UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

酷暑御見舞、せめて涼風だけでもお届けいたします・・・

2022-06-29 14:32:23 | 日記
みなさん、梅雨があっというまに開けて猛暑の日々となりましたね。年寄りは熱中症にご注意とあちこちからうるさいぐらい警告が発されております。まだ耳にタコはできておりませんが、あまり頻繁かつバガ丁寧に警告されますと、結果的には、まあ耳にタコではなく馬の耳に念仏と申しますか・・・

GGIはひと夏に数えるほどしかクーラーを使用しないのですが、今年は猛暑との予想でありますので、今週のはじめ、念のためクーラーを一度使ってみておこうとクーラーのリモコンのスイッチを入れてみましたら

クーラーさんはウンともスンとも申しませぬ・・・

アッチャー、弱ったなあと思ってクーラーの取説を探しましたら、10年間保証という紙切れが簡単に見つかりました。ふだん探し物に苦労しておりますので目指すモノが簡単に見つかるとはまことにラッキー。それにさらに運の良いことに来月7月で買ってからまる10年、まだ保証期間のうち。そこでクーラーを買った量販店の出張修理係に電話、なかなか電話がつながらなかったのですが、ようやく昨日になって週末には修理に来るとの返事・・・

というしだいで短い梅雨が明けての猛暑に、クーラーなしで耐えつつ過ごしております。今日、室温は午前中からすでに30℃を何度か超えているのですが、なにしろ温度計は100円ショップで買ったしろもの、精度はあてになりませぬ、でも、温度計が安物だったので熱中症で倒れたしまったというのでは大恥と申しますか、ただのアホと申しますか・・・

幸い、わが庵は母なる湖の近くにありますので(と申しましても、以前は庭先が湖であったのです。よころが、高度成長期、果たして良かったのか悪かったのか定かでありませんが、「琵琶湖総合開発」なるもので国のおカネがジャンジャン降って来てきて庭先の湖を埋め立てられてしまい、今では湖をやや遠くなりにけりです)、窓や玄関、勝手口を開け放っておきますと湖からの風が吹き抜けていきます

今日の写真はわが庵の居間を吹き抜けていく湖からの風を撮ったものです。わが秩序に欠ける居間をお見せするのは恥ずかしき限りでございますが、湖からの風さんはそんな些細なことは気にせずに通り抜けていきます。よろしければクリックしてご覧になってくださいませ

暑中見舞いなるものは梅雨明けから立秋までのあいだに出すものとされておりますが、今年はもう梅雨が明けてしまいましので、早速暑中見舞いとして、酷暑の代わりに湖からの涼風をお贈りさせていただくことにした次第でございます

写真をご覧になって、これだけ涼風が吹き抜けているのだからさぞ涼しいであろうと思われるかもしれません。でも、さにあらず。カーテンの揺れ具合からは涼しそうにみえても、このような猛暑のもとでは涼風は湖を渡ってわが庵に到達するまでのあいだに陸地の熱気を帯びてしまうにでしょうか、見た目ほどは涼しくありませぬ。

しかしながら、みなさま、むかしから、心頭滅却すれば火もまた涼しと申します

ですから皆さん、クーラーも結構ですけれども心頭滅却なさってください、心頭滅却に成功して無念無想の境地に達することができれば、酷暑もまた涼しとなるのでございます

でも心頭滅却はGGIの最も苦手とするところでありますので、私どもはしばらくは心頭滅却のほうは冷蔵庫にしまっておいて、かわりによく冷えたビールさんを取り出して、湖からの風を頼りになんとかこの酷暑を乗り切る所存でございます

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!
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みなさん、公約なんか示さなくても、選挙はもう終わっています!

2022-06-24 01:41:29 | 日記
今日はお手数ですがまず写真をご覧になってください。

近くのコンビニの脇にある「自民党広報板」に貼られているポスターを撮ったものです。今進行中の参院選用のポスターです

左右のポスターには、岸田君の写真が示され「決断と実行」と大きな字で書かれており小さな字で「暮らしを守る」と添え書きしてあります。真ん中の広報版にはポスターは貼られていません、空白です

この左右のポスター、「決断と実行」と大きく記されているものの、肝心の目的語がありませぬ。何を決断し、何を実行するというのでありませうか?

