UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

年末になって掃除はめんどうだけれど、とりあえず部屋を少しだけ飾ってみるの記・・・

2014-12-31 01:08:24 | 日記

何にもしないうちに今年も余すところあと一日になってしまいました、

 今週の日曜日、12月28日、もうすぐ今年も終わりや、新年が来てもどうということはないのだけれど、とりあえず新年に向けてちょっとは庵の内部をきれいにしなければと思いました

 でも一向にやる気が訪れませぬ、それで一番片付けが簡単そうな客間を若干整理することにしました

 客間の座敷机にうえには雑多なものが置いてありますので、まずはここから手をつけることしました、置いてある物の中には、旧八重葎庵時代にGGIの部屋などを飾っていて、ロフトさんで手にいれた米国の現代アートの作品をポスタにしたものが数枚あります、戦後米国現代アートを代表すると言ってもよいジャクソン・ポロックやマーク・ロスコ―の作品です、いつまでの机の上いおいておいても仕方がないので、まずこれらのポスターを壁に飾ろうと思いつきました

 でも、これらのポスターの上には、畳を一回り小さくしてぐらいの、大きなパッチワークの作品が鎮座しておりますので、これを何とかしなければなりませぬ、思案したあげく、このパッチワークも壁に飾ることにしました、このパッチワーク、わが妹が何年も前にわざわざ持って来てくれたのですが、怠け者のGGI、飾ることもせずにずっと座敷机の上に鎮座させてままにしておりました

 このパッチワークはいわゆるメモリアル・パッチワーク(キルト)と称されるものです、何かを、誰かを記念して作られたものです、作者は誰あろう、ほかならぬわが賢妹であります、えっ何ですか、アホの兄やんがいると妹は必然的に賢くなるとおっしゃるのですか?まことにおっしゃるとおりと言いたいところですが、兄弟が何人かおりますと誰かが賢い役、誰かがアホな役をしなければならぬのが世の常なのであります、このため妹以外に賢兄もいることでありますので、GGIの兄弟のなかでは、寛大なるGGIがアホを演じることになっているのです

 このパッチワークは実はわがマザーを記念したものです、旧八重葎庵時代は庭先に世間では琵琶湖と言われている池がありました、庭先が埋め立てられて琵琶湖が遠くなってしまってからも、夏は湖を渡ってきた涼風が八重葎にいつもそよそよと吹いておりました

 かようなしだいで、パッチワークの図柄はさざ波の琵琶湖に浮かぶヨットであります、わが賢妹は頭脳明晰であるだけではなく、手仕事の達人でもあり、デザインセンスもなかなかのものです

 ここで今夜の写真をご覧くださいませ、客間の壁にGGIが飾ったパッチワークの作品を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 パッチワークの材料となった布きれは、マザーが生前、夏になると身につけていた藍色の地に白い文様が描かれたワンピースの生地です、生地に描かれている白い文様が琵琶湖を象徴するさざ波となっています

 GGIのファザーは、生前、日曜日の午後などに、マザーを連れてヨットあそびに興じていたりしておりました、ヨットと言いましても、ファザーは富豪ではありませんでした、湖都の港にある1時間数百円ほどの貸しヨットで遊んでいたのです

 ファザーが蝶ネクタイ姿で得意げに帆を操っており、その横でサングラスをかけたマザーが琵琶湖の風に髪をなびかせているという、二人がヨットの乗っているときの何十年も前の写真があるのですが、この写真を眺めておりますと、ファザーは富豪に見えないこともありませぬ、また、その横に澄まして座っているサングラス姿のマザーはまるでオナシス夫人を気取っているようにも見えてしまいます

 このようなわけで、このメモリアル・パッチワーク、マザーだけではなくファザーも記念したものになっているのです

 パッチワークを壁に吊るす作業を行う前に賢妹に電話しました

「おい、あのメモリアル・パッチワークなあ、いつまでも座敷机の上に置いておいていたのではしょうがないから壁に飾ることにした」

「あら、そう、兄やん、そんな無理せんといて・・・飾る作業をしているときに脚立から落ちて怪我でもしたらエエ迷惑や・・・そやからやめといて・・・座敷机の上においてあるモノのぼろ隠しに、あのパッチワークを上にかけといたらええのや、それで十分、お袋さんも、怠け者のあんたに、壁に飾ってもうおうなんて期待してへんから・・・」

しかしながら。このような暴言にもめげす、GGIは無事メモリアル・パッチワークを飾ることに成功したのであります

 グッドナイト・グッドラック!

