プーチンさん、いきなりお手紙を差し上げ失礼します、
プーチンさん、とにかく戦争なんかやめてください!
戦争は人殺し、まちがった戦争には勝てません
おまえは誰だとおっしゃるのですか?私どもは世界的な仲良しクラブ「ヨッサリアン脱戦クラブ」のウクライナ問題臨時特別代表を務めておりますGGI(じじい)という者です。
ヨッサリアンというのは第二次大戦の隠れた英雄(あるいは「キャッチ22」という戦争小説の主人公です。「キャッチ22」という言葉は英語の辞書にも掲載されている単語です)、くわしいことは「ヨッサリアンのあほ日記」というブログをご覧になってください
とにかくですね、戦争はやめてください!すぐにやめてください!
と申しますのはウクライナ情勢がややこしくなりはじめたとき、悪魔のごとき某知人に「プーチンは戦争をするか否か、賭けをしよう、敗けたほうがランチをおごること」と誘惑されて、おもわず「ではオレは戦争しない方に賭ける」と言ってしまったのです。プーチンさん、明日にでも戦争をやめるとおっしゃるならば別ですけれど、このままいけば、私は賭けに敗けてしまってランチをおごらなければならないハメに陥るのです。それは困るのです、プーチンさん、あなたのおかげで私はとんでもないことになるのです
だから、どうかお願いです、戦争、やめてください!!
いかなる事情があれ、戦争は最悪の選択です。
プーチンさん、あなたがこのまま戦争を止めないならば、勝っても負けても確実にあなたの命を縮めることになります。勝ったとしても勝利は長続きしないでありませう、国内外は不安定になり、人々は不安に包まれ、ロシア市民による反戦の声はおさまることなく、あなたは孤立無援、重度の不眠症かアル中になります。敗退したならば悔しさのあまり、オツムの血流が乱れてあの世行きになりかねません
プーチンさん、私はあなたのお気持ち、よく分るのです。ウソではありません。だってロシアとウクライナは歴史的にも民族的にも文化的にも長い間とても近い関係にあったからです。二次大戦ではロシアとウクライナは共にソ連邦のもとでナチスと戦い勝利したではありませんか、いわば兄弟関係あるいは親戚関係といってもよい関係だったのです。ですから、ウクライナがロシアの存在を念頭においてNATOのさらなる拡大を意図した西側の誘いに乗って、NATOに加わりたいなんて、とっても許すことができない、耐え難いのでありませう。耐え難きを耐えるわけにはいかないというお気持ちはよく分りるのです
バイデン氏をはじめ欧米の大国のトップは何もわかっていないです。このたびの紛争は、たとえばバイデン率いる米国の兄弟国ともいうべき隣国カナダがある日だしぬけに「バイデンちゃん、ながらくお世話になりましたが、ボクちゃん、NATOをやめてプーチンさんのほうの同盟関係に加わることにします」などと言い出したとの同じことであるということ、このことがまったくわかってないのです・・つまり、逆の立場になったらどういうことになるかということを考えたことがないのです、考える気がないのです。メディアのみなさんも大半は同じです・・・
もしカナダがそんなことを言いだしりしたら、バイデンさん、ショックで腰を抜かし、脳に発作を起こして再起不能かなんかになりかねませぬ。このような考えれば、ロシアにとってウクライナ問題がいかに深刻極まる困難な問題であるのかは誰でもすぐに分るはずなのです。それにも関わらず、欧米の大国のトップのみなさんは自分たちが行っていることの意味を全然理解していないのです。だからこんなことになってしまったのです。ですからプーチンさんのお気持ちは分る過ぎるぐらい私にはわかると申し上げているのです。
でも戦争はイケマセン、どう言い訳しようが戦争は要するに人殺しです、絶対にイケマセン、最悪です、やめてください!
とにかく戦争はやめてください!