いや、「暮らしを守る」が目的語だ、というのでせうか。「暮らしを守ることを決断し実行する」というのでせうか、それではあまりも漠然としていて公約の名に値しませぬ。どのようにして暮らしを守るかを記しておかないと公約とは申せませぬ

などとポスターを眺めながらひとりイチャモンをつけました結果、そうかあ、真ん中の広報板にはいずれ公約を記したポスターを貼るつもりなんだ、でも中身がまだ決まっていないから、つまり公約はまだ存在していないから、真ん中の広報板に公約を記したポスターを貼ることができず、そのままになっているんだ、これらはほんとうは3枚一組のポスターなんだという結論に達しました

でも、おそらく自民党広報部さんは選挙が終わるまでポスターに公約を記すことは行わないでありませう。自民党ご用達の電通さんが「大丈夫ですよ、公約なんか書いておかなくても。アホな選挙民は公約なんてどうでもいいのですから」と保証しているからです

電通氏は岸田さんに言います。

「選挙のポスターは公約を宣伝するためのものなんかではありません。お門違い、見た目を宣伝するためのものです。ひとは見かけです。岸田さん、あなたの支持率が高いのも、あなたの見かけがグッドだからなのです。あなたの公約がいいからではありません。

まあ、とにかく今までが悪すぎたのです。アベ君は嘘つきで横柄なのがみごとに顔に出ていて・・・菅のオッサンは何やら陰気くさくて、麻生は幼稚で下品そのもの・・・これでは支持率が低くて当たりまえ、それにくらべ、岸田さん、あなたは話しぶりや応対ぶりが穏やかでていねい、何やらジェントルマンの雰囲気、他の政党の党首にくらべて感じのよさはまあ一等賞、野党の党首たち、はっきり申し上げて見かけはみなさんいまひとつ・・・なかには下品そのものの人物も何人かいて・・・・まあ、ましなのは山本タローぐらいかな、でも彼は元々タレントだから見かけが、人当たりが大事なことはよく分かっているはず・・・・他党のポスターはともかく、くこの電通謹製の自民党.のポスター、中身はないけれど、なかなかシンプルでいいではありませんか!」

かくして、全国くまなく公約なき自民党のポスターが張り巡らされているのであります、決断と実行が意味もなくバッコしまくっているのです・・・

電通さんの入れ知恵=悪知恵は正解なのです。

と申しますのは、さきほど夜半にネットさんでニュースを見ておりましたら、朝日新聞さんが早くも「自公で改選過半数のみこみ」と報じていたからです、

選挙運動が始まってからまだ二日がすぎたところなのに、すでに勝敗は決しているのです・・・

かようなしだいで、みなさん、選挙をもう終わっているのです。ポスターなんかどうでもいいのです、選挙気分を盛り上げるためのただの飾りに過ぎませんから。公約なんか記しておかなくても何の差し支えもないのです・・・

ああ、ビバ・ニッポン!ガンバレ・ニッポン・チャチャチャ!!

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
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「殺さしめてはならない」ということが大切なのでは?・・・・

2022-06-19 01:51:41 | 日記
数日前、近くの真宗大谷派のお寺の前を通りかかりましたら、門の脇の掲示板に新たな貼り紙がしてありました。

このお寺の住職さん、今は息子さんにすでにその座をお譲りになっていますので正確には元住職さん、GGIの学校時代の一年先輩、何かと世話になることがあるのですが、この人物、ときおり警句めいたものをダイナミックな肉筆で一気に記して掲示板に貼りだし、世に仏の教えを広めることに努めておられます。達筆ではありませんがなかなか勢いがあります。

GGIはこの掲示板の一番の愛読者であると確信しております。ときには、仏陀様、あなたのおっしゃることは真に正解でございます、と思わず最敬礼、頭を下げざるを得ないことがあります

