UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

天には光を、地には笑いを:今年のイグ・ノーベル賞

2016-09-29 01:42:23 | 日記

もうすぐ今年のノーベル賞が発表されるとのことですが、それに先立ち今年のイグ・ノーベル賞が922日に発表されました。23日付けの朝日新聞で報じられていました。(以下のサイトにも掲載されています)

http://www.asahi.com/topics/word/%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E.html

今年も日本人の受賞者がありました。受賞したのは立命館大学の東山篤規(あつき)先生と大阪大学の足立浩平先生。

いわゆる天橋立の「股のぞき」を行うと、すなわち前かがみになって股の間から後ろ方向にものと見ると、実際よりも小さく見えることなどを実験で証明した功績で、お二人は「知覚賞」を授与されました。主催者によれば「今年最も面白い研究のひとつ」とのことです。

「股のぞき」すると直立して見た場合と景色がなんだか異なって見えて楽しいことは「天橋立」などで経験的に知られているのですが、それを科学的に証明したのです。計90人もの人々に股のぞきを実際にしてもらった結果、直立して見た場合よりも風景の奥行き感がなくなり、遠くのものが小さく手前にあるように見るのだそうです。

上下が逆転する「逆さ眼鏡」をかけてもこの現象は認めらず、このような錯視が起きる原因は前かがみの姿勢が関係しているとのこと。受書式で東山先生、実際に股のぞきを披露しながら「股のぞきをすると、小さく、縮む。覚えて帰ってください。小さく、縮む・・・」と熱弁をふるったそうであります。

どうしてこんなことを研究する気になったのか、などとGGIは笑ってしまったのですが、テレビで報じられていた東山先生のおとぼけ受賞の弁にもGGIは思わず笑ってしまいました

「いやあ・・・これまでなんもほめてもうたことがないので・・・こんなものでもほめてもらえるかなあと思うて・・・(応募した)」

いやあ、リッパです。このような先生がおられる限り日本は大丈夫とGGIは確信してしまいました!

東山先生らの研究以外にも、いや先生の研究以上にGGIが笑ってオツムが混乱してしまった研究もありました。

それは「体の左側がかゆいとき、鏡を見て右側をかくとかゆみが治まる発見」(医学賞、ドイツ)というものです。研究の動機も笑ってしまうのでありますが、この大発見、「そんなあ・・・ほんとなの?ね!」といまだにGGIは信じられませぬ。

確かに鏡には何か人の感覚を狂わせる魔のようなものが存在しているのではないかとGGIは以前から思っているのですが、このような効果があろうとは・・・この発見にGGIはひたすら驚愕するしかありませぬ。ドイツの研究者にこころから敬意を表明し感謝申し上げます。

このほかにも、ほんとう?と思わす疑いたくなる研究がありました。「1千人のうそつきにウソをつく頻度をたずね、答が信じられるかどうかを特定」(心理学賞、ベルギー)という研究です。いったいウソつきのいうことがホントかウソか、どうやって特定したのですかね・・・

また、なかなかブラックな賞もあります。それは「自動車の排気ガス問題を検査時に自動的に解消する方法」(化学賞、ドイツ・フォルクスワーゲン社)です。まったくワッハッハのハッであります。でもワーゲン社の方は授賞式に姿を見せなかったそうであります

天には光を、地には笑いを、ビバ!イグノーベル賞!

今日の写真は今年のイグノーベル賞を報じる朝日新聞の記事を撮ったものです。読みにくいので思いっきり拡大してご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

コメント
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