おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

グット タイミング

2013-04-15 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


夕方になって まだまだヒンヤリの春の宵を実感
気温差が大きい 弥生中旬 であります
前期高齢者たる私は 油断してると アッサリ 風邪をひきそう
注意 注意
かくしゃくたる ご同輩さんを見習って 健康に配慮しつつ
努めなければと 考えています
それにしても 夕やみ迫ると まだ ストーブが恋しくなる当地であります



さて 遺産相続の話
相談者の方に まず 説明することはというと
『とにもかくにも 合意 なにはおいても合意作り 
これこそ 最強究極手法 これに敵うものなし
合意さえある状態なら どんな権利ものであろうとも どのような舞台であろうとも 登場おかまいなし
対法務局さんだろうが 対お役所さんだろうが 対火災・生命保険会社さんだろうが 対銀行さんだろうが

≪当事者全員で出した答えです≫

これ以上の 相手側が安心して支払える担保になり得る言葉はないのです
なぜかというと 自分の財産をどのように処分しようと その本人の自由自治 
処分の自治を尊重していいからです
他のものの権利に なんら侵入も干渉もしているわけではないので』




ということで 合意がある場面での 補佐的な相談のケースなら
よいのですが いつもそうとはいかないのが 世の常
こじれる前のグットタイミングで 相談しにきていただけると まだ なんとかなるのですが・・・
こじれかかっている場面では いろいろと検討せねばならぬ事項がワンサカと一気に 膨れ上がる というのが相続関係の相談の妙な?ところ

まず 法的な理由付けに裏打ちされた説明が要求されることになってしまうのです
つまり 合意があるのなら ある意味 何でもありの世界が
一気に 姿を変え 関係当事者が抱いているモヤモヤを整合性ある理論で色づけして提示しなければならなくなるのです
もちろん 場面場面で使える色は ほぼ 規定品のクレヨンの指定された色ということで

特別受益 とやら とか 寄与分 とか 手強い連中が
いろいろと出番待ちに

このような場面で 一番登場するセリフ
『・・・〇〇は 他の者より いろいろと△△が生きているときに
たくさん いただいただろう そのあたりのことを考えてもらわないと・・・』
という類の扱い



結婚したとき姉さんはタクサンの持参金をだしてもらった・・・
兄さんだけ 大学に活かせてもらって
・・・
借金の支払いをしてもらったでしょう あのとき
でも あれは私の旦那の借金だから関係ないでしょ
そんなことないと思うよ つまるところは 姉さんの所帯が助かったんでしょう ネ そう思わない?
生命保険は 相続に関係ないって説明している弁護士さんがいたけど ・・・でも  なんか 不公平よネ
退職金や遺族年金も もらえる人だけ なんとなく 得しすぎる感じで・・・・




生命保険を例にとると 相続財産ではない場合でもそれも分割の対象に入れた形の考慮を入れて 不公平感のない扱いをすべき と考えられる場合もあるが
概していうと 公平感の 可能な限りの追究がなされてきているように思われるし また そうするのが妥当と思われるような・・
〈生命保険金は 被保険者の死亡によって受取人に支払われるものであって 受取人が妻や子など相続人中の特定の者である場合には その者が保険契約に基づいて取得するものであって相続によるものでないのだから 〉という説明は 現実にはシックリこないことが 多いだろうと思う
そういうものも 全部対象にしたものからの割合分の相続でないと 不公平感は否めないのではないかと・・・
裁判所も やや ハッキリしないような・・できない と言ってるような・・・?


さて そろそろ 本日もお仕事じまいにしよっと
喉が渇いてきたので ビールでもいただいて
と いきたいが これから 英会話レッスンなのであります