UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

怪談のつぎは火の玉のお話です・・・

2017-07-31 00:23:13 | 日記

昨日は怪談を記しました、あんなものどこが怪談なんだ、マザーレイクが地図上から姿を消してしまったのは、ただ仕事熱心でアホな国のお役人たちの成せる業に過ぎないではないかとおっしゃる方には、今日は怪談のかわり怪談につきものの「火の玉」の話でございます。

火の玉は人魂とも称されており、気味悪いものだと思われがちでありますが、寝苦しい夜には、火の玉を目撃したりいたしますとすこし涼しくなっていいのではないでせうか

今日の写真は夜になりますとわがガーデンの彼方に現れる、火の玉を撮ったものです。どうかクリックしてご覧になり、火の玉を眺めて涼しい夜をお過ごしくださいませ

火の玉がゆらゆら揺れ往くさまがとてもステキです。火の玉は夜が更けるとともにその数を減らしていきます。最近GGIは毎晩、夜半になってから火の玉を眺めることにしています。夜が更ける前は、火の玉は次々に現れてにぎやかなのですが、夜半をすぎますと、火の玉はポツンポツンと間をおいて静かに現れ静かに消えていきます、その消えゆく孤独なる火の玉を眺めておりますと、GGIは我が人生の来し方往く末などにちょっぴり思いを馳せたりいたします・・・

なんだ、こんな写真、自動車のテールライトを撮っただけじゃないか、こんなものどこが火の玉なんだよおと幼稚なることをおっしゃる方、あなたは詩情を解さない哀れなお方であります、さっさと地獄なんかに堕ちてくださいませ。

テールライトと言えば、シンガーソングライターの中島みゆきさんが「ヘッドライト・テールライト」という火の玉をテーマにした歌を歌っています。とてもいい歌なのですが、ヘッドライトはただ眩しいだけ、通り過ぎていくテールライトの方が、おセンチGGIには、心に染みるような気がいたします。

この歌をお聞きになりたい方は以下のサイトをどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=aTJPx7yuZK0

かようなしだいで、ここしばらくは「火の玉写真家」と自称しようかなどと思っておりましたら、以前、わが「志賀の都」の枕詞でありますところの「さざなみ」を撮るために世界で唯一の「さざなみフォトグラファー」を名乗っていたことがあるのを思い出しました。

「さざなみフォトグラファー」としての作品をかつて別のブログに掲載しております。ひと目見るだけでとても涼しくなること間違いなしの保証付きに写真でありますので、よろしければ以下のサイトをご覧になってくださいませ

http://blog.goo.ne.jp/yossarian/d/20100429

http://blog.goo.ne.jp/yossarian/d/20100428

七月がおわります、お盆が近づきます

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!

 

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真夏の夜の大怪談:マザーレイクが消えてしまった!

2017-07-30 01:14:09 | 日記

ただいま、7月30日の午前零時を過ぎてしまっております。

夏の夜にふさわしいのは何と申しましても怪談でありますので、今日は怪談でございます。耳なし芳一どころではない驚愕の大怪談であります。「マザーレイク」などと近ごろはカタカナで称されたりすることのあるわが淡海、すなわち琵琶湖が、突然消えてしまったと申しますか、消されてしまったとう怪談です。ウソなんかではありませぬ。

昨日の日記に、7月28日に経済産業省(資源エネルギー庁)が原子力発電により生じる高レベル放射性廃棄物の最終処分場の候補地選定のための、日本全土を対象とした、地質などに関する「科学的特性マップ」を発表したというニュースについて記しました。また、GGIは某全国紙の地方版の記者からこのマップなるモノについて意見を求められたと書きました。

昨日の夕方になって、そうや、あの記者氏、GGIの話したことをちゃんと載せてくれているのかなあと思って、近くのコンビニへ新聞を買いに行きました。夕方になっておりましたのでもう売り切れてないのじゃないかなあと心配だったのですが、幸い売れ残りあり、入手することができました。

