福禄と寿老の神のあまりにも
似たる姿に戸惑ひにけり 樋田哲夫
七福神の一つ福禄寿を祀(まつ)る篠山市の妙樂寺を訪ねて驚いた。長頭で短身、杖を持った石像が迎えてくれた。そのイメージは寿老人に酷似していたからである。共に中国の道教から来ていて、人望と長寿の神である。日本では水墨画の画題として輸入されたものらしい。まず単独で社寺に祀られることは少ない。福禄寿とはめでたい三文字が使われて縁起がよい。
似たる姿に戸惑ひにけり 樋田哲夫
七福神の一つ福禄寿を祀(まつ)る篠山市の妙樂寺を訪ねて驚いた。長頭で短身、杖を持った石像が迎えてくれた。そのイメージは寿老人に酷似していたからである。共に中国の道教から来ていて、人望と長寿の神である。日本では水墨画の画題として輸入されたものらしい。まず単独で社寺に祀られることは少ない。福禄寿とはめでたい三文字が使われて縁起がよい。