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ナンキンハゼの幹は蔦さんたちに完全包囲されて・・・

2014-12-30 01:24:16 | 日記

庭の手入れをしてもらって、わが庵のガーデンもすっきりしたなあと思っておりましたら、先日、でっかい三菱パジェロに乗って木のお医者さんがわがガーデンに乗り込んできました

 すっきりした庭を眺めまわしてから、お医者さんはわが庵自慢のナンキンハゼに近づき、じっと観察しておりました

そうして、おもむろにのたまいました

 「これGGIよ、おまえは何も木々のことを考えてないなあ、あのなあ、木にも愛が、何事にも愛情が必要なのや、わかってるかGGI、このナンキンハゼの幹、すっかり蔦に包囲されているぞ、このままではナンキンハゼは蔦に養分を吸い取られて弱って死んでしまうぞ、蔦を徹底除去せんとあかんでぇ」

 毎年、春から夏にかけて蔦の緑の葉っぱがナンキンハゼの幹を上のほうまで飾ってくれるのを、うわあキレイだなあと感心しておりましたが、包囲されて死にかかっているとは思ってもいませんでした

 このご宣託を垂れてから、お医者さん、ナンキンハゼの幹の周囲にまとわりついている蔦の根っこをバリバリと剥がし始めました

 今夜の写真はナンキンハゼの幹を包囲している蔦の根っこを力づくで剥がしている木のお医者さんを撮ったものです

 お医者さんの話では、写真でもわかるナンキンハゼの幹の、ウロコのようなゴツゴツしているシワワシワの部分はナンキンハゼそのものの幹ではなく蔦あるいは蔦の死骸なのだそうです、本来の幹は、幹の右下の方、茶色に見える部分だそうです

 お医者さん、剪定ばさみを使って、しばらく太い蔦の根っこが切断しておりましたが、最も元凶であると思われる大きな太い蔦の根っこは切断することができません、お医者さんは命令しました

 GGIよ、ノコギリを買ってきて、明日このでっかい根っこを切断せよ、今日はこれで帰ることにするが、治療代の代わりに、GGIにはもったいなさすぎる外国製高級オイルヒーターを差し押さえることにする」

 お医者さんはオイルヒーターを差し押さえて、パジェロの後部に積んで帰っていきました

 お医者さんが帰ったあと、ほんとはあのお医者さん、オイルヒーターがお目当てだったんや、ナンキンハゼのことはその口実だったんだと気づきました

 けれども素直なGGIは、翌日ノコギリを買ってきて一番の元凶となっている蔦の根っこの切断を試みました、

 完全には切断できていないようでしたが、これで蔦の根っこの大半は切断されたものと思われます、これでナンキンハゼは元気を取り戻して、来年の夏には枝を関電さんの送電線にまで伸ばし、原発を再稼働させんとしている関電さんに対して送電妨害という鉄槌を下すことができるかもしれません

 もちろん、関電さんが再稼働をあきらめたならば、そのときは潔くナンキンハゼの枝を切断するつもりでおります

 来夏がまことに楽しみであります

 グッドナイト・グッドラック!

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ハンセン病、特別法廷、冤罪、特効薬などなと・・・

2014-12-29 01:23:42 | 日記

1226日の朝日新聞で、ハンセン病患者が出廷する事件の裁判を隔離施設内などで開いた「特別法廷」に関して、最高裁の調査委員会のメンバーが熊本の国立療養所「菊池恵楓園」などを訪れ、入所者などから事情聴取を行ったことが報じられていました。

 今夜の写真はこの新聞記事の一部を撮ったものです、クリックしてご覧になってくださいませ

 この最高裁による聞き取り調査は今年の10月に、かつてハンセン病患者が出廷する事件の裁判を隔離施設などで開いた「特別法廷」が、裁判の公開を定めた憲法に違反しており、差別的な手続きであったとの指摘を受けて最高裁が開始した検証作業の一環です

