3月30日の朝日新聞朝刊、誌面のなかでいつもいちばん愛読?しているマンガ「ののちゃん」(いしい・ひさいち作)を目にして、アマにも懐かしいギャグの連発におもわずのけぞってしまいました。
ののちゃんたちがサッカーの試合で仲間に暗号コールをしているシーンを描いた漫画です
最初に、ののちゃんが声高らかに仲間にサイド攻撃を意味する暗号コール
「アホがみるブタのケツ!」
次のシーンでは相手チームのキャプテンがオフサイドトラップを意味する暗号コールです
「それにつけてもカネのほしさよ!」
最後に、暗号コールの表現内容にケチをつけるわけにはいかないので注意はしないがとつぶやきながら、審判が言います
「ぼんさんが屁をこいた・・・」
この漫画、懐かしき三大ギャクが連続して登場しましたので大感激、思わず笑ってしまいました。おそらく作者のいしい・ひさいち氏はGGIと同じか少し若い世代なのでありませう。いずれのギャグもGGIが若かりしころ、半世紀以上まえ、よく口にしたものでありました
そういえば、「ブタのケツ、ブリキ」というのもありましたね
それに、「アホがみるブタのケツ」はより正確には、
すこし節をつけて「アホがみ~るブタのけ~つ」と発声いたします
若い人には若干の説明が必要かもしれません。ギャグの由来を説明するなどというヤボなことでありますが、以下に簡単なご説明を・・・
まず、「アホがみるブタのケツ」、このギャグは替え歌名人の嘉門達夫氏が歌にしておりますが、源流はもっともっと以前、小学生のころに友だちを冷やかしたりバカにするときに頻繁に使っておりました。「ブタのケツ、ブリキ」はこのギャグから派生したものだと思います
次に「それにつけてもカネのほしさよ」のギャグは兄から教えてもらいました。どんな有名な俳句であっても、それに下の句として「それにつけてもカネのほしさよ」を付け加えると見事な狂句ともいうべき迷句に大変身してしまうという、万能型の爆笑ギャグであります
たとえば、芭蕉さんの「静けさや岩にしみいる蝉の声」にこの万能フレーズを加えますと
「静けさや岩にしみいる蝉の声、それにつけてもカネのほしさよ」と大変身、また「秋風や根岸の里の侘び住まい、それにつけてもカネのほしさよ」というわけでございます。あなたが名句だと確信している俳句にこのフレーズを加えて声に出して読んでみてください!
もともとは江戸時代に流行った遊びとされています。なかなか由緒があるのです。
最後の「ぼんさんが屁をこいた」は鬼ごっこに似た子供の遊びで用いるギャグです。鬼になった子供が目を閉じて一、二、三・・・・と10まで数える代わりに「ぼんさん屁をこいた」と口に出していうと10数えたことになるというものです。鬼がこの呪文を唱えている間は他の子供は自由に鬼に接近することがゆるされますが、数え終わって鬼が目を開いたときにまだ動いていた子供は鬼に捕まってしまうことになります。ゆっくり数えていていきなり早く数えたり、鬼はいろいろ工夫いたします。「だるまさんが転んだ」もおなじ類のものであり、ぼんさん云々よりは上品でありますが、この同類です。ぼんさんが云々は品性にかける表現でありますので、おそらく関西発でありませう・・・
今日の写真はこのマンガを撮ったものです。ぜひクリックしてご覧になり我が永遠の三大ギャクをお楽しみくださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドアフタヌーン・グッドラック!
ののちゃんたちがサッカーの試合で仲間に暗号コールをしているシーンを描いた漫画です
最初に、ののちゃんが声高らかに仲間にサイド攻撃を意味する暗号コール
「アホがみるブタのケツ!」
次のシーンでは相手チームのキャプテンがオフサイドトラップを意味する暗号コールです
「それにつけてもカネのほしさよ!」
最後に、暗号コールの表現内容にケチをつけるわけにはいかないので注意はしないがとつぶやきながら、審判が言います
「ぼんさんが屁をこいた・・・」
この漫画、懐かしき三大ギャクが連続して登場しましたので大感激、思わず笑ってしまいました。おそらく作者のいしい・ひさいち氏はGGIと同じか少し若い世代なのでありませう。いずれのギャグもGGIが若かりしころ、半世紀以上まえ、よく口にしたものでありました
そういえば、「ブタのケツ、ブリキ」というのもありましたね
それに、「アホがみるブタのケツ」はより正確には、
すこし節をつけて「アホがみ~るブタのけ~つ」と発声いたします
若い人には若干の説明が必要かもしれません。ギャグの由来を説明するなどというヤボなことでありますが、以下に簡単なご説明を・・・
まず、「アホがみるブタのケツ」、このギャグは替え歌名人の嘉門達夫氏が歌にしておりますが、源流はもっともっと以前、小学生のころに友だちを冷やかしたりバカにするときに頻繁に使っておりました。「ブタのケツ、ブリキ」はこのギャグから派生したものだと思います
次に「それにつけてもカネのほしさよ」のギャグは兄から教えてもらいました。どんな有名な俳句であっても、それに下の句として「それにつけてもカネのほしさよ」を付け加えると見事な狂句ともいうべき迷句に大変身してしまうという、万能型の爆笑ギャグであります
たとえば、芭蕉さんの「静けさや岩にしみいる蝉の声」にこの万能フレーズを加えますと
「静けさや岩にしみいる蝉の声、それにつけてもカネのほしさよ」と大変身、また「秋風や根岸の里の侘び住まい、それにつけてもカネのほしさよ」というわけでございます。あなたが名句だと確信している俳句にこのフレーズを加えて声に出して読んでみてください!
もともとは江戸時代に流行った遊びとされています。なかなか由緒があるのです。
最後の「ぼんさんが屁をこいた」は鬼ごっこに似た子供の遊びで用いるギャグです。鬼になった子供が目を閉じて一、二、三・・・・と10まで数える代わりに「ぼんさん屁をこいた」と口に出していうと10数えたことになるというものです。鬼がこの呪文を唱えている間は他の子供は自由に鬼に接近することがゆるされますが、数え終わって鬼が目を開いたときにまだ動いていた子供は鬼に捕まってしまうことになります。ゆっくり数えていていきなり早く数えたり、鬼はいろいろ工夫いたします。「だるまさんが転んだ」もおなじ類のものであり、ぼんさん云々よりは上品でありますが、この同類です。ぼんさんが云々は品性にかける表現でありますので、おそらく関西発でありませう・・・
今日の写真はこのマンガを撮ったものです。ぜひクリックしてご覧になり我が永遠の三大ギャクをお楽しみくださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドアフタヌーン・グッドラック!