哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

永き日を 芭蕉(書)

2007-03-11 07:15:57 | 
永き日を囀り足らぬ雲雀かな        松尾芭蕉

 2月27日の欄でもヒバリについて触れた。その数日後、今度は一声も鳴かず飛んでいるのを見かけた。もうすぐさえずりが聞かれるころだ。日脚が伸びて日差しも強くなってきた。芭蕉は一日中鳴いても鳴き足らぬヒバリの心を感じ取った。本来ヒバリのさえずりは縄張りを主張しているのである。テリトリー確保の宣言である。