昨日、朝食をお昼過ぎに完了して、なんとなく朝刊をパラパラ眺めておりましたら電話がなりました。先日の日記に書きました発明研究会「うちでのこづち」の会長からでありました
「会長さん、お元気ですか」
「元気かどうかはともかく、GGIが先日言っていた風力自動車のこと、ちょっとネットで調べてみたら、一件だけ特許みたいなものがあったぞ」
「えっ、ほんまか、やっぱり俺が思いつくぐらいやからなあ・・・」
「でも、中身はチャチ、自動車のような四輪車のようのものの後部に風車みたいなものをつけだだけや、GGIのアイディアのほうがグッドや、もうちょっと調べてみることにする」
「おおきに、風力発電、自動車というキーワードで、もっと本格的なものるがどうか、調べてみてくれ」
「わかった、ところでなあ、オレ、三日ほど前に歯抜いたんや、十二本ほど一気に、市民病院で。抜いた後一日だけ入院して帰ってきた」
「えっ、十二本も一気に?!大丈夫か?いったいどうしたんや」
「まえから歯のかみ合わせが悪くて、近頃は肉なんか細かくなっていないと食べられんようになっていた、それで思い切って入れ歯にすることにしたんや」
「麻酔して抜いたのか?」
「そうや、局所麻酔と違う、全身麻酔で一気に十二本や、そやけどなあ、オレ、もういつ死んでもええと思っているから平気、だからオレ、病院でアレコレいろんな検査してもらったり治療したりしてもらうの、大好きや、病院には興味津々、何にも怖いことなんかあらへん」
この知人、GGIと同じ年ですが、数年前に二階の物干し台から転落して背骨と足首あたりを大骨折、昨年は前立腺ガンで手術、まだオシッコがすこし漏れるんやなどと申しておりましたら、今度は一挙十二本という荒業、とご難続きでありますが、そのたびにたいして気にするようすもなく元気に生還、数日たったら抜糸して入れ歯をつくるのだそうであります
やれやれなんとも元気なオッサンやなあと思って電話を切ってから近くのスーパーに行きました。いつもながら意味があるのかないのか定かならぬものを店の隅っこにあるコピー機でたくさんコピーしてから、すこし買い物をしようと店内をブラブラしておりましたら、ここしばらく見かけなかったお菓子が駄菓子コーナーにおいてありました
ひと月ほど前にこの日記でご紹介いたしましたGGIの好物「ビッグサンダー」がおいてあったのです(http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20160319を参照)
実は先日、レジのオバちゃんにGGIは言っておいたのです。
「あのなあオバちゃん、駄菓子のコーナーに以前はビッグサンダーというお菓子、チョコレートに上に何か甘ったるいものをコーティングしたお菓が売っていたけど、このごろさっぱり見かけんなあ、あれオレ大好なんや。誰かが買い占めているのかなあ、あのお菓子、頼むから仕入れておいてなあ」
「いつもありがとうございます。わかりました、係の者に必ず伝えておきます」
このスーパー、最近GGIに電力を売ってくれることになった平和堂さんの対応はリッパでありました。「お客様のご要望」にシッカリ応えてくれたのです。昨日行きましたら駄菓子コーナーにちゃんと10個ほどビックサンダー君たちが鎮座しておりました。GGIは嬉しくなって3個まとめ買いをしてしまいました
今日の写真はこのビッグサンダー君たちを撮ったものです。どうかクリックしてご覧になりヨダレを垂らしてくださいませ。
ところが庵に帰ってきてサンダー君の包装をよく観察しましたら、以前のモノとは若干異なっていることに気づきました。以前のものは「ビッグサンダー」、さきほど買ってきたのは「ビッグサンダーⅡ」となっております。そして小さな字で「黒い巨雷神、エピソードⅡ」となかなかシャレたことが書いてあるのです。また「近未来的食感、圧倒的な食べごたえ」とも記されています。誇大妄想的なオーバーな表現がなかなかステキであります
GGI、これを見て謎が解けました、ビッグサンダーをしばらく売り場で見かけなかったことの理由が分りました。この間、製造元、有楽製菓さんの豊橋夢工場では、ビッグサンダーのニューバージョンを発売すべく努力が傾けられていたのであります!きっとそうであります、夢工場さん、ありがとう!
