世の中は三日見ぬ間に桜かな 大島蓼太
蓼太(りょうた)は江戸中、後期の人。信濃生まれ。俳句を二世雪中庵桜井更登に学ぶ。後に三世雪中庵となり3000人の門下生を擁した。世の中へ3日も外出しなかったら、桜が満開になっていたと、開花の早さを驚いているが、この原句がいつの間にか「見ぬ間に」が「見ぬ間の」にそらんじられている。「の」では散ってしまっていたと移り代わりの早さを嘆くことになる。
蓼太(りょうた)は江戸中、後期の人。信濃生まれ。俳句を二世雪中庵桜井更登に学ぶ。後に三世雪中庵となり3000人の門下生を擁した。世の中へ3日も外出しなかったら、桜が満開になっていたと、開花の早さを驚いているが、この原句がいつの間にか「見ぬ間に」が「見ぬ間の」にそらんじられている。「の」では散ってしまっていたと移り代わりの早さを嘆くことになる。