英仏露の空母にくらべますと、飾り物の範囲を超えませぬ。

当然ながら「大国」中国も空母を欲しがっています。これまであったのは旧ソ連の中古のオンボロ空母を改造したものにすぎませんでしたので、大急ぎで自前の空母を建造、今年の4月に進水させています。

列強の軍事的イメージは列強=空母なのです。かくして近い将来、日本近海には米軍、海上自衛隊、中国海軍の空母がウロウロすると言う状況が生じることになるでありませう、東アジアの海は一段と波高しとなるでありませう・・・

しかし、列強としての軍備の標準装備に欠かせないものがもうひとつであります、それはロケット、つまりミサイルです。あのキム君がお騒がせしている弾道ミサイルです。現在の列強諸氏は、みなさん高性能の弾道ミサイルを保有しています。ですから、アベ君が次に熱望してやまないのは自前のミサイルの保有です。ミサイルを欲しがっているのはキム・ジョンウン君だけではないのです。アベ君だって喉から手が出るほど欲しいのです。

しかも、「ヘリ空母」を「空母」に改造するのと同じ手法でアベ君にはミサイルを手にすることができる可能性は現実にしっかり存在しているのです。

ウソではありませぬ、日本はいつでもミサイルに転用することが可能なロケットを保有しているのです。日本は2013年に「イプシロン」というロケットに打ち上げに成功しています。H2型のような大きなロケットではなく「衛星打ち上げ用」とされており、この成功を経て衛星打ち上げの国際ビジネスに参入するとのことですが、GGIの邪推によれば、お目当てはこのロケットです。

イプシロンの場合も日本のノーテンキ・メディアは、これで衛星打ち上げ技術で世界に打って出ることができる、まことにめでたいめでたいといった調子の報道をしておりましたが、このときも、中国と韓国はイプシロンはミサイルである、あるいはミサイルに転用可能なロケットであると警戒感を露わにしていたのです(でも、このときもあのキム・ジョンウン君はたいしたことは何も言ってなかったようであります・・・)。

北のロケット打ち上げに韓国は冷静、ソウル市民もたいして騒いでいないのに日本では官民あげての大騒ぎ、メディアもそろってキム君のロケットには大騒ぎ、でも、日本のロケットには少しも騒ぎませぬ、完成度の高い米軍の太平洋をまたいでの長距離弾道弾の発射演習にも騒ぎませぬ、日本のロケットは良いロケット、そして米英仏露中のロケットも良いロケット、キム君のロケットだけは悪いロケットということでありませうか?GGI、別にキム君の味方ではないですが、この日本の状況、何かヘンと感じざるを得ません

イプシロン・ロケットはミサイルにするのにちょうどいい大きさです。イプシロンには液体燃料ではなく固形燃料が用いられています、固形燃料によるロケットは液体燃料の漏れによるトラブルのようなことがありませからミサイルに適しているとされています。このため、現に多くのミサイルは固形燃料を採用おり、固体燃料のロケットがミサイルに転用された例が実際に存在しています。

日本の打ち上げ技術は世界的にみてもなかなかのものでありますから、人工衛星のかわりに核弾頭を搭載すれば核弾頭ミサイル完成というわけであります、日本が持つ高度なロケット技術はあったという間に「北」のロケット技術を凌ぐものになってしまうでありませう。ですからアベ君が次にミサイルを欲しがることは大いにあり得ることです。ただし核弾頭となると、日本は核兵器に用いられるプルトニウムをわんさかと保有しているのですが(保有量は米国に次いで2位、四十数トン)、原発問題と同様、アメリカのお許しを得なければならず、ことはそうカンタンではありませぬが・・・でも、なにしろ気まぐれトランプさんのことですから・・・・

イプシロンにつきましては以下の日記にもかいておりますので、おひまなかたはご覧になってくださいませ 

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20130927

今日の写真は12月29日に朝日新聞に掲載されていた山田紳さんのマンガを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

なもあみだぶ・なもあいだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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シップ・オブ・ザ・イヤー乗船記、番外編:沖島には金の魚がいた!

