UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ああ、ゼンソク日記、ああ敬老の日・・・

2016-09-20 01:42:18 | 日記

先週の土曜日、9月17日、原発から出る放射性廃棄物の「地層処分セミナー」なるものに参加し、国のお役人にいろいろ質問したことを日記に記しました。

この日の午後も十時を過ぎた頃、半分居眠りしながら、今日は何となくつかれたなあ、高齢者向きの日ではなかったなあなどと思っておりしたら知人から電話がありました。

GGIさん、明日、日曜日の午後、龍谷大の深草校舎でカクカクシカジカがあるけれど行かない?」

カクカクシカジカというのは「取り調べの可視化と裁判員裁判:映像は真実を映し出せるか?」というシンポジウムのことであります。主催は京都弁護士会、冤罪救援センター、龍谷大学矯正・保護総合センター刑事司法未来プロジェクト、パネラーは「それでもボクはやっていない」という冤罪をテーマにした映画を作ったことがる映画監督、冤罪の研究を専門とする法学の先生や、心理学の研究者たちとのこと

根がナマケモノのGGI、役人を相手にしてちょっと疲れているのに、また明日もかあ、などと思わないわけでもなかったのでありますが、わざわざ知人が誘ってくれたことでもありますし、それにあいかわず冤罪事件が跡を絶たないご時世でもありますので、出かけることにいたしました

日曜日は雨でした。それでも200人近くの参加者でありました。ちょっとゼンソクの発作がでるかもしれないなあなとイヤな予感がしましたので、救急薬をポケットに入れて出かけました。

内容をお伝えしようとすると長くなるのですが、ごくごく簡単に圧縮して申しますと、冤罪を生み出す大きな原因のひとつは密室での長時間の取り調べで強引に自白させようとする捜査手法であるため、取調の現場をカメラや録音機で記録に残す「取り調べの可視化」が法的に制度化されたものの、大きな問題点が存在していることをテーマとしたものでした。

すなわち、裁判員裁判などにこの制度が導入されつつあるものの、いざこの制度を開始してみると、被疑者が罪を犯したかのようにできるだけ印象付ける映像を捜査陣・検察が作ろうとするような動きがあり、そのような映像が裁判で証拠として使われた場合、裁判官や裁判員が映像からうける印象で判断を誤る危険性があるのではないか、可視化の目的に反した、可視化の制度における本来の目的が逆用されるようでは本末転倒になりかねないのではないというのが、シンポジウムのテーマでした。

心理学者に言わせますと、映像が「真実」を映し出しているわけではないし、それに人間は見たいものしか見ない生き物であるとのことでありました。

シンポジウムの途中で少し喘息の発作がでかかったのでちょっと薬を使用、シンポジウムが終わったのは午後5時を過ぎておりました。雨が本降りになっていました。知人といっしょに最寄りのJRの駅まで戻ってきましたら雨はとても激しくなっていました。土砂降りです、雷が鳴り風が吹き、横殴りに降っております。

弱ったなあと思っておりました、知人がもうしました

「私はこれから京阪電車に乗りついで帰るつもりだけれど、君はここから歩いて帰ったら傘なんか役に立たないからびしょ濡れになるぞ、それよりここでしばらく雨宿りしていかない?」

「雨宿りかあ・・・」

「いや、ただ雨が小降りになるのを待っているのはつまらないから、ほらすぐ近くにある王将さんまで駆けていって、ビールなんかどう?」

「ああ、そういうことですか!それはまことに結構でござるなあ」

かようなしだいで、このお店で餃子その他を食しながら生中をのみました。知人が生中をのみ終わったときGGIは申しました

「この店、ワインもありますよ、チリのアルパカというワイン、結構美味ですよ、グラスワインなら一杯180円」

ワイン好きの知人はすぐに反応しました

「グラスワイン、一杯180円とは安い、それでは赤、白、ロゼと順番にいくことにしませう!」

これがいけなかったのでありました。体調がもう一つの時はアルコール類はゼンソクの発作を誘発しやすいのです。このことを忘れて、GGIもワインの杯を重ねてしまいました。

途中で喉がゼーゼー、発作が始まりかけたのであわてて救急薬で乗り切ったのでありました。そこへ別の某知人が偶然このお店に姿を現しましので「やあやあ、これは奇遇」などと、さらに盛り上がってしまいました。

午後9時ごろ、ようやく雨は小降り、席をたちました。知人たちと別れてフラリフラリとやっとこさの思いで庵に帰還しました。

帰りつきましたモーレツな眠気でしばしおねんね、小一時間して目が覚めましたら激しいゼンソクの発作が始まっておりました、あのアルコール類がいけなかったのであります

咳で出る、タンが出る、鼻水が出る、喉はゼーゼー、薬はあまり効きませぬ、ゼンソクの発作は寝た姿勢でいますと出やすいのです、そのため横になることもできず、椅子に座ったまま真夜中までときおり薬を使いながらウツラウツラ、その間に何回も手洗いにいったり、事態は最悪、夜も明けることになってからやや沈静化、ようやくベッドで少し体を横たえることができました

昨夜はほとんど眠れなかったなあ、今日はよくなるといいけどなあと思っておりましたら、午前9時ごろ、外に人の気配、のろのろとベッドから這い出して玄関へ。自治会の方が敬老祝いを持って来てくれたのでありました。最近は敬老の日は毎年コロコロ変わりますので、すっかり忘れていたのですが、昨日は敬老の日であったのです。まことにありがたきことです。

午後、わが賢妹が電話してきましたので、昨夜はゼンソクの発作で眠れなかったと申しましたら、「あのなあ、兄やん、喘息、気圧が低いとき出やすいのや」

「子どものゼンソクの場合はテキメン、気圧が低いと出る、そやから兄やんも昨夜ぜん息がきつかったのは気圧のせいやと思うとき、その方が気が楽やろ」などという無責任な返事でありました。そういえば台風が近づいています、気圧が影響するってほうとうでありませうか?

かようなしだいで、GGI、昨日はスーパーを定期訪問する意外は、敬老の日と療養日をかねて一日蟄居しておりました。何もやる気がでず、午後ボンヤリ、どうでもいいプロ野球の試合を大相撲を眺めておりました、夕食前にビールをちょっぴり口にしましたら、ゼンソクの発作が再発する気配、あわててビールの摂取を中止・・・・まだ、安心はできませぬ。

午後10時過ぎ、教育テレビ《100分de読書》で石牟礼道子の「苦界浄土」を放映していましたので、思わずみてしまいました。

敬老の日、無事生きながらえているだけでもありがたいと言うべきであり、自治会の方以外は誰もGGIを敬ってくれませんでしたが、まあ敬老の日というものはそのようなものでありませう・・・

グッドナイト・グッドラック!

コメント
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