 GGIはハンセン病問題についてはたいしたことは知らないのですが、この記事を目にして、五、六年前のことだったでしょうか、湖都の郊外にある天台宗の宗務庁で行われた人権問題の講演会で見た映画のことを思いだしました

 この「新・あつい壁」と言う題名の映画、1952年に熊本県菊池郡で起きた殺人事件「菊池事件」(藤本事件)を題材にしたものです。ハンセン病患者であるとされた藤本松夫さんという人物が「菊池恵楓園」から脱走して殺人を犯したものとして逮捕され、様々な状況から冤罪の疑いが濃厚であったものの、1957年に死刑が確定。確定後も恵楓園内の菊池医療刑務支所に収容されたまま三度にわたり再審請求を行いましたが、1962年に死刑を執行されました。犯人とされた藤本松夫さんは、九大で診てもらってハンセン病でないことがはっきりしていたのに無理やり菊池恵楓園へ収容されたと主張していました、

現在も再審弁護団による再審請求が行われています、また20135月には福岡県弁護士会が、同6月には鹿児島県弁護士会が、再審開始を求める会長声明を出しています、鹿児島県弁護士会の声明は次のサイトを参照:http://www.kben.jp/681/)。

 この映画で印象的だったのは、ちゃんとしたアリバイがあったにもかかわらず、すっとそのアリバイを隠していたことを,ずいぶんあとになって弁護士に告白するシーンでした、弁護士が、なぜそのように確かなアリバイがあったのに今まで言わなかったのかと問いただされて、犯人であるとされた人物が答えます

 「菊池恵楓園から脱走した後事件が起きました、事件が起きた晩、実は私は遠縁にあたる叔母の家の物置小屋にこっそり泊めてもらったのです、そのとき私は叔母の家に泊めてもらったことは絶対に口外しませんと約束しました、叔母の方も絶対言ってくれるなと強く求めました、私がここに泊めてもらったことが誰かに知られると、「あの家の親戚にハンセン病患者がいる」と噂をたてられ、叔母の一家が村八分になりかねないからです、ですから今まで私にアリバイがあることをどうしても明らかにする訳にはいかなかったのです」

 そして、菊池恵楓園内に設けられた「特別法廷」のシーンもこの映画に出てきました、当時すでにハンセン病は完治可能な病であると国際的にも認知されていたにもかかわらず、伝染を恐れて白衣を身に着けた検察官や裁判官、弁護士が書類を直接手にせず、長い火ばさみでつかむのです

 戦時中、米国でハンセン病の特効薬「プロミン」が発明され、この病気を治すことができるようなりました、また極めて伝染力も弱い病気であることが明らかになtっていたにもかかわらず、日本ではいつまでも隔離政策が続けられました、政府が「らい予防法違憲国家賠償請求訴訟」で敗訴し控訴を断念して隔離政策の誤りを認め正式に謝罪したのは20015月、小泉首相のときのことです、裁判の判決では、おそくとも1960年以降の隔離政策は誤りであったとされています

 GGIのマザーは熊本出身でありますので、菊池恵楓園のことや、早くから熊本でハンセン病患者のために尽くしていた外国人の女性宣教師の話などを、ちょっぴりですがに耳しておりました、

マザーがまだ子どもだったころ、「花の日」と呼ばれる、子供たちが病人を慰問する教会の行事で、菊池恵楓園に行ったことがあったのです、そのときは、ハンセン病の患者さんたちの姿はガラス窓越しにしか目にすることがきなかったと話しておりました

また加藤清正がハンセン病であったという風説があるため、清正が祀られている本妙寺の石段の両側にはハンセン病の人々がたくさん座り込んでいた、ということもマザーは話していました

熊本では菊池恵楓園が設立される以前から女性宣教師が「回春病院」というハンセン病専門の病院をつくってハンセン病の人々の救済に力を尽くしていたとされています

マザーの父、すなわちGGIの祖父は、牧師の経験もあり英語もできましたので、この女性宣教師をはじめ熊本に滞在している宣教師さんたちの日頃の生活を何かと手助けをしていたそうであります

 また、GGIのファザーの親友が社長を務めていた製薬会社がハンセン病の特効薬「プロミン」を製造していることも、GGIは耳にしておりました、ずいぶん以前、数十年前のことだと思うのですが、あるときこの社長氏に「オジサンの会社、ハンセン病の特効薬作っているそうですね」と尋ねてみましたときの答をGGIは今でもよく記憶しております

 「うん、作ってるよ、たいして需要があるわけではない儲かる薬ではないけれど、必要としている人がいるのだから、やはりこのような薬も作らないとね」

この社長氏も熊本出身でありました

 グッドナイト・グッドラック!

