おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

組織の矜持と主観

2012-07-23 | ■ サマザマな おはなし


先日次のようなニュースが流れた

某オリンピック出場選手が 今回の大会が終わり それほど遠くない時期が来たら引退するとのコメントをした

オリンピック開催直前ともいうべき時に
日本選手団の出鼻をくじくようなことにはならないのかなー
と思ったのは 私一人ぐらいのものかな?
まったくというほど 雑音も出ず 批判ニュースにもならず
事もなく流れ去った
が 
私は いまだに違和感を持っている
単に個人コメントの問題にすぎない 一件落着とばかりとも言いきれないのでは・・・
そう考える 頑固爺さんが一人ぐらいいてもいいのでは 

引退は自由かもしれないし個人の勝手かもしれないが
なにゆえ ことが始まる前に ことさらのコメントなのか
所属組織あり方の事情があり やむを得ずコメントを発しなければならない時期だったのか
私には ヤハリ 不可解





私も 幾種類かの組織に所属している
プロ集団のなかで活動させていただいている場面もある
先日 その一所属員のコメントが ある意味 公の場ともいえる場に登場した
秘密裡の場での発言ならまだしも そうした場に
自らのミスを披露したものだった
ミスの内容は どのように解しても その職を得ている者が犯してはおおいに不味い 一般の方のなかでも多少のその方面の知識がある方なら携帯していさそうな おおよそ理解しているような知識であった
なんとなく 組織の一員として 複雑な心境を抱かざるを得なかった
その記載をご覧になる方は どのような感想をおもちになるだろうか
“率直に言って プロもたいしたことないんですね”



持たねばならぬ矜持と そこまでの矜持はいかがなものかといぶかられる矜持もある

組織としての矜持のためにも 
その発言や あの記事は世間に披露する前に 一考頂きたかったものだ と 感ずることがある
一度や二度ならまだしも 何度かそのようなことがあると
“知らなかった 理解していなかった 教えてほしい”という類の言葉も 内容の限度と 程度というものがあるのではないのか
プロとして 報酬をもいただける立場にいる以上は
と 言わざるを得ない


本日の記事は 自戒の意味を込めているつもりである
あえて 記してしまったのだが 自分の反省を込めてのものでもある 




素直なことも 時と場合によっては 困る素直さになる
プロの世界においては 素直さがいつも寛容の目で許されるとは思わないのだ
組織全体の矜持にかかわることもあり 場合によっては 程度によっては そこまでの公の場での逡巡は問題になり得ることも知ってほしいのだ

記したくない記事だが 知らんぷりですませないこともあり
こうして 記さざるを得ないようなことになってしまう
もっとも これも一種の要らぬ矜持から出た主観かもしれない が・・

まったくのところ 一介の素浪人としては 組織というものの難しさを ウルサク思ってしまうことがあり
ときには 自分自身を疎んずるようなことになるのを
寂しく思うのだが・・・・






さて ビジネス ビジネス

ビジネスをさせていただけることに 感謝しつつ・・・









数年前に尋ねたときの 
北の地にある
卒業した中学校のグラウンド

意がすこし萎えるとき
かの地にもそそぐ太陽を思い
背を伸ばします