おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

人事

2011-01-16 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


世の中に 多くの組織があり それを構成している人が
それこそ数えきれないほど ワンサカといる

あるものは不定期に しかしほとんどは定期に 人事異動というものを経るのが通例になっている

話の軸を 主に営利企業に絞ろう 

決算期を多くの組織で控えている
いわゆるトップ人事になると日本企業でさえ 年間報酬が数億
海外では数十億?などというものも普通? らしい
(そんなものではないかもしれない 何百億なんてものも?)

そこで 何度か記していることであるが 次のことがどうしても
いつも脳裏を巡る

“人それぞれに 各分野におけるタレント(才能)の分量も
質も違うのかもしれない いや 
すくなくとも 差(個性)はあるのだろう
でも 数値(結果として報酬等)として表したとき
何百倍以上というほどの懸絶のあるものとしてとらえることが
正当性・妥当性に堪え得ることなのだろうか・・・

誤解を恐れずに言うと
底辺を支えている担当末端箇所部員(あまり品の良い表現ではないが事の理解をし易くするために用いた)と
組織のトップで参謀部にいる人間の知恵というのは 
どれほどの差を持つものなのだろう”


今まで生きてきて 数えきれない方々と 諸々のことに関し
意見をたたかわせてきた
そこで感じることは
“人間 考えること いわゆる知恵なんぞ
地位・経歴その他さまざまな数値で現われてくることが
示しているほどにはたいして違わないなー
俗に知恵者とされている者と 巷の一介の素浪人のホザくこと
どれほどの差があるのかなー
かしこまった高学歴の学識経験者とかなんとか言われる人と
巷のオッサンの言ってることの本質とは そんなには
違っていないなー

一億総評論家時代なんぞと とにもかくにもささやかれる時代
誰もがひと通りのことは考え おっしゃれる時代
なんの トップ人事の確保に 数十億か?” 



こんな類のことを記すと
『負け犬の遠吠え的言辞』と一蹴されそうですが
若い頃はそんなことを気にして 言いたいことも言わなかった

もう この年齢になると 思ったことは可能な範囲で言おう と


トップ層人事が大切なのは 百も承知

そのことと正当・妥当な報酬とは別問題
社会の規範・実質的公平をかきまわさないほどの基準で推移してほしいものです
努力しても 力を出し切っても 月間報酬十万にヤッとこさ
という若人数人 (彼らは私なんぞとてもおよばない
知恵と技術をもっている)との対話を終えたあとの
なんだか虚しい気持ちで記した 本日のブログとはなりました



なんでこんな人が日本有数のトップ企業のトップに
と おおいにいぶかった遠い昔のある日がありました
案の定 下降線をドンドン ドンドン
今もその企業はありますが 世界を席巻した威光は
ほんのわずかもありません

どんな基準での選考だったのか いまだにピンときません
もっとも その時どうしてそういう思いをと質されると
『第一印象 です』
としか そう答えるのがただしい・・(このあたりが理不尽といえば理不尽)
そのようにしか言いようがない というのがほんとうのところ
でも 巷の若造たる私からみても いかにも ふさわしくなかったのです
ああいう方に なんで数億もの報酬が
と考えると やれきれなかった思いがありました
もっとも 企業の命運すべてがその方のせい
とまでは 言いません が



結論 
人間 その存在価値の差 そのものを提起すること自体
条理に反する
本日問題にしているのは 企業活動における功利の点数基準の問題

功利の点数の差 

何点なんだろう¥
基準は何所にあるのだろうナー
永遠の宿題 なのかな?



 

 

 

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