米国をはじめとした欧米の大国があつかましいのは今に始まったことではありません。このたびのこともそうですが、第二次大戦後、米国はわざわざ遠く離れたところまでアッチコッチへ出張って行っては、ゴタゴタを起こすのです。アフガン・イラク戦争もそうでしたが、たとえば近頃は、中国の態度がでかいからといって、遠く太平洋を隔てた南シナ海まで出張っていって、勝手に「自由の航行作戦」だと気勢をあげて軍艦なんかを派遣していますが、この場合も、逆の立場だったらどういうことになるかということをまったく考えたことがないのです。そんなことは思いもつかないのです。想像力が決定的に欠如しているのです
米国や欧州の大国の政治家だけではありません、わがニッポンの政治家たちも、メディアも、専門家と称する関係者や情報通気取りの評論家たちも何も分かっていないのです、想像力のカケラも持ち合わせていないのです。かれらは単なる無責任な野次馬にすぎません
もっと分りやすく、例をあげて説明いたしませう。例えば習近平クンが「米国は中南米で、カリブ海あたりであいかわらず自分の裏庭のようにデカイ態度をしているなあ、あつかましい、少し脅かさなければ」などとと思って、メキシコ湾やカリブ海あたりに軍艦を派遣したりしたらどうなるでありませうか。バイデンさん、またしても腰を抜かし、激怒し一触即発、ケシカラン、我が本土近くに、わが裏庭に侵入するとは・・・すぐに我が国の裏庭から中国の軍艦を追い出せ!、イージス艦で取り囲め、原潜で追い回せ、ミサイルを準備をしろ、戦闘機を飛ばせといったことになることは間違いなしなのです。バイデンさん、こんな簡単なことがまったくわかっていないのです。
このたびの紛争に際して、それくらい相手を刺激することをロシアに対して行っているのだということがバイデンさんをはじめ、子分の日本も、欧州の大国も、まったく分っていないのです。分かる気がないのです。もちろん、公平に申しあげれば習近平さんもイケマセン、南シナ海を近隣諸国のことをまったく考えずに勝手に自分の池にしたり、戦闘機を飛ばして台湾を脅かしたりしていますから。習クンも想像力ゼロ人間、他人の立場にたってモノを考えるということは思いもつかないのです
でも再三再四申し上げますが、戦争はいけません、最悪の選択です、悪魔の選択です
だって戦争がこのまま続けば、私は賭けに負けてしまいます。
だから戦争はやめてください、絶対にイケマセン
それに明晰なるプーチンさんならお分かりでしょう、戦争というものは、始めるのは簡単であるけれども終わりにするのは至難の業、始めるよりも何倍も何十倍も難しいことを。このことはすでに何度も繰り返し歴史が証明しています。
以下にくどいようですが、少し長くなりますが、の実例を挙げておきます。プーチンがご存知のことばかりです。いわば戦争の現代史です。二次大戦後から現在に至るまでの戦争の歴史です。
あの米国は、第二次大戦ではプーチンさんの故郷である当時のソ連とともに勝利しましたが、その後、大戦後、米国がはるか遠くまでわざわざ出張っていって仕掛けたいくつもの戦争により非常な数の人々の命を奪ったものの、米国はことごとく戦争を終わらせることに失敗し敗退ているのです。
大国どうしの代理戦争であった朝鮮戦争では何とか引き分けましたが、ベトナム戦争では終わりにするどころかベトナム本土から追い出されて敗走(しかし、そこに至るまでには、300万人ものベトナム人が命をおとしているのです。300万という数字はかつての太平洋戦争における日本軍兵士と民間人の死者の総数にほぼ等しいのです)。
また、時のローマ教皇が「これは新たな十字軍だ」だ命がけで反対していた米英仏伊など多国籍軍による湾岸戦争は、一見勝ったように思えますが、ただ殴り込みをかけて引き揚げただけ、結局は後のイラク・アフガン戦争の原因を作ってしまったのです。ローマ教皇をして、パリでイスラム教を揶揄した風刺週刊誌がテロに襲われた際、「これは2001年から始まった第三次世界大戦です、このテロは第三次大戦の一部です」といわしめたアフガン・イラク戦争の結果は、プーチンさんもご承知のように、米国は戦争をやめるにやめられず二十年間もダラダラしたあげく無責任に放りだしてしまいました。
