依然としてトランプ氏が大統領選の敗北を認めない中、トランプ政権が11月19日に131年続いた慣例を破って政権移行期間中に死刑を執行したことが11月20日付けのAFP(デジタル版)や21日付けの朝日が報じていました。
米国における裁判制度は州レベルの裁判と連邦レベルの裁判のいわば二本立ての制度になっていますが、連邦政府による死刑執行は今年7月に17年ぶりに再会されてから、これで8人目になるとされています。また、米国司法省は20日夜に12月~1月にさらに3人の死刑囚の刑を執行すると発表しています。
米国では政権移行期間中は死刑を執行せず次期政権にその判断を委ねるのが慣例でしたがトランプ政権はこの慣例を131年ぶりに破ったのです。政権末期になって死刑執行を連発するとは・・・いったいどういうつもりなのでありませう・・・
また、今回の死刑執行は、コロナ禍のために刑務所内に感染者が多数でているために各州政府が州レベルの死刑執行を事実上中止しているという状況の中でことであるとされています。ㇳランプ政権の悪あがきはここに極まったというべきでありませうか・・・
死刑という野蛮な制度に絶対的に反対であり、死刑が執行される度に総理大臣と法相に対して抗議の意を表明しているGGIとしましてはまことにやり切れないニュースでありました。けれども、このこれらの報道で意外なことが、GGIも予期していなかったことが明らかにされていました
それは次期大統領のバイデン氏は死刑反対派であるということです。朝日の報道では以下のように報じられていました。
《バイデン次期大統領は自らのホームページで「1973年以降、死刑判決を受けた160人以上の潔白が後に証明された」と指摘。連邦政府による死刑の廃止と、各州政府への廃止の働きかけを進めることを公約に掲げている》
民主党大統領候補としての公約でありますから、民主党も党として正式にこの公約を認めていることを意味しています。大統領候補として死刑廃止を堂々と公約に掲げるとは、正直に申し上げて非常な驚きでありました。
と申しますのは、まことに残念の極みでありますが、このような事態は日本ではとても考えられないからです。みなさん十分ご承知のように日本には依然として死刑制度が存在しています。日本にもかつて死刑廃止議員連盟の代表を長きにわたり務めていた元警察官僚の亀井静香氏など個人的に死刑に反対している政治家は存在してはいるのですが、死刑を公約に掲げている政党はGGIの知る限り存在していません。あの山本太郎クンの「れいわ・しんせんぐみ」さんも掲げていないものと思われます。また国政選挙の場でも、死刑廃止を公約に掲げる候補者は皆無ではないかと思います。死刑問題は票にならないということでありませうか。以上のような意味からGGIはバイデン氏の勇気と見識に最大限の敬意を心から表明いたします。
現在、世界の約200の国(と地域)のなかで約3分の2の国が死刑を法制度上あるいは事実上廃止しています。また、いわゆる先進国の中で未だに死刑制度が存在しているのは米国と日本だけです。しかし、米国の場合は、今や全米50州のうち半分の25州において、死刑制度を廃止するか知事権限で事実上廃止しています。
バイデン氏が大統領に就任すれば、米国で死刑廃止に向けての動きがさらに進むことは確実でありませう。その結果、日本は国際社会から取り残され、ついには先進国のなかで唯一の死刑制度存置国となることも確実です。
EUはEUに加盟することを望む国に対して、三権が分立しているなど民主主義国家であることを求めています。より具体的には、死刑制度が存在してないことを求めています。EUが求める条件に照らせば、日本は民主義国家ではないのです。野蛮国なのです。
いまや死刑廃止は世界の潮流となっています。今年も国連総会第3委員会(人権)は11月17日、全加盟国に死刑の執行停止を求める決議案を賛成多数で採択しました。しかし、愚かなる日本政府は恥ずかしげもなく反対票を投じています
コロナ禍は依然として衰えておりませんが、いずれ終息の時を迎えるでありませう。しかしながら、日本の死刑制度はコロナよりも格段に執拗なのです。コロナごときはものともせずに、コロナ禍のなかをも生き延び、執拗に存在し続けるでありませう・・・
ところで、日本では今年、珍しいことに、コロナのせいではないかと思われますが、これまで一度も死刑は執行されていません。法務省は最近は、一年に2回、数名の死刑囚に対して絞首刑を執行することを常としています。ですから法務省の立場からすると、死刑執行に一年以上の空白期間が生じることは好ましからぬ事態ということになります、このため、冷徹でリチギな法務官僚はコロナに敗けずに年末までに一度は死刑を執行しなくてはと考えているのではないかと懸念されます。これは決して邪推などではありません。現在の法相はオウム関係死者の大量処刑を実行する前夜に「あかさか自民亭」なるところで安倍首相の傍らではしゃいで酒を飲んでいた上川陽子氏でありますから要注意です。
今日の写真は本文と関係ありません。わがガーデンのライトアップされたナンキンハゼさんを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
