今日も朝から暑い一日でありましたが、人生の些事雑事を若干片づけるべく午後、GGIは炎暑のなか外出を敢行いたしました
まずはお金がなくなりましたので東海道をテクテク、江戸方面へと向かい郵便局に行きました、現金支払い機の前に先客の女性が一人おりましたが、「私、ちょっと手間を要しますのでお先にどうぞ」と順番をゆずってくれました
ラッキー!まずは出だし好調であります
次に郵便局を出て百メートル少々先の銀行へと向かいました
ちょっぴり手間のかかりそうな用事です、自治会の通帳、名義人(会計担当者)の書き換えです、GGIは今年幹事役であると昨日記しましたが、「GGIさんが属している組の幹事さんは今年会計さんも兼任することになっています」との仰せ、かようなわけでGGIは最も苦手とするところの金銭管理係でまも仰せつかってしまったのであります
何枚もの書類に細々と記入
「あっ、ここ、住所と氏名にも振り仮名うってください、生年月日もお願いします、あっここ間違っています、訂正印お願いします、訂正印はお届け印と同じでないといけません、あっ、ここにも印をつけてください、GGIさんご本人であることを証明してください、GGIさん、お年のわりに字ヘタクソですね」などなど、まことにタイヘンの極みであります、最後に手続きに少々時間がかかるのでしばらくそこらへんでブラブラしていろということになりました
しばらく指示に従いロビーを徘徊しておりましたが、まだまだ時間がかかりそうでしたので、待っている間に弁護士さんに若干のお金を機械で振り込むことにしました
今日最高裁に上告書を出すということでありますので、印紙代など上告を行うために必要な最低限の事務経費です、足りない分や弁護料は我が優秀なる若き弁護士氏に出血サービスしていただくのであります
ところが機械がうまく動いてくれません、
女性行員さんが手伝いに来てくれました、振込先が示されている紙切れを示しますと「この口座番号の数字読みにくいですねえ、この数字、3やろか、8やろか、いやそれとも5かなあ」
いろいろ試みてくれたのですが最後まで行き着きません、そのうち女性行員さんが突然わめきました
「アッ、銀行名が間違っています、福井銀行やありません、福邦銀行ですよ!」、
そんな銀行あるのかと思ったのですが、確かにそうでありました
また一からやり直しみますと、振込先の名義人に間違いなし、それではと用意してきたお金を封筒から取り出し投げ入れますと、なんとお金が不足なのです、えっ、足りないはずはない、ちゃんと用意しておいたのだから、おかしいなあと思っておりましたら、またしても女性行員さんが大声でのたまひました
「あっ、封筒の中にまだ千円札が一枚残っていますよ、それにGGIさん、振込手数料も入れないとダメです」
まったくわれながらウンザリするミスの連続でありました
女性行員さんは、これやから老人はかなわんなあという表情を若干浮かべつつ最後は見事な営業スマイルで立ち去っていきました
やれやれ年はとりたくないなあと思いながらさらに待つこと五分ばかり、ようやく自治会の通帳の名義人書き換え作業が終了、銀行での用事は一件でなく二件なんとか落着、この炎天下、さて次はどうするか・・・
銀行からさらに数百メートル先にわがマザーが生前世話になった教会があります、教会を表見訪問して、マザー没っして10周年、賢兄たちや賢妹から拠出させた献金を牧師さんに手渡すか、それともネコババして表敬訪問は中止するか・・・
とりあえず銀行を出て再び炎天下、、ネコババすべき否か、それが問題だなどと考えながら歩いておりますうちに教会に着いてしまいました、やはり神さまが存在していてGGIをお導きくださったのでありませうか・・・
しばらく牧師さんと立ち話したあと教会をあとにしました、まだまだお天とうさま元気いっぱいでありますが、些事雑事は残っております、しかしGGIのエネルギーは早くも枯渇しつつあります、エネルギー危機であります
しかしながら、わが危機を耐えながら、何百メートルも戻ってスーパーで夕餉の材料を調達、ここで限界に達しました。エネルギーが枯渇しました、そこでめスーパーの近くにある「市立おけいごと・趣味センター」と化しております「生涯学習センター」と名付けられた公共施設の中にあるいつものカフェで一休みすることしました
顔なじみの元気一杯おばちゃんウエィトレスが注文を聞きに来ました
《ホットでよろしい?》
《そうや、今日はクソ暑いから思いっきり熱いコーヒー》
なかなか気の利くこのおばちゃんウェイトレス、いつもならまずは灰皿を持ってきてくれてから注文を聞くのですが、今日は持ってきません、気がきかんなあと思いながら待っておりましたがコーヒーもなかなかでてきません、待ちくたびれたころにコーヒーが来ましたので、いってやりました
《あのなあ、おばちゃんよ、オレここにタバコ吸いに来るんや、そのついでにコーヒーというわけ、灰皿もってきて!》
《はい、はい、はあ~い》
《おばちゃん、返事が軽い、返事は一度!、それにミルク、いらんといつも言うてるやろ》
おばちゃんウエィトレス、「ハッハッハ、そやったなあ、ごめんなあ」と笑いながら灰皿をすぐに持ってきてくれました
そこでようやくコーヒーをひとくちと思ったのですが、あいにはステッィクシュガーなる砂糖はテーブルの一番遠い片隅に置かれています、ちょっと手を伸ばしたぐらいでは届きません、でもいまや腰をあげて手を伸ばす気力もありませぬ、そこで
《灰皿、おおきに、そやけどなぁおばちゃん、オレ、砂糖が遠いんや、砂糖が》
おばちゃんウェイトレス《砂糖?ああそうか、ほんま、遠いなあ、じゃあ取ってあげるわ》と答えて、さっさと砂糖を手にしてコーヒーに入れてくれました
《あのなあ、年取ると何でも遠くなるんや、いやになるなあ》
《そうですかぁ、それなら家も遠いやろ?》
《そうや、家も遠い、帰るのもおっくう、近くなるのはオシッコだけや》
今夜はほんとうにどうでもいい話ばかりで失礼いたしました。よろしければ写真をクリックして「遠い砂糖」をご確認くださいませ
グッドナイト・グッドラック!