とだ九条の会blog

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細田衆院議長の統一協会との癒着解明を

2023年01月31日 | 国際・政治
■細田衆院議長が非公開の懇談形式で説明

世界平和統一家庭連合(統一協会、以下教団)との癒着で数々の疑惑が指摘されている細田博之衆院議長は、1月24日に非公開の懇談形式で与野党の代表者らとの面会し、質疑に応じました。約1時間行われ、1分間の冒頭撮影のみ記者団に公開され、その後は非公開で、衆院議院運営委員会の各会派の代表者6人がそれぞれ数分間質問し、細田氏が説明する形で進められました。

野党が求めていた記者会見ではなく、非公開の説明となったのは「議長の立場でふさわしくない」との理由で応じなかったからです。

与党側は形ばかりの懇談形式で細田氏をかばい、今回で問題の幕引きを図る狙いだったようですが、細田氏の説明は全容解明には程遠く、到底幕引きにすることはできません。議院運営委員会などの公の場で質疑に応じるべきです。

立憲民主党の安住淳国対委員長は、細田氏について、教団と深いつながりを持ってきた人物であり「自民党と教団を結ぶ元締だと思っている」と言及。細田氏が記者会見などによる詳細な説明を避けてきたことも問題視し、「逃げ回っていたら、細田議長に対する尊敬の気持ちは段々失われる」と語りました。また、岸田首相についても「自民党総裁としてかばうって、今度は首相のリーダーシップが問われますよ」と批判しました。


■問題発覚時から「自らの言葉」で真摯な説明なし

細田氏のこれまでの教団のイベントでの発言や写真、動画などからその関りの深さが推測でき、そもそも、これまでの細田氏の説明は、不十分極まりないものでした。

昨年9月に教団との接点に関し「文書」を公表し、10月に再調査の「文書」を出しました。しかし、その中身は外形的・表面的な接点の報告のみでした。その後も公の場での説明を拒否し続け、「言論の府」の長でありながら「自らの言葉」で語ることを一切行ってきませんでした。

 
■教団との癒着は、誰よりも深く多いのに

教団との関係では、これまで関連団体の会合に計8回出席し、祝電を計3回送ったことなどは認めていますが、24日の説明では、「新たな接点は一切ない」と報告し、「やましい付き合いはなかった」などと白々しく癒着を否定しました。

教団と特に関係が深いと言われる自民最大派閥・清和会(現安倍派)の「清和政策研究会」の元会長(2014~21年)として、選挙の際に統一協会の票を差配した疑惑についても「思い当たる事実はない」などと否定しました。


■反社の教団に「お墨付き」与えた責任、一切なし

問題は、細田氏が統一協会について「悪いことをしている団体」という認識はなく、安倍晋三元首相の銃撃事件後に「さまざまな報道があり驚いた」などと述べ、一切の反省が語られていないことです。

ビデオでも教団や関連団体の会合の数々に出席し、深い関係を築きながら、その実態は知らないなどと言うのはあまりにも無責任です。教団の反社会的活動に「お墨付き」を与え、被害を拡大させてきた自らの責任を認めるべきではないでしょうか。


■安倍元首相と教団とは「大昔から関係が深い」――細田氏が国会で認める

その反面、安倍元首相と教団の関係については、「大昔から関係が深い」とか「(関係の深さを)長い間に実感していた」などと暴露。2019年に、教団の韓鶴子総裁が出席した関連団体の会合で、会の内容を安倍氏に「早速報告したい」などと挨拶したことについては、「安倍氏と近い団体と知っていたのでリップサービスで言った。安倍氏には報告していない」などと述べる始末でした。

安倍氏の派閥の重鎮で、安倍氏に近い有力政治家が、安倍氏と教団との深い関係を国会で認めたわけですが、その具体的な関係については明かされないままです。23日から始まった通常国会では、引き続き教団をめぐる問題が追及されます。


【出典参考】2023年1月24日配信「毎日新聞」、「朝日新聞デジタル」、27日配信「しんぶん赤旗」



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2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に! 
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
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2023年「3・1ビキニデー」開催へ

2023年01月30日 | 国際・政治
原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は、今年2023年の「3・1ビキニデー」の開催の概要を発表し、参加を呼び掛けています。以下、日本原水協のホームページから転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)


■核兵器のない平和で公正な世界へ 被爆者とともに前進しよう


<呼びかけ>

今年は広島・長崎の被爆78年、ビキニ水爆被災から69年です。

いま世界は、核大国ロシアによるウクライナの戦争、北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出を含む東アジアの緊張、アメリカ、日本、NATO(北大西洋条約機構)を含むブロック主義的対応など、緊張に包まれています。

同時に、この1年の国連の動きにもみられるように、この危険な動きにたいして、世界は、戦争の問題でも、核の問題でも、圧倒的多数の国々が、国連憲章を守り紛争の平和解決へ、核兵器の禁止へと大きく踏み出しています。

この流れを加速し、「核兵器のない世界」に実らせるために、それを担う私たち市民社会の運動の役割がいまほど重要な時はありません。

日本の原水爆禁止運動は、世界で唯一、原子兵器による惨害を経験した国の運動として、ふたたび核戦争を絶対に許してはならないこと、そのためには核兵器を全面的に禁止し、廃絶せねばならないこと、そして、その悲劇の証人として被爆者を援護し、ともに被爆の実相を世界に広めねばならない、という使命を担って運動してきました。