今日の写真はこの新たなる貼り紙を撮ったものです。どうかクリックしてご覧になってくださいませ

新しい貼り紙には

「殺してはならない 殺さしめてはならない  法句経」

「法句経」というのは原始仏教の経典、ブッダさまの真理の言葉が記されているそうであります。GGI、この貼り紙を目にして、すぐには理解できず、しばし沈思黙考を試みました

そうだよなあ、殺してはならない…これは当然だよなあ、誰でも言うよなあ、ことに最近は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってからは、この日本では誰もが、政治家もメディアの皆さんも、テレビに頻繁に登場するコメンテーター屋さんも、各種評論家や学者さんや物書き屋さんも、口をそろえていうよなあ、「殺してはならない、ロシアはウクライナ人を殺してはならない」って、でも、野蛮な死刑なんかやめなさいという人はこの日本では、いないことはないけれど、少ないよなあ・・・選挙で死刑廃止を公約に掲げる候補者は皆無だよなあ・・・

それはともかく、さすがブッダさまだなあ、ひとを殺してはいけいなとおっしゃるだけではなく、誰か他者をして「殺さしめてならぬ」とまでおっしゃるとは・・・凡人はとてもここまでは思いが及びませぬ、たとえばウクライナ問題について「殺さしめるな」という視点からの言及は、少なくともこの日本では皆無ではないかなあ・・・でも、言われてみれば「殺さしめてはならぬ」っていう思いを抱くこと、そのような視点から考えることはとっても大切ではないかなあ、だって、自分は人を殺したりしないけれど誰か他人に「殺さしめて」平気でいるようでは下の下だからなあ・・・

でも現実をみれば、すくなくともこの日本では、「ロシアはウクライナ人を殺してはならぬ」「ロシアをやっつけろ」とは言っても、「ウクライナ人を殺さしめてはならない、ロシアに殺さしめてはならない」とは言わないよなあ

どうしてかなあ・・・「ロシアに殺さしめてはならない」なんて言ったりすると、なんていうこと言うんだ、じゃあロシアに殺さしめているのは、ほんとは一体どこの誰なんだということになって・・・問題が俄然ややこしくなって、挙句の果て、あっちこっちに飛び火して、挙句はわが身に火の粉が降りかかってこないとも限らない・・・

仮に誰かが、あるいは何かがロシアに「殺さしめている」としたら、それはソ連から独立してから今日に至るまでのウクライナの「国内事情」あるいはウクライナを取り巻く状況などが何か関係しているのと違うかなあ・・・

そういえば、ウクライナ国内の「不都合な真実」について、メディはちゃんと書かないとある学者さんが言っていたなあ、先日、朝日新聞の記者のインタビューに対して早稲田大学の憲法学が専門の水島朝穂さんという先生が言っていたよなあ、でも目の前で重要な問題点をちゃんと報じようとしないメディアの怠慢を指摘されたというのに、朝日さんはその後も何も書かないなあ、リッパな新聞だなあ、朝日に限らず日本のメディアは何も書かないなあ・・・「不都合な真実」はほんとうは「誰が殺さしめているのか」という問題と関連しているかもしれないのになあ・・・

上記の水島先生の発言の内容は以下のようなものです(朝日2022年5月27日:オピニオン&フォーラム「軍事が語られる日常」と題された記事より)。

この先生、はじめに「国際社会がロシアによる侵攻を非難し、ウクライナ国民を支援するのは当然です。しかし、その方法としてNATOを中心とした支援国の大量の兵器供与とハイテク通信技術の提供によるロシアとの実質的な代理戦争となっていることは問題である」と前置きしてから以下のように、なかなか意味深長なことをおっしゃっています。このたびのウクライナ紛争が実質的に代理戦争と化しており、その点が極めて危険なのだという意味のことをGGIも以前の日記に記していますが、水島先生、さらに一歩踏み込んで次にように指摘しています。

