哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

蝶・鳥の 芭蕉(書)

2008-03-29 05:08:15 | 
蝶・鳥のうはつきたつや花の雲         樋田哲夫

 新聞の「桜だより」の欄にはつぼみや咲きはじめとある地がほとんどだが、五部咲きが登場しだした。28日のJR西日本調べによる。いよいよ春本番である。芭蕉は蝶や鳥が浮き立つと詠んでいるが、春の暖かさに浮き立つものは蝶や鳥ばかりではない。春らんまんから新緑を迎え、地上の生物、植物すべてが寒さからの開放に躍動する季節となる。


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1 コメント

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華やか (ichii)
2008-03-30 20:25:37
蝶、鳥、花、雲…、どの言葉も美しい日本の四季を
連想させます。そして、生き物の動きがあり、動かぬものや生き物でないものにまで動きを与えるような華やかで春らしい句ですね。

そういえば、以前書かれた芭蕉の句、
『さまざまの事おもいだす桜かな』
日本の桜風景の写真書籍のテレビCMで流れていて、ちょっと驚きました。
和服のきれいな女優さんがしっとりと詠むと、
「ほ~」という感じで、随分と印象が違いましたよ。
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