とだ九条の会blog

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軍縮会議開幕の日に発射 広島市長「平和の願い裏切った」

2017年11月30日 | 国際・政治

北朝鮮は11月29日未明に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15号」を打ち上げ、軍事的挑発を再開しました。この日は、折しも被爆地・広島で国連軍縮会議が行われる日で、松井一実広島市長は「平和を願う気持ちを裏切る行為だ」と批判しました。この記事を20171130日付け「東京新聞」朝刊から転載させていただき、紹介します。(サイト管理者)

 ※以下、転載はじめ↓

<軍縮会議開幕の日に発射 広島市長「平和の願い裏切った」>

国連軍縮会議が二十九日、広島市内で開幕した。三十日まで二日間の日程で、十カ国以上、約六十人の政府関係者や専門家らが核軍縮の進め方などを議論する。初日は、北朝鮮による弾道ミサイル発射に非難の声が上がったほか、被爆者らも出席し被爆実態を次世代にどう伝えるかなどについて意見が交わされた。 

議論に参加した松井一実広島市長は、二十九日未明の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け「平和を願う気持ちを裏切る行為だ」と批判した。その上で「北朝鮮の人々と市民ベースで窓口が開けられればいい」と語った。

核兵器で核攻撃を未然に防ぐ「核抑止」の考え方に、朝長万左男(ともながまさお)・日赤長崎原爆病院名誉院長は「医者として病気だと診断する」と批判。小溝泰義・広島平和文化センター理事長は「抑止は武力衝突に終わる。中長期的には失敗しているのが歴史だ」と話した。

被爆実態の継承については、長崎の被爆を書いた米国作家スーザン・サザード氏が「今でも米国では(日本軍による)真珠湾攻撃、中国での残虐行為、連合軍の戦争捕虜への拷問殺害などに憤りがあり、耳を傾けることを阻止している」と課題を挙げた。二十歳で被爆した坪井直・広島県原爆被害者団体協議会理事長は「あのような非人道的なものを許せるのか。人類に戦争をなくす知恵がないのか」と訴えた。

三十日は、核兵器禁止条約採択を受けた核軍縮の見通しなどについて意見交換し、中満泉・国連軍縮担当上級代表が記者会見する。 

 【出典】20171130日付け「東京新聞」朝刊

※日本政府に核兵器禁止条約への参加を求め、
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「戦争で平和はつくれない」ーー元米海兵隊員の訴え

2017年11月29日 | 国際・政治

「戦争で平和はつくれない」ーーこれはイラク戦争に従事した元米海兵隊員の言葉。自らの体験から日米軍事一体化を懸念する元米兵の話には重みがあります。20171128日配信「東京新聞」から転載させていただき、紹介します。(サイト管理者)


 ※以下、転載はじめ↓

 

 〈元米海兵隊員「戦争で平和はつくれない」 イラクでの経験踏まえ〉

 二〇〇三年のイラク戦争に参加した元米海兵隊員マイク・ヘインズさん(41)が二十六日、横須賀市であった退役軍人らが平和を語る集会に参加し、自らの経験を踏まえ「戦争で平和はつくれない」と訴えた。 

〇三年三月に首都バグダッドを空爆後、米軍が展開した陸上作戦に加わった。「敵の拠点として襲撃した家が、実際はただの民家のことも多かった」と振り返り、「おびえる子どもの泣き声が今も寝る時に聞こえる」と明かした。

戦争は憎悪の連鎖を生み、「イスラム国」(IS)の台頭を招いたともいわれる。「テロリストを倒すと乗り込んだが、テロ行為をしていたのは私たちの方だった」と悔やむ。

現地では、ビジネスを始めようとする米国の業者に多く出くわした。「米国には政府と軍需産業、シンクタンクが一体になり、戦争によってお金を稼ぐシステムがある」と指摘。米軍と一体化が進む自衛隊の現状を懸念し、「日本も同じ道を歩まないか」と警鐘を鳴らした。

ヘインズさんは、退役軍人らでつくる米国の反戦団体「ベテランズ・フォー・ピース」(VFP)のメンバー。集会には日本支部(VFPJ)代表の元陸上自衛隊員、井筒高雄さんも姿を見せた。

 

【出典】20171128日配信「東京新聞」

 

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9条改憲に執念――日本会議設立20周年大会

2017年11月28日 | 国際・政治

11月27日、東京都内のホテルで、改憲右翼団体「日本会議」と、同会議と一体で国会議員の集まりである「日本会議国会議員懇談会」の設立20周年記念大会が行われました。

同大会には、自民党や希望の党、日本維新の会から30数人の国会議員が参加。

席上、安倍晋三首相が寄せたメッセージが紹介されました。安倍首相は、「自由民主党は国民に責任を持つ党として、憲法審査会における具体的な議論をリードし、その歴史的使命を果たしてまいります」と改憲への意欲を語りました。

日本会議議連の新会長に就任した自民党の古屋圭司衆院議員は「憲法改正に向けて確実に歩みを進めていこう」と挨拶。自民党憲法改正推進本部顧問の下村博文元文相は「来年の通常国会には我が党として憲法改正発議ができる、それを憲法審査会で提案できるよう頑張る」と表明しました。

また、これに呼応して、希望の党の松沢成文参院議員団代表が9条改憲推進を表明。日本維新の会の馬場伸幸幹事長も「人間でいうと年齢が72歳になっているのに、まだ4歳、5歳のときの服を着続けようとしている。これがいまの日本国憲法の姿だ」などと憲法を攻撃し、改憲推進に呼応する挨拶をしました。

日本会議のフロント組織である「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の共同代表である桜井よしこ氏は「憲法改正の議論も審議ももっともっとスピードを上げて行わなければ間に合わない」と出席者を煽りました。