《1990年8月のクウェート侵略から湾岸戦争に至る過程も『米国の挑発による過剰防衛』という見方がありました(ラムゼイ・クラーク元・米司法長官編「アメリカの戦争犯罪」)。今回も既視感があります。ウクライナ政権の「不都合な真実」についても、メディアはもっと冷静かつ客観的に伝える必要があるでしょう》。

上記の《今回も既視感があります》というのは、ロシアのウクライナ侵攻に至る経緯やその後の状況がクウェート侵略と湾岸戦争に至る経緯と似ているような感じを受ける、といった意味であると思われますが、具体的意味合いはGGIにはわかりかねます・・・

「ウクライナの不都合な真実」というフレーズは日本のメディアがほとんど用いていない聞きなれないものなのですが、GGIは「ウクライナの不都合な真実」の類のひとつではないかと思われることをしっております。それはウクライナがアフガニスタンに派兵していたという事実です。当時、NATO加盟国をはじめした多くの欧州諸国が、米国がしかけた戦争でアフガンに派兵していました。国連でロシアのウクライナ侵攻を非難する決議が採択された際、イスラム圏の国々がこのことを指摘していました。ウクライナはいずれNATO加盟というエサに釣られたのです (ドイツも派兵していました。しかし、ドイツは後にアフガン紛争はドイツの安全保障とは何ら関連性がないとして撤兵していますた。念のため申し上げておきますと、日本は派兵しませんした。日本国憲法のおかげです。ただし、再日米軍が大挙してアフガンに出動していました)

(なお、上記の水島先生はNATO諸国がアフガンに派兵していたと言う事実について、「ソ連が崩壊し、ワルシャワ条約機構が解体した後、存続の危機に陥ったNATOはアフガニスタンなど域外に派兵し、加盟国の「東方拡大」を進めてきました。そして今、国連を中心に地球規模での貧困や格差、温暖化など国際社会が協力すべき時に、『軍事への復古』が始まったわけです。その意味でNATOの「北方拡大」まで引き出してしまったプーチン・ロシア大統領の責任は重大です」と述べています。

NATOすなわたち北大西洋条約機構なるものの動きについて、GGIがこのような説明に接したのは初めてです。NATOは欧米の軍事同盟であり、日本人にはいまひとつ馴染みのない存在なのですが、NATOという組織はこのようにあちこちに手を伸ばすような存在と化しているのかと、とても勉強になりました。先生のこの説明がほんとうであるならば、このようなNATOの動きがこのたびのウクライナ紛争の背景にあるという可能性は大であるということになるでありませう・・・)

かようなしだいで、沈思黙考の結果、この貼り紙を目にして、《ロシアのウクライナ侵攻について「殺してはならない」とは誰にでもいえる、しかしウクライナ紛争を考えるにあたっての、日本にとっての、欧米の大国をはじめとして国際社会にとっての、ほんとうの問題は「殺さしめてはならない」ということではないのか、そのための行動ではないのか》とGGIは思い当たるに至りました。ブッダさん、ありがとうございます。こころから感謝申し上げます

それがどうした!感謝しているだけでは意味がないやろ!と言われるととても困るのですけれど・・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

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このゾーン以外では老人を思いやったりはいたしません、あるいはビバ過ぎるニッポン・・・

2022-06-15 02:09:08 | 日記
先日、「市民センター」と称されている市役所の支所の前を通りかかりましたら、夏を思わせる青空を背景にノボリが風にゆれているのが目に入りました。

今日の写真はこのノボリさんを撮ったものです。どうということのない写真ですが、よろしければクリックしてご覧になってください。

写真に写っている場所の近くに同じノボリが何本も立てられており,ノボリには「高齢者の事故防止 思いやりゾーン」と大きな字で記されています。

これはおそらく警察と交通安全協会が行っている春の全国交通安全運動の名残りのノボリでありませう。毎年春と秋に行われている全国交通安全運動なるものが、費用対効果限りなくゼロに近い無意味なものであり、警察官さんたちの退職後の天下り先である「交通安全協会」のために役立っているに過ぎない、全国のお役所が常習的に行っている数多の税金の無駄づかいの一つに過ぎないからさっさと止めてしまいなさい、ということを2020年7月24日の日記をはじめ、この日記で何度か記しているのですが、写真でお分かりのように依然として無意味で何の役にも立たないことを行っているのです。

