ローマ法王「原爆の残り火」を吹き消す――争いの火生まぬよう

長崎の被爆３世の中学生や広島に投下された原爆で被爆し、２０１７年のノーベル平和賞授賞式で演説したカナダ在住の被爆者・サーロー節子さんらが３月２０日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王にバチカンのサンピエトロ広場で謁見しました。

面会に同席した京都のＮＰＯ法人「アースキャラバン」によると、福岡県八女市星野村で「平和の火」としてともされ続けている広島の原爆の残り火を移したランプを持参。「争いの火を二度と生まないように」との願いを込めて、法王に吹き消してもらうことを企画しました。

この「平和の火」は、広島原爆で叔父をなくした故・山本達雄さんが、遺骨代わりに焼け跡から故郷である福岡県星野村（当時）に持ち帰っていたものです。

現地メディアによると、法王はその火を吹き消したということです。

【出典参考】2019年3月21日03時47分

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