そのあと、新聞片手に買い物などを済ませたり生きていくための諸雑用をすませ、夜になってこの某全国紙の地方版を開きました。《「核のごみ」処分場、特性マップ、県内大半「好ましい」》と題された比較的大きな記事が掲載されていました

(GGIがひごろ眺めている天下の大朝日さんは地方版では何も触れていませんでした。朝日さん、あなたはクタバッテもいいですよ!)。

この記事の見出しにある「好ましい」という言葉は「処分場建設に好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い地域」ということを意味しています。

知事や関係自治体の市長さんのほとんど意味のない他人事のようなコメントも簡単に掲載されておりましたがGGIの意見もちゃんと載せられていました。内容は昨日の日記に書いた通りでありますが、当然ながらGGIのダラダラした話はしっかり圧縮されておりました

《〇〇の〇〇で〇〇の〇〇のGGIさんは、今回のマップについて「火山や活断層の近くでなければ『適地』とするなど科学的には雑なやり方」と批判し・・・既成事実化が進んでいくのが恐ろしい》(〇〇のなかには、アホとかバカとか、あなたのお好きな言葉を入れてください)

とGGI氏はまことにまともなことを新聞紙上で言っておりました。おおむねGGIが言った通りに書いてあるようであり、まあ、これでいいかと思いながら、この記事に付されていました湖国の部分が拡大された「科学的特性マップ」をなんとなく眺めておりましたら、飛んでもないことに気づき、GGIは思わず絶句、のけぞってしまいました

こんな地図、今まで目にしたことがありませぬ。湖国の地図だと言うのにわが琵琶湖が存在していないのであります!これではまるで顔のない顔写真みたいなものであります!

今日の写真は資源エネルギー庁が公表した「科学的特性マップ」のうち、この全国紙が掲載していた滋賀県に関する部分の拡大図を撮ったものです。どうかクリックして、しかとご覧くださいませ

ご覧のとおり、地図のどこにも琵琶湖は存在しておりませぬ、影も形もありませぬ。忽然と姿を消しております・・・

昨日の日記にも書きましたが、この地図においてグリーンで示されている部分は、淡いグリーンの部分(この写真では白っぽく写っています)も濃いグリーンの部分も、いずれも最終処分場建設の「適地」とされています(濃いグリーンの部分は廃棄物を海上輸送することを考えた場合、港に近い地域のほうがより適地であるとされていることを意味しています.オレンジ色の部分は活断層などがあり好ましくないとされる場所、グレイは好ましくない可能性が大きい場所)。

この地図を作った政府の関係者、琵琶湖があろうがなかろうが知ったことか、琵琶湖だからといって特別に配慮する必要なし、とにかくここ(琵琶湖の存在している場所)は活断層の地帯ではないのだ、だから核廃棄物最終処分場の適地なんだ、いざとなったら世界有数の古い湖である琵琶湖も適地の一つに過ぎないのだ、候補地になっても少しも不思議ではないのだ、当然なのだ、などと強く確信したのでありませう。それで地図に琵琶湖を記入することを止めにしたのでありませう、まことにアッパレであります、アッパレ過ぎます。

かようなしだいで、琵琶湖が消えてしまうという、今夜の大怪談の作者は仕事熱心な政府のお役人たちということになります。

まことに、笑い話では済まないフザケ過ぎの無神経極まる話であります。知事の三日月クンも、環境省も、環境活動に熱心な諸氏も、このおふざけマップを訂正するような抗議すべきでありませう。

GGIはこのようなブラック過ぎるお粗末ユーモアが大好きでありますから抗議するつもりはございませぬ。

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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罰あたりニッポン:もう自業自得というしかないのだけれど・・・

2017-07-29 01:51:18 | 日記

ここ数日、毎日暑い暑いと書いておりますが、昨日も暑い一日でありました

GGI、この暑さに負けることにして、午後、湖からの風が吹いてくる北川の部屋にゴザを敷いて、しばらく老体を横たえておりました、

カーテンを揺らす涼風、なかなか快適、小一時間、ウツラウツラしておりましたら遠くで電話話のベルが鳴っておりました。起き上がって電話のあるところまで行くのもおっくうですのでほっておきましたらいつまでもベルが鳴り続けております、仕方なしにノロノロ・・・

