おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

大雪山系

2009-07-17 | ■ サマザマな おはなし


今から かれこれ30数年前?
北海道の最高峰 旭岳に登山したことがありました
下の子を背負い 上の子(4歳くらいだったか)を一人で
歩かせ 
妻の両親 妻の姉の家族らと

上部は特に ほとんど瓦礫だらけの難道
緊張していないと 足元不安定で とても危険
丸みの小石などが混じり 滑りやすいことこのうえなし
(標高のある山は おおよそこのような状態と考えられます)

あの状態で 天候が悪化したら もう お手上げ状態必至
といってもいい登山道でした(今も 整備の状況など
変化はあまり無いと思いますが?
夏でも氷点下に もあり得 
充分すぎる注意が必要なのは当然 
さえぎるものも無い状態で雨風をまともに受けたのなら 
即 命の保証などないことにもつながります)



登山を少しでも知っている方ならご存知のように
予想もできない環境の急変もあり得
そのなかでも一番の恐怖は 急激な体温低下を招く状況

北海道に限らず 特に高地での天候変化に
恐れを充分に感じながら(変な表現ですが)
自然界に最大の敬意を払い
人間の力と予知能力などに価値を置きすぎず
緊急時には
ひたすら 安全方向に平伏すべきと考えます

事故にあわれた方たちのご冥福をお祈りしつつ
自分自身も 充分気をつけたいと あらためて
思いました
(ときどき 無性に 連峰を眺めたく そして中くらいの
標高の山を歩きたくなるものですから

独身時代 ときどき一人で 北の地の沢歩きもしていました
夏場の沢歩き サイコーでした
結婚後は 二人でよく低山を歩きました
本州に来てからも 近隣の山々を歩きまくった時期が
ありました)


先日 日光の散歩道にてのこと
陽光が あっという間に消え
霧雨模様に そうして 視界がドンドン減退
数十秒後には ゼロ状態のようなものに

奥さんとあらためて山地の恐さを味わいました
そのときの会話
“ポイントは 道に出るように努めるか
沢伝いに下りるか 湖を足探りでなんとか当てるか
どれが正解か 実際のところははわからない
ケースバイケース

急に視界を失くしたら まったくパニック
オテントウサンが居てくれているはずの場所も
いろは坂の方向なんぞも マッタクわからなくなるのだから

数回も経験済みのコースのスタート直後でさえこんなふう

ほとんど予備知識が無いところでの急変との遭遇
恐怖の極み 
はぐれて一人のときは まず どこかコモレルところを
さがす 可能なかぎりは やたら動かない
それが 一番かな 結局

希望をすてず ガンバルことが すべてかな・・・”

二人で
そんなふうなことを とりとめもなく言葉にしましたが・・

さいわい 天候 やや回復
チャンスを得てクルマに戻り・・・

非日常の時には
腕時計に付けることのできる磁石を普段は
携帯するのですが
油断で それも 地図も持たず
戦場ヶ原付近なんぞ 朝飯前と
大油断 
山のお店の準備がそろそろ始まる頃の
朝の時間でした

おおいに反省せねばなりません
道路から 20メートルほど離れての突然の超濃霧状態
もう 何が起きるのかも予想できなくなるのが
自然の恐さ です

行きたくなると 少々の天候でも決行してしまう
この生来の 無謀さ?が 最大の注意すべき点 かも

                       


 


      

 

    

      

 
   

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