哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

初花の 鬼城(書)

2007-03-20 06:29:20 | 
初花の薄べにさして咲きにけり       村上鬼城

 鬼城は慶応元年江戸生まれ、幼少のとき高崎に移り住む。子規の門に入り、明治、大正、昭和で活躍。この時期は「待つ花」「初花」のころといえる。先日東海道線で京都天王山あたりを通過中満開に近い1本の桜を見かけた。が、その側の桜がつぼみだった。おそらく種類だろう。桜花は単独ではほとんど白く、かすかに紅が差した感がある。