電話の主は某全国紙の地方版の記者でありました

「突然で失礼いたします、GGIさんですよね、原発問題に関する正体不明の市民団体みたいなものに関わっておられる・・・」

「そうです、あのねえ、その団体、正体不明というか、もう亡霊みたいな存在やけどなあ・・・何かあったんですか」

「実は先ほど、経済産業省が、高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に関する、地理学的条件などからみて適否を推定した、日本地図を色分けした《科学的特性マップ》を公表したので、ちょっと御意見をうかがいたいと・・・」

まだ頭に霞がかかっておりましたが、すぐに思い出しました。実は昨年の9月、原発から出る使用済燃料などの高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設問題に関わっている国の機関「原子力発電環境整備機構」(NUMO)が全国の主要都市などで処分場建設に関する説明会を開いていましので、それに関連したことでありませう。

この説明会はわが湖都でも開催されましたので、GGIも出席して直にお役人さんたちと紳士的かつやや乱暴に話し合ったのでありました。そのときの説明で、来年度中に上記の《科学的マップ》なるものを公表したいと関係者が言っていたのでありました。

GGIは別に核廃棄物の最終処分場問題に詳しいわけではないのですが、いまから十年以上前の2005年の秋、湖国の最北の町、余呉町(現高島市)の町長が最終処分場を誘致を言い出したり、翌年、湖国で初の女性知事が誕生した2006年の秋には町長が突っ走って最終処分場の予備調査に応募しようとしたりという騒ぎがあって以来、GGIは知ったかぶりをしているに過ぎませぬ。それで記者氏が電話してきたのでありませう。

昨年9月の説明会以外に、湖都では、これまで二度にわたり、核廃棄物の最終処分場問題に関するシンポジウムや講演会などが行われており、GGIはいずれにも顔を出しています。

昨年湖都で行われた国の機関NUMOによる説明会や、最終処分場建設における問題点などについては、以下のサイトなどにすでに書いておりますので、よろしければご覧くださいませ

https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/040/286000c

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20160903

今日の写真は、昨日経産省が発表した最終処分場建設適否に関する「科学特性マップ」を撮ったものです。すこし見にくいのですがクリックしてご覧くださいませ

詳細な説明などは新聞で報道されておりますので、省略いたします。毎日新聞のデジタル版の記事は以下のサイトに掲載されています

https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/040/286000c

はっきりと申し上げて、経産省が示したマップはかなりインチキというか、インチキそのものです。このマップ、核廃棄物処分場建設の適否を示したものと称しておりますが、これた単に最終処分場建設に最も適していない火山地帯や活断層が存在している位置を示したものにすぎないのです。これら以外の土地(国土の65%ぐらいとされています)が処分場建設に特に適しているということを意味しているわけではありませぬ。単に処分場検察に最も不適な土地ではないことを意味しているのに過ぎなのです。

マップにおけるオレンジ色の部分は火山や活断層の地帯、つまり処分場建設に不適とされr地域です。グリーンの地帯はそうでない地帯を意味しいるに過ぎないのですが、新聞記事などに寄りますと。グリーンの地帯は「適地」と称されています(経産省の言によれば「処分場建設のための好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い地域」とされています)

海岸線にそって濃いグリーンで示されている地帯は淡いグリーンの地域よりもより適している土地とされていますが、これは地質学的な意味での適地ではなく、核廃棄物を海上輸送する計画であるため、港に近い地域がより適地であるとされているにすぎないのです。

GGIは記者氏申しました

「いったんこういう地図が示されてしまうと、いかにも核廃棄物処分場の適地が日本のどこにでも存在しているかのような印象を与え、独り歩きすることになるから困るんだよなあ…正確には、グリーンの地域はもっとも不適な、つまり危険と考えられる土地ではないという意味に過ぎないのに、このマップが独り歩きして、その結果いつの間にか《適地》ということになってしまうのや」