日本会議地方議員連盟の松田良昭会長は、「九条の会や護憲派には負けられない」と九条の会に敵意を示し、全国289の小選挙区に改憲推進組織をつくり、来年の憲法記念日の5月3日には組織をあげてフォーラムを開催して、改憲の機運を高める“草の根”の方針を提起しました。

大会では「いよいよ我々は、憲法改正実現のための正念場を迎えている」とする宣言文を採択しました。

参加者2000人(主催者発表)はこぶしを突き上げ「勝どき」をあげました。


【出典参考】2017年11月28日付け「しんぶん赤旗」


※9条改憲を許さず、憲法の平和・人権・民主主義が生かされる政治の実現を求める
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 署名はこちら=> =>http://kaikenno.com/?p=1
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安倍9条改憲の危険な中身

2017年11月27日 | 国際・政治

特別国会が始まりました。不当にも野党の質問時間が削られるという安倍政権の不誠実な国会運営の本質があらわになるなか、9条改憲についても野党の質問が始まりました。安倍晋三首相が目論む9条改憲の危険な問題点とはーー20171126日配信「沖縄タイムス+プラス」社説から記事を転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)

 

以下、転載はじめ

  

〈社説[9条改憲]キメラのような存在に〉

 

国会は20日から22日まで代表質問を行い、憲法改正に対する安倍晋三首相の見解をただした。衆院選後初めての代表質問で浮かび上がったのは、9条改憲を巡る慎重論、反対論の根強さである。

立憲民主党の枝野幸男代表は憲法9条への自衛隊明記について「専守防衛から大きく逸脱する」と批判、希望の党の玉木雄一郎代表も首相の改憲案に「違和感を禁じ得ない」と指摘した。

9条改憲に慎重な公明党の山口那津男代表は、憲法改正に触れず、首相も議論を避けるかのように立憲民主党や希望の党代表の質問に答弁しなかった。

自民党は来年の通常国会に自民党素案を提出する意向だという。だが、改憲の意味についても、波及効果についても、まともな議論はほとんどない。多くの国民が9条改憲に緊急性を感じていないからではないか。

安倍首相が打ち出した9条改憲案は、戦争放棄、戦力の不保持、交戦権の否認を定めた憲法9条の1項、2項を残したまま、新たに自衛隊を明記する-というものだ。

「自衛隊を明記するだけなので今と何も変わらない」という指摘もあるが、その考えは危険である。首相案には、自衛隊を明記するだけなのに9条が9条でなくなるというマジックが潜んでいる。 

1項、2項を残したまま自衛隊を明記すれば、憲法前文と憲法9条に盛り込まれた平和国家の理念は著しく変質し、日本国憲法は「キメラ」のような存在になるだろう。

              ■    

ライオンの頭、ヤギの胴、ヘビの尾をもったギリシャ神話の怪物-それがキメラである。 

集団的自衛権の行使を認めた安保法によって、自衛隊の行動は変質し、憲法9条は大きな痛手を負った。形骸化は否定しようがない。 

しかし、防衛力整備や軍事力行使などに関し、9条2項が依然として一定の歯止めの役割を果たしているのも事実である。2項を残して自衛隊を明記した場合どうなるか。 「キメラ憲法」は政府解釈によって自衛隊がライオンにもヘビにも変貌する仕組みである。 

自衛隊の活動に対する制約は弱まり、集団的自衛権の行使を認めた安保法の違憲性もかき消され、行使の範囲が拡大されるおそれがある。9条2項の死文化が間違いなく進むだろう。

「自衛隊を明記するだけ」の9条改憲は、ソフトで受け入れやすい印象を与えるが、及ぼす影響は大きい。

                ■    

敵基地攻撃能力の保有検討、非核三原則の見直し発言など、緊張が高まる北朝鮮情勢を背景に、政権や自民党周辺から防衛力の強化を求める声が相次いでいる。 

安倍首相は日米首脳会談で「日米が100%ともにある」と明言した。

それを地で行くような、海上自衛隊による平時の米艦防護、米原子力空母との共同訓練、航空自衛隊と核搭載可能な米戦略爆撃機の共同訓練。 

9条改憲と安保法は密接にリンクし、沖縄基地の機能強化の動きとも連動している。

 

【出典】20171126日配信「沖縄タイムス+プラス」社説


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「Love & Peace」開催

2017年11月27日 | 国際・政治

11月26日(日)、戸田市で「Love & Peace」が開かれ、20名余が参加しました。

この催しは、蕨市と戸田市の「Love & Peace」実行委員会が企画したもので、今回が2回目。本当は9月末に行われる予定でしたが、突然の解散総選挙になってしまい、延期されていたものです。

集会の企画1として、今年8月に長崎で行われた原水爆禁止世界大会に参加した、戸田市と蕨市の青年がスライドを使ってレポートしてくれました。今年は7月7日に国連で「核兵器禁止条約」が採択されたことから、大変盛り上がった大会だったと、その様子を紹介してくれました。

続いて企画2として蕨市在住の被爆者・服部道子さんの被爆体験のお話です。
服部さんは、現在88歳と9か月の高齢ですが、16歳の時、受けた広島原爆の悲劇を語り広めなければと子ども達やこの日のような講演で、語り部として忙しい毎日を過ごされています。

服部さんは今年、被爆者もかかわる国際的NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」がノーベル平和賞を受賞したことに喜びを表し、12月のノルウエーのオスロで開かれるノーベル平和賞授賞式で感動を共にしたいと参加するとのこと。そのパワーに驚くとともに、平和を希求するその姿勢に感動しました。

集会では最後に参加者からの感想が出され、改めて戦争のむごさ、原爆の恐ろしさ、平和の大切さが語られました。
そして、この声を絶やさず語り継いでいく必要性が確認できました。



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