桃ありてますます白し雛の顔 炭太祇
炭(たん)太祇は以前にも「冬枯れや・・・」で触れた。江戸中期江戸で生まれ、京都島原に住みついた。蕪村より少し早い時代を生きた。この句には桃とひなの季語が二つあるが、当時は季語の数にこだわらない句が結構見られる。現代ほど厳格ではないらしい。ピンクの桃の花があることでひなの顔が一層白く感じられたという。
炭(たん)太祇は以前にも「冬枯れや・・・」で触れた。江戸中期江戸で生まれ、京都島原に住みついた。蕪村より少し早い時代を生きた。この句には桃とひなの季語が二つあるが、当時は季語の数にこだわらない句が結構見られる。現代ほど厳格ではないらしい。ピンクの桃の花があることでひなの顔が一層白く感じられたという。