GGIは、記者氏にヨーロッパや米大陸における最終処分場建設における問題点を縷々説明いたしました

一言で申し上げれば、科学的に観るならば、少なくとも欧州や米国におけるような適地は日本列島には地質学的には存在していない、というのがGGIの考えです。

処分場を建設するためには、ひとことで申し上げれば、長いあいだ何億年にもわたり動いたことがない古い地層であることや、湿気の少ない強固な広い岩盤が存在していることなどが必要条件であるというのが専門家の意見です。米国での最終処分場の問題について視察に行った日本の学者は、「日本は火山だらけ、温泉だらけ、地震だらけの国だから、日本には適地は存在していないのではないか」と米国の専門家から言われています。

だいたい、火山や活断層だらけで地震の多い、原発の建設に最も不向きである日本列島に原発をわんさか作ってしまったのが間違いのもとなのです。

欧州ではフィンランドが最終処分場を建設済みであり、これから実用に供され用ようとしていますが、果たして今後どのような道をたどることになるのでせうか。一方、米国ではおよそ1兆円以上をかけてネバダ州のユッカマウンテンに処分場を建設され、使用寸前でありましたら、当時新大統領に就任したばかりのオバマ氏が、安全性に問題ありとして、この処分場を放棄することを決定しています。

GGIは記者氏に申しました。

「あのなあ、余呉町での処分場誘致騒動のとき、GGIは当時の嘉田由紀子知事に提案したのや、ほっておくとまたこのような騒ぎがおこる懸念が今後もある。だから、近畿の水瓶である琵琶湖を擁する湖国として、県内にいかなる核関連施設の建設をも認めないとする条例を作るか、知事が宣言してはどうか、と提案したのやけど、あのオバサン、当時(福島原発事故以前)は原発問題にはまったく無関心、そういうことは行政上の云々と言葉を濁して答えんかった。。だから、現知事の三日月クンは、原発問題に関してあいまいなことをしか言わないけれど、このマップでは湖国の北部、すなわち高島市や長浜市の北部がより《適地》であるということにされているのだから、あらためてこのような断固たる宣言をやるべきなのや」

日「本には最終処分場建設のため適地なんかあらへん、自業自得や」などと、そんな無責任なことを言っていてもどうにもならんやろう、もっと建設的なことを言えという御叱りの言葉も飛んできそうではありますが、事実は事実、如何ともし難いのです。

そして電力会社は、使用済み核燃料に由来する最終処分場問題なんかどこ吹く風と言うわけで、依然として原発の再稼働に邁進、今後も核廃棄物はたまる一方・・・

最終処分場問題、再処理工場問題を含む日本の原発問題は今後、モリ・カケ・イナダ問題どころではない泥沼の様相を呈していくことになるでありませう。泥沼で動きが取れなくなるまでは、誰もが責任を取らす、問題はできるかぎり先送りされることになるでありませう

とにかく原発依存を中止してこれ以上核廃棄物を増やさないようにすること、そして一度頭を冷やして、原発問題を一から考え直すこと、それが問題解決への第一歩であろうというのがGGIのあいまい且つとりあえずの結論であります

などなど、今日も話がまとまらなくなってしまいました。

なもあみだぶ、まもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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ネクタイ、持ってはるんですか?

2017-07-28 02:12:18 | 日記

昨日、GGIご用達の近所の酒屋さんにお酒などの注文にいきました。

この酒屋さん、以前の日記に書いておりますが、創業百年を超える古いお店です。旧東海道に面した立派な建物なのですが、老朽化がすすんでいるため、このほど建て替えを敢行、工事が済んで先日、無事新装開店となりました。かようなしだいで、GGIは新しいお店にはじめて足を運んだのでありました。

このお店の建て替え前の様子などについては、今年の3月に以下のサイトに書いております。もうそんな日記は「私の記憶に残っておりませんから、見たいう認識がなく・・・」云々と言語不明瞭の官僚の答弁みたいなことをおっしゃる方はあらためてご覧になり、ご記憶をお確かめくださいませ