2017-12-29 02:10:46 | 日記

沖島には金魚ならぬ金の魚がいました!ウソではありませぬ。GGI、この目でしっかし視認いたしました、純金はどうかは保証の限りではありませぬが、とにかく金の魚です。

今日の写真はその証拠写真です。どうかクリックしてご覧になり、しかとご確認くださいませ

金の魚は水の中ではなく沖島漁港の近くにある佃煮製造所のような小屋?の屋根のうえに棲息しておりました。

GGI、これはトマソン物件以上の新物件やなあといたく感激、一心に金の魚を眺めていましたら、世界初の二本足で歩くネコ、赤塚不二夫先生作のアナーキーネコのニャロメがやってきてGGIに申しました

「オッサン、なにをしょもないものに感激してるねん、あんなもん、あんな金の魚、安物の金メッキに決まってるやないか、オッサン、そんなことも分からんで、何年生きてきたんや、アホちゃうか、金メッキはすぐにはげるが世の常やないか」

「だれかと思ったらニャロメか、ひさしぶりやなあ、ウン十年ぶりや、あいかわらず口が悪いなあ、でもニャロメよ、何年生きてきたんやなどと憎まれ口きいているけれど、君も結構長生きしているやないか、GGIは君の誕生日知ってるぞ、昭和16年7月17日やろ」

「オッサン、よう知ってるなあ、でもそれがどうした?」

「あのなあ、よく聞け、このGGI様がご生誕になったのは昭和16年の風薫る5月のことや、だから君もオレも後期高齢者や、ニャロメよ、君は世界初の後期高齢者ネコや、でも誕生日はGGIのほうが早い、だから先輩を無条件に崇拝しろ」

「ニャロメ!」

なもあもだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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シップ・オブ・ザ・イヤー乗船記、フィナーレ:「もんて」の島をあとに、さあ次は忘年会だあ・・・

2017-12-28 01:37:21 | 日記

沖島エコツアー、沖島の未来を考えるシンポジウムが終わったのは午後3時すぎ、しばらく周辺を散策してからシップ・オブ・ザ・イヤーMegumiが待っている船着き場へ。

漁港には連絡船用の桟橋はありますが、「めぐみ」さんは小さな汽船ではあるものの漁船よりはずっと大きい、このため漁港の先の方に設けられている専用の桟橋に停まっています。専用の桟橋まで、湖岸に沿ってブラブラ、ノラ猫クンたちが堤防のあちこちに闊歩。

ネコ好きには結構有名な島のようでありますが、ノラ猫クンたちの生活は結構苦労が多いので可愛いばかりとは限りませぬ、ネコにカメラを向ける方が少なからずおられましたが、なかには無頼漢を思わせるすさんだ感じの、カメラをにらみつけたりする猫クンもいりました、写真なんか撮るよりも何かウマイものくれよ~ということでありませうか

ノラ猫クンたちをからかいながら歩いておりますと道端の掲示板や民家の壁に「もんて」と題されたニュースレターのようなものが貼られているのが目に入りました。

「もんて」・・・不思議な響きだなあ、なにかしら外国の言葉みたいな気がしないでもないけれど、いったいどういう意味でありませう・・・

帰りの船の中で、このツアーやシンポジウムの関係者に聞いてみましたら、沖島に特有の方言、「戻って」とか「帰って」といった意味であるとのことでありました。ですから、このニュースレターのようなものの表題「もんて」は、また沖島に戻ってきてね、といった願いを込めたものでありませう、との解説でありました。

京ことばでは「いってらっしゃい」というかわりに「おはようおかえり」と言ったりいたしますが、同じような意味合いなのでせうか・・・

そう言えばシンポジウムの会場で「もんて」という名の「沖島ファンクラブ」なるものの会員を募集していました。知人の一人も会員の申し込みをしていたなあ・・・このファンクラブに関心のある方は以下のサイトをご覧になってくださいませ

沖島ファンクラブ「もんて」 https://montekite.com/funclub/

船が沖島の桟橋を離れたのは午後3時半過ぎ、一路出港した浜大津港へ、帰り着いたら、さあ次は忘年会!GGIにとりましては結構エネルギーを要する一日となってしまいました。

このエコツアーを企画してくださったみなさん、毎日漁業に励んでいる両氏のみなさん、御馳走を作ってくださった沖島の「湖島婦貴の会」の皆さん、沖島の未来を考えるシンポジウムの関係者のみなさん、漁協の作業場で忙しいのにアホなGGIの相手してくださったオバサンたち、湖岸を闊歩してGGIの進路を邪魔してくれたノラ猫のみなさん、それに美女めぐみさん、あらためて心から感謝申し上げます