ノボリが立てられている場所は、老人が交通事故にあうことがない安全な場所ですよと宣伝しているのでありますが、こんなことがノボリに書いてあっても老人が安全とは限りませぬ。ノボリなんか見ていないスマホ片手でよそ見運転している車なんかに轢かれてしまわないとは限らないからです。このようなよそ見運転は防止する力なんか、このノボリにはないからです。つまり交通安全運動の費用対効果はゼロなのです。

ふざけるな、ノボリ1本で老人を交通事故から守れるわけないやろ!

またノボリに書かれている言葉を裏返せば、この場所以外では老人は安全でありません、老人の安全は保障しませんよ、覚悟しなさいということになります・・・

わがニッポン、は何と冷たい国であるのでしょう。

この無意味なるノボリの近くでわが日の丸が大空にヘンポンとノーテンキにひるがえっております。

ああビバ・ニッポン! ああビバ・ノーテンキ・無責任大国・無駄づかい王国ニッポン・・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
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ドクダミさんのつぶやき・・・「名は体を表しません」・・・

2022-06-10 00:26:40 | 日記
雨の季節がそこまでやって来ています。この頃になるとわが北向きのガーデン、東北の隅一帯にドクダミさんが花を咲かせます。小さなまっ白の花、「可憐」という言葉はこの花のためにあるのではないかと思うような可愛らしい花です

今日の写真はわがガーデンのドクダミさんを撮ったものです。どうかクリックしてご覧になりGGIのほめ言葉がウソではないことをご確認くださいませ。

おや、ドクダミさんの花が何か小声で言っております

GGIさん、おほめいただいてありがとう。とてもうれしいです。でもですねえ、私たちとっても不満なことがあるのです

そんなに美しい姿をして何がご不満なのですか、世の中には、人は見かけ、だからもうちょっと男前だったらとか、美人だったらとか思っている人がゴマンといるのですよ、それだけステキに咲いて何がご不満なのですか?それで文句を言ったりするのは欲張りというものですよ

いえ、そういうことを言っているのではありません。不満満なのは私たちの名前です、私たちに付けられた「ドクダミ」っていう名前に不満があるのです

どこがご不満なのですか、「ドクダミ」っていうのは俗称ではなく正式の名称ですよ、「ドクダミ科ドクダミ族」の植物のことですよ、植物学者さんが考えてつけて名前ですよ、どこが気に入らないのですか、君たちは名もなき雑草なんかでなはなくリッパな植物なのですよ

それはそうですけど・・・でも、「ドクダミ」っていう名前、なんか暗いイメージがつきまとっていて私たちは嫌なのです、

まず「ドクダミ」という言葉の響き、語感がよくありません、何だか陰気な植物っていう印象を持たれているのではないかと・・・だってドクは毒のことでせう?それに加えて「ダ」は「駄」、つまり駄目の駄、無駄の駄、駄弁の駄、駄犬の駄など、駄には何もいい意味がないでしょう、それにダダイズムっていう駄々をこねるようなヘンな言葉もあるでしょう。

それにまた、「ダミ」っていえば、「だみ声」っていう言葉を連想してしまいす、だみ声は漢字で書けば「濁声」、すなわち濁ったような聞き苦しい不快な声のこと、だから「ドクダミ」は「毒濁み」、ドクダミは毒があって濁ったような不快な存在・・・また「み」は「巳」つまりヘビさん、だからドクダミは毒駄巳・・・いい感じがするわけないじゃないですか、

このようなわけで、ドクダミって、毒があって濁っていて役立たずの駄目な存在、なんか嫌な暗~い感じがする、あってもなくてもいいような雑草だと思われているような気がしてならないのです・・・要するに私たちは日陰者あつかい・・・でも、GGIさん、ほんとうは私たち万能の薬草なのです、毒を消す作用があり、お茶の葉になったり、化粧水にもなるなど、人の役に立つ植物なのですよ