イラク戦争ではこれまでにイラク国内で数十万人の民間人が戦乱に巻き込まれ命を落としています。イラク戦争は、9.11テロともビン・ラディンとも、アルカイダとも何の関係も有していなかったイラクに対して、「おまえはあいつらの仲間だ。おまけにおまえは大量兵器を持っているだろう」とガセネタに基づいて難グセをつけて米国が始めた戦争です。
イラク戦争はまだ終わっていません、ウソだと思うならば英米の市民団体「イラク・ボディ・カウント」のサイトをご覧になってください。これに加えてイラク戦争を機に、シリアなどの中近東諸国では状況が一挙に不安定化し、イラク戦争後におびただしい数の人々が難民と化して行き場を失い、住む場所にも食料にも事欠いたまま、この今でもあてどなく彷徨っています。欧州の大国のほとんどは難民の受け入れに難色を示しており、日本はといえば、これらの難民のことはは見て見ぬふりを決め込んでいます。
9・11テロに対する仕返しのために行われたアフガンに対する攻撃には英米だけでなく、後に撤兵したものの北欧の国やドイツまでもが、それにウクライナをはじめ東欧の国々までもが加わっていました・・・挙句の果てはタリバンの復活、シリアをはじめイスラム圏諸国は未だに戦乱と混乱になかにあり犠牲者が今でも跡を絶ちません・・・
ところが、まことに恥ずかしいことですが、結局は一度として勝つことができなかった米国による小国を相手にしたこれらの勝手きわまるいずれもの戦争を、日本は終始一貫して全面的に支持してきました・・・
南ベトナムの傀儡政権の支援を口実に始めれたベトナム戦争では沖縄の米軍基地から爆撃機が直接ベトナムの空へ向けて飛び立ち爆撃を行っていたため、当時ベトナムの人々にとって「オキナワ」は恐怖の代名詞でした。湾岸戦争では日本は米国の戦費として気前よく1兆円を支払いました。イラク戦争では時の首相小泉純一郎は英国に次いでいちはやく英語で得意げにI stand by youと米国大統領の前で味方であることを宣言、次いで日本の軍隊である自衛隊を派遣、航空自衛隊はイラクで米軍の兵士を輸送していました(この米兵の輸送は、後に日本の裁判で「違憲」とj判断がくだされ、判決が確定しています)・・・
しかし、野党の政治家を含めて大半の日本の政治家もメディアも、何~も反省していません(英国のブレア元首相氏は後にイラク戦争参戦の責任を公的な場で問われています)。まして責任なんかまったく感じておりません。国会で責任を鋭く追及する政治家もおりません。私も含めて日本の大半の市民も同様です。責任なんか放りっぱなしにして「戦後日本は平和のうちの繁栄し」などと超ノーテンキなことを8月15日の終戦の日本国統合の象徴とされる人物までもがのたまわっているしまつなのです
それに、あの尊大なおフランスも、二次大戦後、かつての植民地をとり戻そうとホーチミンおじさんが率いるベトナムに攻め込んだものの裸足の兵士たちに追い出され敗北、そのあとも凝りもぜずに植民地アルジェリアを失うまいとして血を血で洗う凄惨な戦いのすえ、ドゴールの決断でやっとこさ敗北を認め、アルジェリアを手放したのです。
また、日本のメディアがさぼり倒していましたので日本ではあまり注目されなかったのですが、プーチンさんご自身のソ連も、米国とおなじことをやっています。「ソ連のベトナム戦争」とも称されるアフガニスタンを敵に回した戦争では、あの9・11同時多発テロの首謀者ビン・ラディンも戦場にいた、1978年~1989年の10年間以上におよんだ戦いの末あえなく敗退・・・・・
プーチンさん、上に列挙したとおり、二次大戦後、大国が小国に攻め入った戦争では、例外なく、結局はすべて大国側が敗退しているのです・・・プーチンさん、おわかりなりましたか、これが歴史の現実なのです。
プーチンさん、この歴史的事実から目を逸らさないでください
プーチンさん、どうか歴史から正しい教訓を読み取ってください
二次大戦後、延々と愚行を重ねに重ねてきた米国や欧州の大国のマネをしないでください!