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今どきの本屋さんは氷まで売るんだぁ・・・

2014-12-28 00:35:25 | 日記

GGIがよく彷徨する西武ショッピングセンターさん、最近新しいテナントを入れたり、なかにはいっているお店の位置を変えたりしておりました

 このおかげで駐車場へとつながっている二階の出入り口の近くにあったGGIご用達の花屋さんがなくなってしまいました、毎夏、お盆の墓参りのときにステキな花束をていねいに作ってくれた、親切な店員さんがいた花屋さんです、来年からはどうしたものでありませうか・・・

 花屋さんの隣にあった本屋さんは、なくなりはしませんでしたが、最上階へと場所を移してしまいました、この本屋さん、出入口に近い通路際にあり、通りがかりにブラリと立ち寄ることができましたので、GGIはたいへん重宝していたのですが、これからはわざわざ最上階にまで上って行かなければなりませぬ、これでは足が遠のいてしまいます、困ったものです・・・

 花屋さんと本屋さんのあとには、高級婦人靴キンキンキラキラショップが開店しております・・・

 それに最上階にあるロフトさん、いままでは店の隅っこに印象派から米国などの現代アーㇳに至るまでの、有名な画家の絵をお手頃な値段のポスターにして売っていたコーナーがあり、GGIはここで何枚かポスターを買ったことがあるのですが、このコーナーもなくなってしまいました、あとはただの文房具売り場になっています・・・

 つまり、西武さんは稼がなければならないのでいろいろ工夫されたのであろうと思うのですが、花屋さんはなくなる、本屋さんは遠くになる、絵の売り場もなくなってしまう、ということで、このショッピングセンターセンターさんはすっかり非文化的になってしまいました、儲かるものだけ売ればよいというものではなかろう、とGGIは嘆き悲しんでおります

 ところが、去る某日、最上階の場所を移した本屋さんに行ってみましたら、売っている書籍のラインアップは一段と感心できないのになっておりましたが、店の隅っこにカフェなるものができておりました、カフェと申しましても、イスとテーブルの他にこのごろコンビニなどで大流行りのコーヒーの機械があるだけです、でも、本を買ってからここで一休みというのはまことに文化的であり、結構であります

 このカフェの近くの棚には本ではなく装飾品などが並べられております、小さな本屋さんは本を売っているだけでは大変なのでありませう

 今夜の写真はこのカフェを撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 このカフェはコンビニと同じ方式です、本屋さんのカウンターでお金を払って紙コップをもらって、機械にセットしてボタンを押します

 GGI、たまには、年末は自分のことは自分でしなきゃと思い、Do It Yourselfのお店に買い物に行ってくたびれた後、このカフェにたどり着いて、ぼ~っとしておりましたら、テーブルの上に立てられているメニューの紙切れが目にはりました、そこには

 ホットコーヒー:120円
アイスコーヒー:150円

 とかいてあります、アイスのほうが30円高いのですね、30円は氷代ということでありませう、このごろ本屋さんでは氷まで売っているんだとGGIは感心してしまいました、この本屋さん、次は何を売るのでありませうか・・・・

テーブルの上に置いてある細い棒はGGIがユアセルフ屋さんで買ってきた叱咤激励棒です、怠け者の自らを励ますのための用具です

 グッドナイト・グッドラック!

 

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冬紅葉・・・

2014-12-27 01:25:08 | 日記

先日、クリスマスの数日前、西武さんとマックスバリュさんのあいだの道をあるいておりました、この道の並木の紅葉、もうほとんど散っていましたが、なかに一本だけ、まだ紅葉の盛りでありました

 冬でも紅葉があるんだとちょっと驚き、思わず見上げました、帰宅してから何となく朝日歌壇の俳句の欄を眺めておりましたら、冬紅葉云々という一句があるのに気づき、冬紅葉という季語があることを初めて知りました

 今夜の写真はGGIが目撃しました冬紅葉です、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!

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