9月27日、「国葬」なるものが行われましたね(あれは「国葬」ではなく「国葬儀」であるとの言説もありますが、いずれにしても似たようなもの、主催者の気持ちは「国葬」でありませう)。。
国葬に賛成であれ反対であれ、良くも悪くも国民の皆?さんがが待ちに待った国葬でありました。GGIも待ちに待っておりました。栄えあるわが日本の一市民として本場英国の国葬のくらべて果たしてどうであろうかと気にかかっていたからです。このため、テレビで見物いたしました。
エリザベスさんの国葬について先日の日記に書きましたが、英国対日本の国葬ゲームはまあ10対1以上の大差、日本は危うくコールドゲームで負けになるところであったと申してよいでありませう。ひと目で安っぽい張りぼてであることがわかる武道館の舞台装置、空疎なきまりきった故人を讃える長ったらしい弔辞、ダラダラと締まりなく続く献花などなど、残念ながらひとめで勝負あったというところでありました
しかしながら、ただ一つだけ、英国の国葬よりも目を見張らせたシーンがありました。それは憲法でいかなる戦力も保持しないと誓っている我が日本の実質的な軍隊であるところの自衛隊、その儀仗隊の堂々たる存在でありました。
安倍元首相の家族葬のとき、安倍氏の実弟である岸防衛大臣が勝手に儀仗隊を配備、霊柩車を見送らせたと報じられていましたが、国葬の式場に於ける儀仗隊の行動はそのような控えめな存在ではありませんでした
安倍氏の遺骨が安倍夫人から岸田首相、岸田首相から3人の儀仗隊員に手渡され祭壇中央に安置されたあと皇族の御一行様が入場・着席、次いで式典の開始が告げられ、間をおかずに、式場中央の広い通路に、突如、銃を手にした白装束の一団が堂々と行進(侵攻?)してきました。自衛隊の儀仗隊です。
6列縦隊でおよそ百名ほどの隊員すなわち兵士たちが軍靴の音を高らかに響かせ行進、わが軍の親分、自衛隊の大元帥閣下であった安倍氏の遺影を前に、最高の敬意を意味する敬礼すなわち「捧げ銃」(ささげつつ)を行い、そのあと回れ右、大元帥閣下の遺影にお尻を向けて式場から出ていきました
(「捧げ銃」というのは小銃を手にしての敬礼のこと。ウィキペディアさんによると「左手で銃の中央部を持ちながら上に引き上げて体の中央で構え、右手で銃の下部を持つ」とされています。武器であるところの銃を掲げるとは、考えようによっては国威を、すなわち「軍」の存在を人々に印象付けるためのまことに幼稚なる行為ですが、きわめて効果的であることは確かです)
式場の中央を占拠した白装束の一団の姿は、少なくとも視覚的には圧巻であり、違憲・合憲問題を吹き飛ばすような、自衛隊の存在を強烈に印象付けるものでありました。
今日の写真は「捧げ銃」を行った後式場から退出する儀仗隊のみなさんの姿です。テレビの画面を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。白装束に白マスク、何やら不気味でもあります。ただし、儀仗隊諸氏の軍服、デザインはグッドではあるとは申せません
このたびの国葬の是非はともかく、この国葬を結果的に一番歓迎したのは防衛省と自衛隊の関係者諸氏でありませう。めったにない国家の大イベントに堂々の登場、戦後この方、これほどの晴れの部隊は自衛隊にはこれまでなかったからです。
自衛隊のみなさん、国葬という晴れの舞台を用意してくれた岸田首相に感謝しませうね。大の軍事オタクであり、ひたすら軍備の増強により世界の大国に伍することを願っていた安倍氏もさぞかしご満悦のことでありませう・・・
GGIはいちおう国葬反対の岸田首相あてのハガキを若干ばら撒いたりはいたしましたが、たとえ身から出た錆ではあるとしても、安倍氏、まこと気のどく極まるな最期であったことには変わりはありませぬ。ですから、弔意表明なんか不要という知人たも少なからずいましたがGIはテレビの前で若干の適切なる弔意を表明したのでありました。