プーチンさん、私は予言しておきます
あなたは、一時的に勝つことはできても、最終的に勝利を手にすることは決してできないでありませう、なぜならロシアは大国だからです、大国は手前勝手であるだけであり、大国に正義はないからです
たとえこのたびの侵攻でウクライナを倒すことができても、それは一時的なことに過ぎないでありせう、そのあとに待っているのは数多くの無駄死した兵士・市民、膨大な戦費の負担などによるロシア経済の麻痺と社会の混乱、以前として続くロシア国内における反戦の強い声、人々の苦しい生活、国際的信用の全面的な失墜等々・・・ウクライナの市民だけではなくロシアの市民にもとり返しのつかない深い傷をもたらすことになることは目に見えています。そして結局は、プーチンさん、あなたは手を引かざるを得ない事態に追い込まれるのです
おわかりですか、このまま戦争を続ければ、プーチンさん、あなたは戦争の幕を引くことにいずれ間違いなく失敗しますよ
ですから戦争、明日にでも止めてください、いますぐ戦争を終わらせることを決意してください、決断が遅れれば遅れるほど、泥沼に足を取られ事態は悪化していきます
だから、戦争、もうやめてください!
どうか愚かな米国などのマネをするのはやめてください!
くどいようですが、やめないと私が迷惑するのです。知人にランチをおごらなければならないことになってしまいますから・・・ランチ代が惜しいのではありません、プーチンさんは歴史に学んで戦争などという愚かなことはしないと信じていたことの結果として私が知人との賭けに負けるのが悔しいのです。いまは忸怩たる思いでいるとしか申し上げようがありません。どうかご理解ください・・・
ですから戦争、やめてください!
やめてください!やめてください!どうかやめてください!やめてください!・・・
また、国際紛争に際して武力に訴えることを放棄するというリッパではあるけれども今や残念ながら空文化しつつある憲法を掲げる日本の一市民としましても、速やかにウクライナに対する戦争をやめるよう求めるしだいです
ええかげん日本からへ、ロシアのプーチンさまゑ、愛をこめて・・・
2022年2月26日
敬具
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
今日の写真はロシアのサンクトペテルブルグで2月24日に行われた市民による反戦デモの写真です。平和を願ってロイターさんの写真を勝手に借用しました。ぜひクリックしてご覧になってくださいませ
みなさま、ウクライナの市民のみなさんも、ロシアの市民のみなさんも、どうかグッドナイト・グッドラック!でありますように
プーチンさん、とにかく戦争なんかやめてください!
戦争は人殺し、まちがった戦争には勝てません
おまえは誰だとおっしゃるのですか?私どもは世界的な仲良しクラブ「ヨッサリアン脱戦クラブ」のウクライナ問題臨時特別代表を務めておりますGGI(じじい)という者です。
ヨッサリアンというのは第二次大戦の隠れた英雄(あるいは「キャッチ22」という戦争小説の主人公です。「キャッチ22」という言葉は英語の辞書にも掲載されている単語です)、くわしいことは「ヨッサリアンのあほ日記」というブログをご覧になってください
とにかくですね、戦争はやめてください!すぐにやめてください!
と申しますのはウクライナ情勢がややこしくなりはじめたとき、悪魔のごとき某知人に「プーチンは戦争をするか否か、賭けをしよう、敗けたほうがランチをおごること」と誘惑されて、おもわず「ではオレは戦争しない方に賭ける」と言ってしまったのです。プーチンさん、明日にでも戦争をやめるとおっしゃるならば別ですけれど、このままいけば、私は賭けに敗けてしまってランチをおごらなければならないハメに陥るのです。それは困るのです、プーチンさん、あなたのおかげで私はとんでもないことになるのです
だから、どうかお願いです、戦争、やめてください!!