そやなあ、おっしゃるとおり、たしかにあまりいい感じのする名前ではないよなあ・・・

「ドクダミ」だなんて、ほんとうに私たちにとっては迷惑な名前です・・・たとえば「ドクダミの花・・・ドクダミ?ああ、あれかあ、梅雨時に暗いじめじめした場所に咲いている、なんか陰気くさい草花・・」とまるで口に出すのも汚らわしいような存在に思われて・・・それが不満なのです、GGIさん、聞いてください、私たちのように名は体を表さないことがあるのですよ、だからもっと私たちにふさわしい名前にしてほしいのです

確かになあ・・・君たちの場合、名は体を表していないよなあ、でもなあ、世のか、名は体を表していないことは珍しくないからなあ

私たちのこと以外に、名は体を表してないどんな例があるとおっしゃるのですか?

たとえばですねえ、自治体には情報公開条例っていう法令があるでしょう、でもねえ、名前を信じて情報公開するよう求めても、真っ黒に塗りつぶされた書類が出てくるだけで実質的に何も公開しないということが珍しくないのです、GGIも何回も経験しています。なぜこんなことになるのか、それは「情報公開条例」という名前は体を表していないからなのです。ほんとうは「情報非公開条例」という名前にすべきなのです。全国どこでもそうです。国の情報公開法も同じこと・・・

それに、もっとも悪質なのは政党、政党の名前なんかまるで名は体を表していないことの見本、まったく体を表してないよなあ、

ほんとは日本一の巨大利権集団であるのに、いったいどこが民主的で自由なのかさっぱりわからないのに「自由民主党」なんてもっともらしい名前がついているでしょう、また、単に自民党のくっつき虫であり、どこが公明正大なのか理解に苦しむのに「公明党」、また第二自民党の田舎政党に過ぎないのに、ただ、夢をもう一度、もう一回万博やろう!とアホな計画を立てたり、人まねでカジノ作ろうとか、アホ丸出しの金儲けのこととしか思いつかない、新しいことを考える能力なんかまるでないのに「維新」なんて、詐欺同然の時代錯誤の党名を名乗っているでしょう、それに自分たちが国会議員でいることばっかり考えていて国民のことなんか考えていないのに国民なんとか党、ほんとうに憲法を大切に思っているか怪しいのに立憲どうのこうの党とか・・・それに、その他の弱小政党も同じこととにかく、まあ、政党というのはすべからく、名は体を表していないのです、分かりましたか、ドクダミさん?世間とはそういうものなのですよ

でも、ドクダミさんよ、名は体をまったく表していないけれど、とても楽しい例もあるのです、
たとえば、むかしハワイ出身の大きなお相撲さんがいましたね、小錦という。このお相撲さん体重が270キロ以上もあったのに、名前は「小」錦さんなんですよ!思わず「どこが小なんやねん、どこが名は体を表しているんや!どこが!」と突っ込みをいれたくなりますね

GGIさん、脱線しすぎです、ショーモナイ安っぽい政党批判やアホなジョークはやめてください、もっとまじめに考えてください

ではマジメに考えます。あのねえ、君たちは「ドクダミ」という自分たちの名前、イメージが悪いといって嫌がっているけれど、実はウィキペディアさんには《「ドクダミ」の名は、民間薬として毒下しの薬効が顕著であるため、毒を抑えることを意味する「毒を矯(た)める」から、「毒矯」が転訛して「毒矯み」と呼ばれるようになった》と書いてあるのです、つまりドクダミという名称は正しき根拠を有しているのや、だから君たち、イメージが悪いからといって勝手に名前変えるわけにはいかないのです。でも、ドクダミさん、元気を出しなさい、君たちの花言葉はなかなかステキなのです、「野生」と「白い追憶」です。「白い追憶」なんてなかなかグッドでロマンチックじゃないですか、だから名前はともかくステキな花言葉で満足しなさい!

はあ~い・・・・でも、なんだかヘンだなあ、GGIさんにごまかされたみたい・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
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