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20170310

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20170328

お店はすっかり近代化と申しますか、あまりもスマートでキレイになっておりました、このためGGIはお店のなかに入るのに若干気おくれいたしました。

そうっと中に入ってみますと、若社長の青年とその奥さん、お母さんがお客さんの相手をしておりました

「お久しぶりです、うわあ、キレイになったなあ、これではこれからはネクタイして来んとあかんなあ」

奥さんが申しました

「きゃあ、ネクタイですか!」

続けて若社長が

「 GGIさん、ネクタイ、持ってはるんですか!?」

「まあ、私の記憶によれば、持ってることは持ってるけどなあ、でも慶弔関係以外でネクタイしたのはいつのことやろなあ、ウン十年はしてないかもしれんなあ、そやけど、GGI、若いころ、ダーバンのスーツなんか着たりしてアラン・ドロン気取りやったんや、ドボン、セレレガンスドゥラモデルヌというわけや」

「それ、なんですか?なんかのオマジナイですか」

「アラン・ドロンがダーバンのCMで言っていたセリフや、ダーバン、それは現代を生きる男のエレガンスっていう意味や、アラン・ドロンの発音ではダーバンはドボンとしか聞こえんのや」」

「えへ~GGIさん、そんなオシャレやったんですか?!」

「あのなあ社長、過去形で言わんといてほしいなあ、過去形で・・・」

今日の写真は店先のオシャレな看板を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。看板にSince 1910と書いてあるのに気づきました。1910年といえば、銀座の歩道に我が子を置き去りにして涼しい顔をしておりました我がマザー生誕の年でもあります。

なもあみだぶ、まもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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炎天下のトラブル・・・

2017-07-27 01:06:06 | 日記

昨日も十分に暑い一日でありました、太陽がジリジリを音をたてていました

GGIが「炎天下 勝共連合、演説す」という野坂昭如氏の名句を思い出しながら街を歩いておりましたら、道端に幼児が一人座り込んでおりました。何やら駄々をこねているようです。若い母親が幼児にわきにしゃがみ込んでで懸命に説得しているようでありますが難航しているもよう・・・

今日の写真はこの親子を盗撮してしまったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

懸命に幼児にむかって話しかける様子を目にしまして、母親というものはやはりエライなあ、と感心してしまいました。しかしながら、世の中このように辛抱強いエライ母親ばかりであるとは限りませぬ。

以下はそんなにエラクはない母親の話であります。

おおむかしの話です、戦前のことであります、東京は銀座の何丁目か、人々がにぎやかに行き交う歩道に寝そべって足をバタつかせて泣きわめいている幼児がひとりおりました。

通りかかった人が何人も、「坊や、どうしたの、お母さんはどうしたの?」などと声をかけるのですが,事態は一向に好転いたしませぬ。

相変わらすこの幼児は歩道のまんなかで泣きわめいておりましたが、しばらくしてそこへ勤め帰り父親が通りかかりました

「誰が泣いているのかと思ったら○○じゃないか、どうしたんだ、お母さんはどこへ行ったんだ?」

「お母さん、どっかへ行ってしまった・・・」

この父親、この近くで母親と落ち合う約束をしていたのでありました。父親は仕方なしにこの幼児を歩道から引き剥がして立たせ、行方不明の母親を探すことにいたしました

近くには母親の影はありませんでした。しかし、しばらく行きますと、歩道のわきに置かれているベンチに、母親が澄ました顔でして座っているではありませんか!

「おい、どうしたんだ、そんなところで、○○があそこで寝そべって泣きわめいていたぞ」

母親はにっこり笑みをうかべて申しました

「あら、そう、いつまでもワガママいって寝そべって泣きわめくから、まわりの人に恥ずかしくなって・・・それで私はこの子の親なんかではありませんって顔して、放っておくことにしたのよ、ホ、ホ、ホ・・・」

この父親というのは明治生まれのわがファザー、母親というのは同じく明治生まれのわがマザー、そして銀座の歩道の真ん中で寝そべって泣きわめいていたのは後に軍国少年になり損ねることになるわが長兄でありました・・・

まことに見事に無責任な母親ぶり、GGIはこの話をきいて感服してしまいました!

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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