いかなる事情があれ、戦争は最悪の選択です。
プーチンさん、あなたがこのまま戦争を止めないならば、勝っても負けても確実にあなたの命を縮めることになります。勝ったとしても勝利は長続きしないでありませう、国内外は不安定になり、人々は不安に包まれ、ロシア市民による反戦の声はおさまることなく、あなたは孤立無援、重度の不眠症かアル中になります。敗退したならば悔しさのあまり、オツムの血流が乱れてあの世行きになりかねません
プーチンさん、私はあなたのお気持ち、よく分るのです。ウソではありません。だってロシアとウクライナは歴史的にも民族的にも文化的にも長い間とても近い関係にあったからです。二次大戦ではロシアとウクライナは共にソ連邦のもとでナチスと戦い勝利したではありませんか、いわば兄弟関係あるいは親戚関係といってもよい関係だったのです。ですから、ウクライナがロシアの存在を念頭においてNATOのさらなる拡大を意図した西側の誘いに乗って、NATOに加わりたいなんて、とっても許すことができない、耐え難いのでありませう。耐え難きを耐えるわけにはいかないというお気持ちはよく分りるのです
バイデン氏をはじめ欧米の大国のトップは何もわかっていないです。このたびの紛争は、たとえばバイデン率いる米国の兄弟国ともいうべき隣国カナダがある日だしぬけに「バイデンちゃん、ながらくお世話になりましたが、ボクちゃん、NATOをやめてプーチンさんのほうの同盟関係に加わることにします」などと言い出したとの同じことであるということ、このことがまったくわかってないのです・・つまり、逆の立場になったらどういうことになるかということを考えたことがないのです、考える気がないのです。メディアのみなさんも大半は同じです・・・
もしカナダがそんなことを言いだしりしたら、バイデンさん、ショックで腰を抜かし、脳に発作を起こして再起不能かなんかになりかねませぬ。このような考えれば、ロシアにとってウクライナ問題がいかに深刻極まる困難な問題であるのかは誰でもすぐに分るはずなのです。それにも関わらず、欧米の大国のトップのみなさんは自分たちが行っていることの意味を全然理解していないのです。だからこんなことになってしまったのです。ですからプーチンさんのお気持ちは分る過ぎるぐらい私にはわかると申し上げているのです。
でも戦争はイケマセン、どう言い訳しようが戦争は要するに人殺しです、絶対にイケマセン、最悪です、やめてください!
とにかく戦争はやめてください!
米国をはじめとした欧米の大国があつかましいのは今に始まったことではありません。このたびのこともそうですが、第二次大戦後、米国はわざわざ遠く離れたところまでアッチコッチへ出張って行っては、ゴタゴタを起こすのです。アフガン・イラク戦争もそうでしたが、たとえば近頃は、中国の態度がでかいからといって、遠く太平洋を隔てた南シナ海まで出張っていって、勝手に「自由の航行作戦」だと気勢をあげて軍艦なんかを派遣していますが、この場合も、逆の立場だったらどういうことになるかということをまったく考えたことがないのです。そんなことは思いもつかないのです。想像力が決定的に欠如しているのです
米国や欧州の大国の政治家だけではありません、わがニッポンの政治家たちも、メディアも、専門家と称する関係者や情報通気取りの評論家たちも何も分かっていないのです、想像力のカケラも持ち合わせていないのです。かれらは単なる無責任な野次馬にすぎません
もっと分りやすく、例をあげて説明いたしませう。例えば習近平クンが「米国は中南米で、カリブ海あたりであいかわらず自分の裏庭のようにデカイ態度をしているなあ、あつかましい、少し脅かさなければ」などとと思って、メキシコ湾やカリブ海あたりに軍艦を派遣したりしたらどうなるでありませうか。バイデンさん、またしても腰を抜かし、激怒し一触即発、ケシカラン、我が本土近くに、わが裏庭に侵入するとは・・・すぐに我が国の裏庭から中国の軍艦を追い出せ!、イージス艦で取り囲め、原潜で追い回せ、ミサイルを準備をしろ、戦闘機を飛ばせといったことになることは間違いなしなのです。バイデンさん、こんな簡単なことがまったくわかっていないのです。
このたびの紛争に際して、それくらい相手を刺激することをロシアに対して行っているのだということがバイデンさんをはじめ、子分の日本も、欧州の大国も、まったく分っていないのです。分かる気がないのです。もちろん、公平に申しあげれば習近平さんもイケマセン、南シナ海を近隣諸国のことをまったく考えずに勝手に自分の池にしたり、戦闘機を飛ばして台湾を脅かしたりしていますから。習クンも想像力ゼロ人間、他人の立場にたってモノを考えるということは思いもつかないのです