なもあみだぶ・」なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
国葬に賛成であれ反対であれ、良くも悪くも国民の皆?さんがが待ちに待った国葬でありました。GGIも待ちに待っておりました。栄えあるわが日本の一市民として本場英国の国葬のくらべて果たしてどうであろうかと気にかかっていたからです。このため、テレビで見物いたしました。
エリザベスさんの国葬について先日の日記に書きましたが、英国対日本の国葬ゲームはまあ10対1以上の大差、日本は危うくコールドゲームで負けになるところであったと申してよいでありませう。ひと目で安っぽい張りぼてであることがわかる武道館の舞台装置、空疎なきまりきった故人を讃える長ったらしい弔辞、ダラダラと締まりなく続く献花などなど、残念ながらひとめで勝負あったというところでありました
しかしながら、ただ一つだけ、英国の国葬よりも目を見張らせたシーンがありました。それは憲法でいかなる戦力も保持しないと誓っている我が日本の実質的な軍隊であるところの自衛隊、その儀仗隊の堂々たる存在でありました。
安倍元首相の家族葬のとき、安倍氏の実弟である岸防衛大臣が勝手に儀仗隊を配備、霊柩車を見送らせたと報じられていましたが、国葬の式場に於ける儀仗隊の行動はそのような控えめな存在ではありませんでした
安倍氏の遺骨が安倍夫人から岸田首相、岸田首相から3人の儀仗隊員に手渡され祭壇中央に安置されたあと皇族の御一行様が入場・着席、次いで式典の開始が告げられ、間をおかずに、式場中央の広い通路に、突如、銃を手にした白装束の一団が堂々と行進(侵攻?)してきました。自衛隊の儀仗隊です。
6列縦隊でおよそ百名ほどの隊員すなわち兵士たちが軍靴の音を高らかに響かせ行進、わが軍の親分、自衛隊の大元帥閣下であった安倍氏の遺影を前に、最高の敬意を意味する敬礼すなわち「捧げ銃」(ささげつつ)を行い、そのあと回れ右、大元帥閣下の遺影にお尻を向けて式場から出ていきました
(「捧げ銃」というのは小銃を手にしての敬礼のこと。ウィキペディアさんによると「左手で銃の中央部を持ちながら上に引き上げて体の中央で構え、右手で銃の下部を持つ」とされています。武器であるところの銃を掲げるとは、考えようによっては国威を、すなわち「軍」の存在を人々に印象付けるためのまことに幼稚なる行為ですが、きわめて効果的であることは確かです)
式場の中央を占拠した白装束の一団の姿は、少なくとも視覚的には圧巻であり、違憲・合憲問題を吹き飛ばすような、自衛隊の存在を強烈に印象付けるものでありました。
今日の写真は「捧げ銃」を行った後式場から退出する儀仗隊のみなさんの姿です。テレビの画面を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。白装束に白マスク、何やら不気味でもあります。ただし、儀仗隊諸氏の軍服、デザインはグッドではあるとは申せません
このたびの国葬の是非はともかく、この国葬を結果的に一番歓迎したのは防衛省と自衛隊の関係者諸氏でありませう。めったにない国家の大イベントに堂々の登場、戦後この方、これほどの晴れの部隊は自衛隊にはこれまでなかったからです。
自衛隊のみなさん、国葬という晴れの舞台を用意してくれた岸田首相に感謝しませうね。大の軍事オタクであり、ひたすら軍備の増強により世界の大国に伍することを願っていた安倍氏もさぞかしご満悦のことでありませう・・・
GGIはいちおう国葬反対の岸田首相あてのハガキを若干ばら撒いたりはいたしましたが、たとえ身から出た錆ではあるとしても、安倍氏、まこと気のどく極まるな最期であったことには変わりはありませぬ。ですから、弔意表明なんか不要という知人たも少なからずいましたがGIはテレビの前で若干の適切なる弔意を表明したのでありました。
なもあみだぶ・」なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!