そば専科植田塾☆蕎麦打ち教室

大阪市中央区で、蕎麦打ち教室を主催しています。
そば専科植田塾では、日替わり蕎麦ランチやっています。

使われなかった武器

2013-09-23 15:44:20 | 日記
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富山の聖地に ”とてつもない大きな獲物”を狙いに 車を 走らせた

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獲物は コレ

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静寂は 魔物の声を 隠しているのか

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君の愛に包んで来た 武器は その時を 待つ

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”YSDさん 落ち着かれてますね・・”選手控え室で 受験者に つぶやかれた。

選手入場・・

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今日は 本気モードの 和食装束

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日本一の蕎麦屋店主の衛生検査の眼光を受ける

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いつも通りの平常心で スタート

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1回目の加水 いつものペースで

2回目の加水 順調に・・

水廻しの指が 激しく回る


この時 急に 動悸が激しくなる

ランニングしてる時に たまに起こる不整脈だ

ランニングなら 立ち止まり 深呼吸をして 少し一息入れると やんでくれる

でも 蕎麦打ちの制限時間は 40分

5分も 立ち止まったりしていられない


よりによって なんで 今 来るんだい?

指の・・腕の・・回転を スローにして スローにしてやる


でも 動悸は 止まらない

頻脈は 獲物が 追いかけてくるように 野獣のように激しくなる・・


止まりそうなくらいの 腕の動きにしたのか させられたのか・・ 

腕が 止まっていく

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こねに入ろうとするが 体重をかけるなんて できない

うつろな目で 心と身体が 問いかけあう  


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もう 動けない

座り込んで 目が 審査委員長に ”絶対言いたくないそのこと”を 告げた

座り込んだ 

会場係りの方が 椅子を 用意してくれた


狩りは 10.分で終わった

武器は なにも 使えなかった

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救急士に 手当てを受けている間に ”30番は 体調不良により 棄権されました”のアナウンスが 聞こえた


救急車で 運ばれ 手当てと検査を受けて帰ってきたら

制限時間40分は 遠くに過ぎて 4時間が経過していた。

ガランとした会場が 終了宣言か・・


明日がある 明日がある 明日があるさ~

来年がんばろう~倍返しだ

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