隣国の柿の実軍を迎え撃つ我が精鋭部隊、サザンカ軍団は・・・

前々回の日記に隣の柿の木がわが庵の領空奥深く侵入、いまにも柿の実軍の空爆がはじまりそうだと書きました

 この柿の実クンたちの侵攻をGGIはただ指をくわえて眺めているだけなのか、明らかなる敵軍の侵入を傍観するとは、非国民、平和ボケではないか、あのクソの役にもたたない第九条の戦争放棄条項なんか放棄してしまえ、これから流行するかもしれない「積極的平和主義」とかいう中身がどうでもなりそうな便利なスローガンのもとに柿の実軍と戦うべきではないか、などいろいろな声が聞こえてまいります、でも、ご安心下さいませ

 知性と教養と叡智に満ち満ちたGGIは、有史以来連綿と続いている愚かなる戦争の連鎖に終止符を打つべくエレガントな防衛手段を用意しているのであります

 わが勇敢なる国防軍の忠良なる精鋭部隊、その名は「サザンカ部隊」、すなわちわが庵のサザンカ君たちが柿の実軍との戦いに備えているのであります、今年は例年になくわが庵のサザンカ君たちは元気がよく、庵の垣根に全面展開しております

 ここでいつもながらお手数ですが、写真をクリックしてわが精鋭部隊、サザンカ軍団の勇姿をご確認くださいませ、柿の実軍は画面の外、左上方、数メートルの上空に迫っております

 どうやってサザンカ軍は柿の実軍と戦うのだとおっしゃるのですか？いい質問です、ベリーグッドなクエスチョンです、それはですねえ・・・みなさんが想像もつかない方法によってであります・・・

 柿の実軍が襲ってきたならばサザンカ君たちは栄えある日本文化の伝統、そのオモテナシとやらの精神にしたがって、ひたすら花と散るのであります、むかしから散華なんて言うではありませんか、オモテナシ精神の真髄は散華の思想であります

 それでは散ったササンカ君たちは「御英霊」になるのかとおっしゃるのですか？とんでもございません、それにしても、英霊に御を付けるなんて、君ねえ、ものを知らん輩やなあ、先日はあのアベ君も「御英霊」なんて言っていたけれど英霊に御を付けるなんて、アホ丸出しですよ、英雄に御を付けたりするバカはおらんでしょう！ネエ、アベ御総理大臣様、そうではありませんか？

 話をごまかすな、英霊にならなかったら、いったい何になるんだとおっしゃるのですか、いい質問です、とてもいいクエスチョンです、とても・・・何になるとお思いになりますか・・・・えぇぇ・・・それはですねえ、英霊ではなく・・・そうだ、　精霊になるのであります！そうなんです、精霊になるのです！

 グッドナイト・グッドラック！

己が身にひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ・・・・

前々回の日記に東本願寺さんのことを記しましたが、GGIがお東さん界隈をぶらついていたのは、12月24日、つまりクリスマス前日のことです

 何をしにぶらついていたかと申しますとお東さんの参拝接待所ギャラリーなるところで開催されている展覧会を見にいったのであります、主催者は真宗大谷派（東本願寺）解放運動推進本部

 人権週間ギャラリー展《いのちの表現展》－己が身にひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ－

 死刑囚と呼ばれる人々の手になる絵画、詩、短歌、俳句などが展示されていました。絵画作品は数十点、すでに死刑が確定した人、控訴審中の人、すでに刑を執行されて故人となってしまった人々の作品です

 絵画作品はキャンバスでいえば100号とか200号ぐらいのとても大きなものもあるのですが、拘置所の独房のなかではそんなおおきなものを描くことは許されません、ですから大きな作品の場合は、獄中で描かれた画用紙大のものが何枚も展覧会の主催者のところへ送り届けられ、主催者がそれをつなぎ合わせて大きな作品に完成させたそうです

 この日の午後、お東さんの宗務所で死刑問題に関するシンポジウムも開催されましたので、GGI、シンポジウムも聞きにいきました。そこで主催者の方が冒頭に記しました「己が身にひきくらべ・・・」の意味を以下のようにお話しになりました

 《日本において、国民のほとんどが死刑の執行を支持していると考えられます。しかし死刑執行を支持するこの「国民感情」の中身は、「被害者やその遺族のため」という「正義」を盾にした私たち人間の中にある恨みや報復、制裁という「暴力」を正当化する心です。そこでは奪われた被害者の命に対する悲しみや慈しみの心は置き去りにされています。そして、犯罪を起こした者の命を奪う死刑の執行は、法に基づくものであれ国による殺人であることには変わりがなく、私たち人間が取り返しのつかない罪をさらに重ねることに他なりません。死刑の執行は、罪深い人間の闇を自己に問うことなく、罪を犯した人間を排除しただけであり、遺族の救済や問題の解決にはつながっていきません。

