ゆき暮れて雨もる宿やいとざくら 与謝蕪村
一日の旅も終り、日も暮れて粗末な宿に上がり込むと、一本のシダレザクラが見事に咲いていて疲れを一瞬忘れさせてくれたのである。イトザクラはシダレザクラの別名で、エドヒガンの園芸改良種である。現在八重もあって数種類あるという。蕪村が生きた江戸中期にすでに改良種があったことになる。全国にある桜の銘木はシダレザクラが多い。
一日の旅も終り、日も暮れて粗末な宿に上がり込むと、一本のシダレザクラが見事に咲いていて疲れを一瞬忘れさせてくれたのである。イトザクラはシダレザクラの別名で、エドヒガンの園芸改良種である。現在八重もあって数種類あるという。蕪村が生きた江戸中期にすでに改良種があったことになる。全国にある桜の銘木はシダレザクラが多い。