でも再三再四申し上げますが、戦争はいけません、最悪の選択です、悪魔の選択です
だって戦争がこのまま続けば、私は賭けに負けてしまいます。
だから戦争はやめてください、絶対にイケマセン
それに明晰なるプーチンさんならお分かりでしょう、戦争というものは、始めるのは簡単であるけれども終わりにするのは至難の業、始めるよりも何倍も何十倍も難しいことを。このことはすでに何度も繰り返し歴史が証明しています。
以下にくどいようですが、少し長くなりますが、の実例を挙げておきます。プーチンがご存知のことばかりです。いわば戦争の現代史です。二次大戦後から現在に至るまでの戦争の歴史です。
あの米国は、第二次大戦ではプーチンさんの故郷である当時のソ連とともに勝利しましたが、その後、大戦後、米国がはるか遠くまでわざわざ出張っていって仕掛けたいくつもの戦争により非常な数の人々の命を奪ったものの、米国はことごとく戦争を終わらせることに失敗し敗退ているのです。
大国どうしの代理戦争であった朝鮮戦争では何とか引き分けましたが、ベトナム戦争では終わりにするどころかベトナム本土から追い出されて敗走(しかし、そこに至るまでには、300万人ものベトナム人が命をおとしているのです。300万という数字はかつての太平洋戦争における日本軍兵士と民間人の死者の総数にほぼ等しいのです)。
また、時のローマ教皇が「これは新たな十字軍だ」だ命がけで反対していた米英仏伊など多国籍軍による湾岸戦争は、一見勝ったように思えますが、ただ殴り込みをかけて引き揚げただけ、結局は後のイラク・アフガン戦争の原因を作ってしまったのです。ローマ教皇をして、パリでイスラム教を揶揄した風刺週刊誌がテロに襲われた際、「これは2001年から始まった第三次世界大戦です、このテロは第三次大戦の一部です」といわしめたアフガン・イラク戦争の結果は、プーチンさんもご承知のように、米国は戦争をやめるにやめられず二十年間もダラダラしたあげく無責任に放りだしてしまいました。
イラク戦争ではこれまでにイラク国内で数十万人の民間人が戦乱に巻き込まれ命を落としています。イラク戦争は、9.11テロともビン・ラディンとも、アルカイダとも何の関係も有していなかったイラクに対して、「おまえはあいつらの仲間だ。おまけにおまえは大量兵器を持っているだろう」とガセネタに基づいて難グセをつけて米国が始めた戦争です。
イラク戦争はまだ終わっていません、ウソだと思うならば英米の市民団体「イラク・ボディ・カウント」のサイトをご覧になってください。これに加えてイラク戦争を機に、シリアなどの中近東諸国では状況が一挙に不安定化し、イラク戦争後におびただしい数の人々が難民と化して行き場を失い、住む場所にも食料にも事欠いたまま、この今でもあてどなく彷徨っています。欧州の大国のほとんどは難民の受け入れに難色を示しており、日本はといえば、これらの難民のことはは見て見ぬふりを決め込んでいます。
9・11テロに対する仕返しのために行われたアフガンに対する攻撃には英米だけでなく、後に撤兵したものの北欧の国やドイツまでもが、それにウクライナをはじめ東欧の国々までもが加わっていました・・・挙句の果てはタリバンの復活、シリアをはじめイスラム圏諸国は未だに戦乱と混乱になかにあり犠牲者が今でも跡を絶ちません・・・
ところが、まことに恥ずかしいことですが、結局は一度として勝つことができなかった米国による小国を相手にしたこれらの勝手きわまるいずれもの戦争を、日本は終始一貫して全面的に支持してきました・・・
南ベトナムの傀儡政権の支援を口実に始めれたベトナム戦争では沖縄の米軍基地から爆撃機が直接ベトナムの空へ向けて飛び立ち爆撃を行っていたため、当時ベトナムの人々にとって「オキナワ」は恐怖の代名詞でした。湾岸戦争では日本は米国の戦費として気前よく1兆円を支払いました。イラク戦争では時の首相小泉純一郎は英国に次いでいちはやく英語で得意げにI stand by youと米国大統領の前で味方であることを宣言、次いで日本の軍隊である自衛隊を派遣、航空自衛隊はイラクで米軍の兵士を輸送していました(この米兵の輸送は、後に日本の裁判で「違憲」とj判断がくだされ、判決が確定しています)・・・