　「法句経」（ダンマパダ）には「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ」という言葉が「ブッダの真理の言葉」として伝えられています。「己が身にひきくらべて」とは、一度、殺される側に立ってみるということです。その恐怖を前に国によって奪われる命から目をそらさず、死刑によって続く暴力の連鎖を終わらせなければと、釈尊から願われているのです。死刑が確定した人は私たちと無縁の存在ではありません。》

 よろしければ写真をクリックしてご覧くださいませ。「個人教誨願」と題された、2011年10月に死刑が確定し、福岡拘置所に収監されている人の作品です。

 グッドナイト・グッドラック！

 

はるか防空識別圏の彼方に・・・あるいは民法のお勉強・・・

今年大流行の防空識別圏、英語では長ったらしくて、Air Defense Identification Zoneというそうですが、冬になっても大元気の隣家の柿の木、まだいっぱい実をつけたままで、堂々とわが防空識別圏を無視しております

 ここでお手数ですが写真をクリックして柿の実クンたちの元気ぶりをご鑑賞くださいませ、あきれるばかりに実がいっぱいなっております

 この柿の木クン、わが防空識別圏をとっくに突破して八重葎庵領空に達しております、写真の右半分は明らかに領空侵犯であります

 この柿君の枝ぶりと熟し具合を見ておりますと、今にも柿の実爆弾の空爆が始まりそうですが、そうはなりませぬ、ほどよい熟し具合になって野鳥君たちのご馳走になるからです

 でも、領空侵犯だからといって、隣家の敷地から飛び出ているこの柿の木を勝手に切ったりしてはいけないのだそうです、いつだったか法律に強い知人が申しておりました

 あのなあ、垣根を越してこちら側に飛び出している木の枝、これをジャマだからと勝手に無断で切り落としたりしたら、法律違反になるんや、領空侵犯や言うてスクランブルかけるのはええけど、撃墜なんかしたら違法というわけ

 ほんとかなあと思っておりましたが、ほんとうでありました

 民法第233条

1. 隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
2. 隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。

ですから、どうしてもジャマな場合には、隣家に自費で切り落とすよう裁判所に命じてもらうことができるのだそうであります、でも木の枝は勝手に切ったらダメだけれど木の根っこはいいというのは、分かったような分からないような・・・法律ってヘンなものだなあなどと考えておりましたら、隣家の木の根っこで悲惨な思いをした記憶が突然GGIの脳裏に浮上いたしました

いまから何年も前、まだ旧八葎庵であったころの話です、あるとき我が水洗トイレの水がほとんど流れなくなり、わが○○○なんかが宇宙遊泳ならぬ水中遊泳という悲惨な事態が突然出現しました、どうやら下水が詰まってしまっているようでした、あちこちガチャガチャ触ってみたのですが浮遊物は浮遊物のまま、依然としてプカプカと遊泳、気は焦るばかり、これはエライコッチャ・・・・

 それであわてて、この手のトラブルを扱っている業者さんを電話帳で探し出してきてもらいました、そうしましたらさすがプロであります、ざっと下水溝の位置を眺めてから、すぐにわが庵の敷地内にある小さなマンホールの蓋を開けました

「やっぱりそうやった、ほら、見てください、となりの木の根っこが下水溝の壁を破って中にこんなに入りこんでるでしょう、これで詰まってしまったんや、古い家ではこのようなトラブル多いんですよ、京都や湖国の民家ではよくあることです」

 業者さんはマンホールの中に不法侵入してきた木の根っこを切断して始末してから、大型の車に積んであるコンプレッサーを動かして下水溝に高圧の水を放水しました、しばらくすると無事全線開通、メデタシ、メデタシでありました

 今夜はヘンな話になりましたが、みなさんもどうかお気をつけくださいませ

 グッドナイト・グッドラック！

東本願寺さんのヘンな日本語・・・そしてよく分からない英語・・・

先日、東本願寺さんの前を通りました。いま本願寺さんは大修復工事の最中でいくつものお堂がビルディングと化しております

本堂も現在、「真宗本願阿弥陀堂御修復」なるものが進行中ですが、お寺の塀に大きな看板が掲げられており、標語らしきものが記されていました

 ここでお手数ですが写真をクリックしてご覧くださいませ、堀の彼方に見えるビルディングは修復中の本堂です

 《今、いのちがあなたを生きている・・・Now, life is living you》

 この標語、GGIには意味がよく分かりませぬ、ヒネクレものであるせいでしょうか、素直な気持ちの持ち主はスッと理解できるのかもしれませんが・・・

 いのちがあなたを生きている・・・これは日本語ではないというのがイチャモン名人GGIの見解です、意図的に日本語を翻訳調、すなわち直訳調にするということはあるのですが、そうだとしてもこれは行き過ぎではないでせうか？

 「あなたを生きている」なんていきなり言われましても、GGIといたしましては、そんな断りなしに勝手に生きられてもなあ、なんて困惑するのみなのであります

 それとも、ここでいう「いのち」とはDNA君たちのことかもしれませんね、DNAなどを指して利己的な遺伝子ということがありますので、DNA君などのことであると考えると理解できないこともないからです、