今日の写真は、出港しためぐみさんの船尾から撮った沖島です。よろしければクリックしてご覧くださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

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シップ・オブ・ザ・イヤー乗船記、その四:びわ湖漁業の危機・・・

2017-12-27 01:43:01 | 日記

沖島に行ったのに、船がゆれなかったとか、お料理がどうのこうのとか、百円玉が転がったとか、どうでもいいことをゴチャゴチャ書いてばかりで、島の全体像がさっぱり分からないではないか、いったい沖島はどこにあるのだ、それさえも分からないではないかなどと、ご不満をお持ちの方も少なくないことと存じます。でもGGIにはそのような重責を担うのは無理でありますので、全体的なことは以下のサイトなどをご覧になってください。写真なども掲載されていますので、よくお分かりになるのではないかと思います

http://www.biwako-okishima.com/ 
(これは沖島漁協の素朴なホームページ、おすすめであります)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E5%B3%B6

http://nekonoshima.miau2.net/okishima/

この沖島へのエコツアーのメインイベントは豪華昼食会とその後に行われた過疎地でもある沖島の未来を考えるというシンポジウムでありました。

シンポジウムには沖島の漁業関係者をはじめとして、湖国でのエコツアーに推進にかかわる関係者、県のお役人、地域振興などを研究している大学の先生、沖島での地域振興のためにいろいろなイベントや活動を行っている沖島の女性の皆さん、環境活動を行っている関係者など、いろいろな方が関わっておられました。

多くの方々はもう漁業だけにたよらず、過疎化が進む沖島を何とかしたい、いろいろな世代が知恵を出しあえばその方法はあるはずと、なかなか元気でありました

その方法の一つとして注目されているのがエコツアーなどにより一人でも多くの人に島に来てもらって・・・ということのようでありました。なかには、島じゅうに菜の花を植えて、菜種油を作って、その廃油を回収してバイオ燃料にして発電を行い、その電気で島じゅうをイルミネーションで飾って、春は桜と菜種の花が満開、人が一杯来ますよなどという、いささかとらぬ狸が過ぎるのではないかと思われるアイディアを宣伝する環境オバサンのような人もいらっしゃいました

数年前に「離島振興法」なる法律が改正され「離島」という文言が二字だけ変更され「離島など」となったために、日本の近海の離島だけではなく、湖国の離島である沖島にもこの法律が適用されるようになりました。このようなこともあって、島のみなさんや関係者は、少し元気が出てきたようでありました、おそらく何がしの補助金の類も出るのではないでせうか。

かようなしだいで、シンポジウムでは様々な関係者のみなさんは未来に期待を込めての前向きの発言が多かったのですが、一番の当事者であるといってもよい、島の主要産業である漁業の担い手の代表者、沖島漁業協同組合の組合長さんの口調は重く、決して明るいものではありませんでした・・・

「外来魚やその他の要因が原因で、漁獲高は年々減る一方・・・後継者の問題もありますし・・・・この先の展望に明るい材料といっても・・・」などなど

GGIら、このたびのエコツアーの御一行様は沖島で獲れた魚の料理を大いに楽しんで大満足であったのですが、組合長さんの話を聞いておりますと、事ははなはだ容易ならざる事態に至っていることをGGIはひしひしと感じてしまいました。

と申しますのは、沖島の漁師さんによる漁獲高はびわ湖全体の水揚げ量の半分を占めているからです。つまり沖島の漁業が廃れることは、ひいてはこれまで長きにわたり延々と続いてきたびわ湖の漁業が消滅しかねないことを意味しているのです。このようなことになれば、単にひとつの産業が姿を消したというだけにとどまらず、それに伴う文化もなくなってしまうことになります

無責任かもしれませぬが、エコツアーで気まぐれな観光客を集めたり、気まぐれに菜の花畑をいっぱい作るといったようなことでは・・・・それはちょっと違うのではないか・・・というのがGGIの偽らざる感想です。

あたりまえのことでありますが、さまざまな島外の関係者などの協力は必要であることは確かであるものの、島の将来はやはりよそ者ではなく島のみなさんが懸命に考えてということではないでせか。

今日の写真は沖島の中心地である沖島漁業組合の作業場から沖島漁港を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧になってください。

 なみあみあぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック

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