しかし、野党の政治家を含めて大半の日本の政治家もメディアも、何~も反省していません(英国のブレア元首相氏は後にイラク戦争参戦の責任を公的な場で問われています)。まして責任なんかまったく感じておりません。国会で責任を鋭く追及する政治家もおりません。私も含めて日本の大半の市民も同様です。責任なんか放りっぱなしにして「戦後日本は平和のうちの繁栄し」などと超ノーテンキなことを8月15日の終戦の日本国統合の象徴とされる人物までもがのたまわっているしまつなのです
それに、あの尊大なおフランスも、二次大戦後、かつての植民地をとり戻そうとホーチミンおじさんが率いるベトナムに攻め込んだものの裸足の兵士たちに追い出され敗北、そのあとも凝りもぜずに植民地アルジェリアを失うまいとして血を血で洗う凄惨な戦いのすえ、ドゴールの決断でやっとこさ敗北を認め、アルジェリアを手放したのです。
また、日本のメディアがさぼり倒していましたので日本ではあまり注目されなかったのですが、プーチンさんご自身のソ連も、米国とおなじことをやっています。「ソ連のベトナム戦争」とも称されるアフガニスタンを敵に回した戦争では、あの9・11同時多発テロの首謀者ビン・ラディンも戦場にいた、1978年~1989年の10年間以上におよんだ戦いの末あえなく敗退・・・・・
プーチンさん、上に列挙したとおり、二次大戦後、大国が小国に攻め入った戦争では、例外なく、結局はすべて大国側が敗退しているのです・・・プーチンさん、おわかりなりましたか、これが歴史の現実なのです。
プーチンさん、この歴史的事実から目を逸らさないでください
プーチンさん、どうか歴史から正しい教訓を読み取ってください
二次大戦後、延々と愚行を重ねに重ねてきた米国や欧州の大国のマネをしないでください!
プーチンさん、私は予言しておきます
あなたは、一時的に勝つことはできても、最終的に勝利を手にすることは決してできないでありませう、なぜならロシアは大国だからです、大国は手前勝手であるだけであり、大国に正義はないからです
たとえこのたびの侵攻でウクライナを倒すことができても、それは一時的なことに過ぎないでありせう、そのあとに待っているのは数多くの無駄死した兵士・市民、膨大な戦費の負担などによるロシア経済の麻痺と社会の混乱、以前として続くロシア国内における反戦の強い声、人々の苦しい生活、国際的信用の全面的な失墜等々・・・ウクライナの市民だけではなくロシアの市民にもとり返しのつかない深い傷をもたらすことになることは目に見えています。そして結局は、プーチンさん、あなたは手を引かざるを得ない事態に追い込まれるのです
おわかりですか、このまま戦争を続ければ、プーチンさん、あなたは戦争の幕を引くことにいずれ間違いなく失敗しますよ
ですから戦争、明日にでも止めてください、いますぐ戦争を終わらせることを決意してください、決断が遅れれば遅れるほど、泥沼に足を取られ事態は悪化していきます
だから、戦争、もうやめてください!
どうか愚かな米国などのマネをするのはやめてください!
くどいようですが、やめないと私が迷惑するのです。知人にランチをおごらなければならないことになってしまいますから・・・ランチ代が惜しいのではありません、プーチンさんは歴史に学んで戦争などという愚かなことはしないと信じていたことの結果として私が知人との賭けに負けるのが悔しいのです。いまは忸怩たる思いでいるとしか申し上げようがありません。どうかご理解ください・・・
ですから戦争、やめてください!
やめてください!やめてください!どうかやめてください!やめてください!・・・
また、国際紛争に際して武力に訴えることを放棄するというリッパではあるけれども今や残念ながら空文化しつつある憲法を掲げる日本の一市民としましても、速やかにウクライナに対する戦争をやめるよう求めるしだいです
ええかげん日本からへ、ロシアのプーチンさまゑ、愛をこめて・・・
2022年2月26日
敬具
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
今日の写真はロシアのサンクトペテルブルグで2月24日に行われた市民による反戦デモの写真です。平和を願ってロイターさんの写真を勝手に借用しました。ぜひクリックしてご覧になってくださいませ
みなさま、ウクライナの市民のみなさんも、ロシアの市民のみなさんも、どうかグッドナイト・グッドラック!でありますように