哲仙の水墨画

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冬梅の 土芳(書)

2007-01-25 07:37:29 | 
冬梅のひとつふたつや鳥の声       服部土芳

 土芳は伊賀藩藤堂家の武士の子として生まれる。芭蕉の門人で「蕉翁句集」「蕉翁文集」を集大成したことで知られる。冬の梅が一輪、二輪咲き始めて、どこからか鳥の声が聞こえてくるという。梅といえばウグイスとの組み合わせが一般的であるが、ウグイスは明るいところを嫌う習性がある。薄暗い木の茂みの中にいることが多い。