かようなしだいでさっそくビッグサンダーⅡ君を味わっておりましたら、また電話がなりました。湖北の町に住む知人からでした
「GGI、元気か?あのなあ、例の市の廃棄物処理施設のダイオキシン基準値超過問題、あのことに関する情報公開請求の異議申立て、情報公開審査会が市民の言ってることは正しいと市長に答申したので、やっと今日、市長が降参、全面非公開としていた公文書を全面的に公開しよった。市民側の完全勝利や!ついては連休明けにでも記者会見するので、そのときは来てくれ」
この日はじめてのまともな用事の電話でありました。この異議申立てに際して、GGIがネチネチとヘリクツをこね回して申立書を書いたのでありました。まあ、この情報公開請求問題、市長が国家賠償法に基づき元職員に損害賠償請求を行うと息巻いているという厄介な問題が存在しているのでありますが、まずは一歩前進ではあります。
あの湖北の町のタワケ市長は難物だなあと思っておりますうちに春の日が暮れてきました。今日も雑駁な一日であることよなあ、春なのに何だかウツウツとするなあ、老人性うつ病のはじまりかなあ、夕食の準備もメンドウやなあなどとウジウジしておりましたら、またしても電話がなりました
「おいGGI、生きてるか、先日の○○新聞にお前の写真が載っていたぞ!知らんのか?」
この○○新聞は名古屋に本拠をおく地方紙であり、湖国では湖東のほうでは結構売れているのですが、湖都がある湖南や湖西ではさっぱり売れていない新聞でありますのでGGIが知っているはずはありませぬ。
「知らんけどなあ、でもなあ、オレ、男前やろ、シティボーイやろ、そやから時おり盗撮されてしまうんや、以前にも県庁内の食堂でタータンチャックの赤いマフラーをなびかせてぶらついているところ読売新聞に盗撮されてしまったことがある、オレはまったく知らんかったのやけど、首都圏で暮らしている我が賢い妹がネットで偶然読売の記事見つけて電話してきので初めて知ったのや、《おい愚兄のアニやんよ、用事もないのに昼の日中からみっともない格好してどこをぶらついているのや、うち恥ずかしわ、一家の恥さらしや、そのマフラー、何年も洗濯もせんと垢だらけやろ!》」
「まあ、そんなヨタ話はどうでもいいけど、あのなあ、GGIが例の虹の七色の旗、レインボー・ピースフラッグを持っている姿が写っているぞ、背景にびわ湖が写っている」
「ああそうか、わかった、それなら先日デモやったときの解散地点での写真や、そう言えば新聞記者が一人、うろついていたなあ、わが麗しの琵琶湖を背景に絵になる人物がいないかなあ、この旗持った人品卑しからぬ人物、結構知的でハンサムだから写真に撮っておこうというわけで盗撮したのやろう、まあ断らずに撮るとは失礼やけれど、苦しゅうない、許してつかわすということにしよう」
「何をGGIはとぼけたこと言ってるのや、この写真、見れば分ると思うけれど、湖を背景に春風にたなびくレインボーフラッグが大きく写っていて、GGIは付けたしみないなものや、フラッグと春の琵琶湖が主役、おまえはわき役、わかったか!」
「そうか、なかなかいいこと言ってくれてありがとう、でもそれは真実にあらずや、イラク戦争のときイタリアの反戦運動で使われて世界的に知られるようになった由緒あるこの七色のレインボーフラッグ、やはりそのイメージにぴったりの人間が持たないと意味がないのや」
(レインボーフラッグをご存じでない方は、以前の日記で紹介しておりますので、以下のサイトをご覧になってくださいませ http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20141005 )
「イメージにぴったりってどういう意味や」
「春風のように爽やかで颯爽としていて男前で正義感に燃えていて清潔で・・・」
「おいGGI、何寝言をほざいているのや、だいたいなあ、オマエ、なんてダラシナイ服装してるのや、恥ずかしくないか!おまえのジャケット、まるで体に合っていないやないか、大きすぎてダブダブやないか」
「あのなあ、GGIさまはシティボーイなの、おまえと違ってセンスがええのや、ピッタリ体にあったジャケットなんか体にワルイ、そんなジャケットなんか着るより、大きめのジャケットをゆったりと着こなす、これがシティボーイのオシャレの極意なんや」
「そうかあ、まあ、GGIに恥を知れといってもカエルに面になんとかや、それならせいぜい、ゆったりダラダラ生きてくれ」
かくして、つつがなき春の一日が暮れていったのでありました。
グッドナイト・グッドラック!