米国における裁判制度は州レベルの裁判と連邦レベルの裁判のいわば二本立ての制度になっていますが、連邦政府による死刑執行は今年7月に17年ぶりに再会されてから、これで8人目になるとされています。また、米国司法省は20日夜に12月~1月にさらに3人の死刑囚の刑を執行すると発表しています。
米国では政権移行期間中は死刑を執行せず次期政権にその判断を委ねるのが慣例でしたがトランプ政権はこの慣例を131年ぶりに破ったのです。政権末期になって死刑執行を連発するとは・・・いったいどういうつもりなのでありませう・・・
また、今回の死刑執行は、コロナ禍のために刑務所内に感染者が多数でているために各州政府が州レベルの死刑執行を事実上中止しているという状況の中でことであるとされています。ㇳランプ政権の悪あがきはここに極まったというべきでありませうか・・・
死刑という野蛮な制度に絶対的に反対であり、死刑が執行される度に総理大臣と法相に対して抗議の意を表明しているGGIとしましてはまことにやり切れないニュースでありました。けれども、このこれらの報道で意外なことが、GGIも予期していなかったことが明らかにされていました
それは次期大統領のバイデン氏は死刑反対派であるということです。朝日の報道では以下のように報じられていました。
《バイデン次期大統領は自らのホームページで「1973年以降、死刑判決を受けた160人以上の潔白が後に証明された」と指摘。連邦政府による死刑の廃止と、各州政府への廃止の働きかけを進めることを公約に掲げている》
民主党大統領候補としての公約でありますから、民主党も党として正式にこの公約を認めていることを意味しています。大統領候補として死刑廃止を堂々と公約に掲げるとは、正直に申し上げて非常な驚きでありました。
と申しますのは、まことに残念の極みでありますが、このような事態は日本ではとても考えられないからです。みなさん十分ご承知のように日本には依然として死刑制度が存在しています。日本にもかつて死刑廃止議員連盟の代表を長きにわたり務めていた元警察官僚の亀井静香氏など個人的に死刑に反対している政治家は存在してはいるのですが、死刑を公約に掲げている政党はGGIの知る限り存在していません。あの山本太郎クンの「れいわ・しんせんぐみ」さんも掲げていないものと思われます。また国政選挙の場でも、死刑廃止を公約に掲げる候補者は皆無ではないかと思います。死刑問題は票にならないということでありませうか。以上のような意味からGGIはバイデン氏の勇気と見識に最大限の敬意を心から表明いたします。
現在、世界の約200の国(と地域)のなかで約3分の2の国が死刑を法制度上あるいは事実上廃止しています。また、いわゆる先進国の中で未だに死刑制度が存在しているのは米国と日本だけです。しかし、米国の場合は、今や全米50州のうち半分の25州において、死刑制度を廃止するか知事権限で事実上廃止しています。
バイデン氏が大統領に就任すれば、米国で死刑廃止に向けての動きがさらに進むことは確実でありませう。その結果、日本は国際社会から取り残され、ついには先進国のなかで唯一の死刑制度存置国となることも確実です。
EUはEUに加盟することを望む国に対して、三権が分立しているなど民主主義国家であることを求めています。より具体的には、死刑制度が存在してないことを求めています。EUが求める条件に照らせば、日本は民主義国家ではないのです。野蛮国なのです。
いまや死刑廃止は世界の潮流となっています。今年も国連総会第3委員会(人権)は11月17日、全加盟国に死刑の執行停止を求める決議案を賛成多数で採択しました。しかし、愚かなる日本政府は恥ずかしげもなく反対票を投じています
コロナ禍は依然として衰えておりませんが、いずれ終息の時を迎えるでありませう。しかしながら、日本の死刑制度はコロナよりも格段に執拗なのです。コロナごときはものともせずに、コロナ禍のなかをも生き延び、執拗に存在し続けるでありませう・・・
ところで、日本では今年、珍しいことに、コロナのせいではないかと思われますが、これまで一度も死刑は執行されていません。法務省は最近は、一年に2回、数名の死刑囚に対して絞首刑を執行することを常としています。ですから法務省の立場からすると、死刑執行に一年以上の空白期間が生じることは好ましからぬ事態ということになります、このため、冷徹でリチギな法務官僚はコロナに敗けずに年末までに一度は死刑を執行しなくてはと考えているのではないかと懸念されます。これは決して邪推などではありません。現在の法相はオウム関係死者の大量処刑を実行する前夜に「あかさか自民亭」なるところで安倍首相の傍らではしゃいで酒を飲んでいた上川陽子氏でありますから要注意です。
今日の写真は本文と関係ありません。わがガーデンのライトアップされたナンキンハゼさんを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
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