おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

人物

2012-07-03 | ■ サマザマな おはなし


ゆっくりと本を読めるということのシアワセは
なんともすばらしいことで 泣けてくるほどの感謝の心に
気付かぬうちなっていることさえ 
ときにはあります



いろいろ知りたいものだ
という歴史上の人物はすくなからずいるのですが
特に 従来から
森鴎外・ロンメル・西郷隆盛・ 最近とみに夏目漱石

極く アッサリ言うと
好きなのです

まず 名前がいい(ミーハーぽいもいいところ)
生き方 おおよそすべてが 大仰でない
粋だ
けっして良家出のエリート育ちではなく自身の努めで自己形成をした
有り余る才能があるのに ことさら外部の名声を気にせず
徒に個人的出世にこだわらない風
媚びない
風貌が いい(男として 安っぽくない《もっとも この点は要するに好き嫌いの価値基準なので・・・》 好みの問題なんでしょう)
生きざまに恥をのこすことを もっとも忌み嫌う気配がある
おおよそ 潔い死を迎えている と思える
安っぽい偽物の権威を とてもとても忌み嫌う気配がある
心の思い箱にしまっておいて 荷物にならない(失礼を承知の言い方だけど)
生きるということに厳しいほど真摯であるが 人間臭い優しさがどこかほのかに漂っているような・・・
人間の 人生の不条理をさえ 悲しすぎる心なんだけれどもやや笑いながら なでなでしているような・・・ 

天を仰いで偲んでみると なんとも いつも懐かしい



四人四様のところはモチロンあろうが(人間だものあたりまえか)
上にならべたことは 四人に おおよそあてはまるような気がするのです




あの時代 
国民というか民族全員というか 
自己陶酔し
自由からの逃走もとめるかのように 何が何だかわからぬような狂気の嵐の中で“ハイル ヒットラー” と叫ぶとき
群れに紛れての安易な道を踏むことなく
軍の中枢にある立場であるが 
絶対総統にも媚びずひるまず堂々と自分の意見を通し
自己の生きる主義にどうしてもそぐわない群れの名 ナチス党員 を拒み続けた ロンメル



自分の生きざまを思うとき たとえ千分の一ミリでも彼らに近づけるような人生を とは考えるのですが・・・





さて 七月突入

今日は 早いとこ仕事を一段落して
小津監督の DVD(麦秋)あたりでも 楽しませてもらおうっと




生まれ故郷 いわき市の 映画館
(小学校のころ行ったことがあって 
今も残っています
上映はしていませんが


 

 

 

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