 「利己的な遺伝子」というのは、人間を含む生物というものはすべて、遺伝子と言う名の利己的な存在を生き残らせるように盲目的にプログラムされているロボットのようなものだという考え方です。この考え方によれば人間の生命もいわばDNAクンたちが生き延びるための媒体に過ぎないということになります。ですからこの標語の「いのち」がDNAクンたちを意味していると考えますと、なんとなく「いのちがあなたを生きている」ということは分からないでもありません、すなわち、利己的なDNAクンたちが勝手にGGIの中で生きている、という意味だと理解することが可能だからです

 英語のほうも、ほんとうにこのような表現があるのか、浅学なるGGIにはよく分かりかねます

 確かにliveには他動詞の意味もあります、目的語を伴って使われることがあります、live a lie・・・偽りの生活をする　live a life of ease・・・安楽な生活を送る、といったように、ですから、おそらくlive youという言い方もあるのでありませう

 したがって、まあ、この英語は日本語で表現するならば、上記の「いのち」＝利己的な遺伝子という説はともかく、もっと素朴に考えますと

 いのちが今あなたのなかに生き生きと脈打っている、とでもいった意味でありませうか、よくはわかりませぬが・・・・これでは長ったらしいので「いのちがあなたを生きている」としたのかもしれませぬが、これではなんともこなれの悪い日本語であることを確かでありますせう

東本願寺さん、どうかブッダ様とは縁なき衆生であるところのGGIを悩ませないでくださいませ・・・・

 英語に強い聡明なる方の講釈と名訳を期待いたします

などと書いてから昨夜は寝てしまったのでありますが、今朝になって、もう一度考えなおしてみました、そうだ、このスローガン、受け身で表現したらどういうことになるのか・・・

「いま、いのちがあなたを生きている」⇒「いま、GGIはいのちに生きられている」・・・・ここで若干飛躍して考えますと、この「いのち」なるものは宗教者の方々のお考えによりますと、当然ながら神さま、仏様がお与えくださったものということになりますから、結局のところ、この東本願寺さんのスローガンの意味するところは、GGIがいま生きているのは神さまあるいは仏様がお与えくださった命のおかげですよ、という、平凡なといえばまことに平凡なと言うべき、しかしながら信仰なき者には理解が容易ならざる意味なのではなかろうかと愚行するしだいです・・・・

これは、やはりやっぱり信仰なきGGIにはわかりかねるスローガンであるというべきでありませう

 グッドナイト・グッドラック！

前期高齢者後期のオッサンには世の中分からないことだらけ、でも・・・

今日はクリスマスでありました、信仰なきGGIにはクリスマスなんて何でもない一日に過ぎないのですが、ズボンのポケットに手をいれましたら現ナマがほとんどないことに気づき、JR駅前の郵便局にお金を出しにいきました

 天気晴朗、寒いけれど気持ちのよい一日でした。郵便局の近くにネールサロンなるものがありました、お店の前に立てられた小さなタテカンに何やらカラフルにゴチャゴチャ書いてあります

 ここでよろしければ写真をクリックしてご覧くださいませ、ネールサロン屋さんの、つけまつげか何かの宣伝です、結構なお値段のようです

 でも、書かれている内容がGGIにはさっぱりわかりませぬ

まつげエクステ、何のこっちゃ、エクステはエクステンションのことでありませう、自分のまつげに新しいの付けて延長するということかな？よう分からんなあ、１００本まで4200円、1本1本まつげを付けていくのかいな、ご苦労なことやなあ、1本40円、シガレットよりも高いなあ

 それに、下まつげ（つけ放題）2100円、っていうのも分からんなあ、上まつ毛は本数で値段が違うのに下まつ毛はつけ放題というのは分からんなあ・・これなら、今日はカネないから下まつげだけいっぱいつけることにするか、なんて考えるヒトもいるんじゃない？それにつけ放題といってもたくさんつけりゃいいってもんでもないやろ・・・

 もっと分からんのはデジタルまつげパーマであります、まつ毛がデジタルってどういうこっちゃ、でありますが、インタネットさんに尋ねましたら、デジタルというのはどうやら形状記憶の意味だそうであります、つけたまつ毛にパーマをかけて形状を記憶させるのでありませうか

 まあ、この年になっても知らないことだらけだなあと思ったのですが、かのソクラテスさんは「無知の知」などと言っております、論語にも「知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす、これ知るなり」などと書かれております、ですから、GGIがつけまつげ界のことを何も知らないことは恥ずかしいことではありませぬ、知ったふりをするのがいけないのです、つまり、つけまつげ界のことはさっぱり知らないなあということを知ることが大切なのであります、そうすることで真の賢者になることができるのであります

 アホか、GGI、つけまつげぐらいのことで何をタワケタこと抜かしてるんや！などと、外野席から声が飛んできそうでありますが、真実は真実、真実はただ一つ、人類はみな兄弟であります・・・・

 GOD　BLESS　YOU！

 グッドナイト・グッドラック！