2月27日から静岡で開かれる3・1ビキニデー集会にぜひご参加ください。



▲2023年「3・1ビキニデー」ポスター



<日本原水協全国集会共通テーマ>

●核の使用・威嚇ストップ、国連憲章順守。核兵器禁止条約調印・批准促進。「核兵器のない世界」を実現しよう。

●大軍拡反対、日本の核兵器禁止条約参加。平和憲法を守ろう。アジアと世界に核兵器禁止をひろめよう。

●日米両政府は、ビキニ水爆実験被災者、広島・長崎の被爆者の全員救済を。



<日本原水協全国集会・国際交流会議>

核兵器のない世界、非核平和のアジア・太平洋のために核兵器禁止条約に参加する政府をめざして


【日時】2月27日(月)14:00~17:00
【会場】静岡グランシップ11F会議ホール・風

    (静岡市駿河区東静岡2-3-1 電話054-203-5710)

【パネリスト】アメリカ、マーシャル、韓国、日本



<日本原水協全国集会・全体集会>

【日時】2月28日(火)13:00~15:00(開場12:00)
【会場】静岡グランシップ・中ホール

    (静岡市駿河区東静岡2-3-1 電話054-203-5710)

【プログラム】
・主催者あいさつ
・来賓あいさつ
・基調報告
・海外代表の発言(ビデオを含む)
 アメリカ、ヨーロッパ、アジア(韓国)、マーシャル代表(紹介)
・草の根の活動と共同の新たな前進を
 ※各階層、各分野のたたかいの報告


<日本原水協全国集会・分科会>

【日時】2月28日(火)15:30~18:30
【会場】静岡グランシップ内

    (静岡市駿河区東静岡2-3-1 電話054-203-5710)

【第1】核兵器禁止条約に参加する日本を
核兵器禁止条約に署名・批准し、核兵器のない世界ヘリードする日本に変えるために、「禁止条約参加署名」を中心に、草の根の原水爆禁止運動のとりくみを交流します。

【第2】非核平和の日本とアジアを
ー『改憲』、大軍拡・大増税、『珊争する国』づくりは許さない!
「安保3文書」を閣議決定し、大増税・大軍拡で憲法を変えて戦争する国づくりをめざす日本を許さない全国のたたかいを交流します。

【第3】被爆者援護・連帯
全国で被爆者偉幽手帳を持つ人は2022年3月末時点で11万8935人と初めて12万人を下回り、平均年齢は84.53歳となりました。高齢の被爆者を支えるとりくみとともに、『黒い雨』皺災者や被畑体験者のたたかいについても交流します。

【第4】福島第1原発事故被害者支l、原発ゼロめさして

東京電力福島第1原発事故からまもなく12年になる今も、福島県内には7市町村に立ち入り禁止の帰還困難区域が仔tl二します。「政府は、原発事故の教lllを忘れないでほしい」との福島県民の思いに連帯し、原発ゼロめざすとりくみを交流します。

【第5】青年のひろば
「戦争か平和か」が問われる中で、未来を担う青年がどのように原水爆禁止運動を受け継ぎ発展させるのか考えます。核兵器廃絶のために活動する海外の青年とも交流します。

【第6】映像のひろば「ビキニ事件と原水爆禁止運動」
原水爆禁止運動の立ち上がりがつかめる貴重なドキュメンタリー映画や、自ら声をあげ行動する高校生の活動記録などを上映。原点にまなび、これからの運動について意見交流します。

【第7】ビキニ核被害の知られざる真実
アメリカが1954年3月1日、ビキニ環礁でおこなった水爆実験の被害は日米両政府により隠ぺいされ、全容が明らかになっていません。マーシャル諸島共和国の代表も交えて、核被害の真実に迫ります。

【第8】平和行進・地域原水協
核兵器廃絶への世論を喚起する草の根の運動!地域潭水協の役割と、コロナ禍でも飛躍させる原水爆禁止国民平和大行進のとりくみについて交流します。



<墓参行動・墓前祭>

【日時】3月1日(水)

・9:15 JR焼津駅南口集合
・9:30 更新出発~弘徳院
・10:15~11:30 久保山愛吉氏墓前祭(弘徳院)


<被災69年2023年3・1ビキニデー集会>

【日時】3月1日(水)
【会場】静岡グランシップ・中ホール

    (静岡市駿河区東静岡2-3-1 電話054-203-5710)

【第1部】
・オープニング
・主催者挨拶静岡県実行委員会 石原洋輔・静岡県原水爆被害者の会会長
・来賓挨拶
・メッセージ紹介
 (広島市長、長崎市長、政党・国会議員、静岡県知事、静岡大学学長他)
・主催者報告 世界大会実行委員会 野口邦和・世界大会実行委員会共同代表


【第2部】
・文化企画
 落語「私の名前は第五福竜丸」小笠原浩一さん(和歌山市在住)
・メイン企画:ビキニ水爆被災69年-たたかいは終わらない
①高知ビキニ被災船員のたたかいを全国に
②マーシャルからの報告
 アバッカ・アンジャインさん
 マーシャル現地から(武本さん:オンライン)
・第2回締約国会議にむけて一海外代表との交流
・核兵器禁止条約に参加する日本政府の実現を
 日本の草の根からの発言
・「ビキニ被災69年2023年3・1ビキニデー集会アピール」の採択
・閉会の挨拶


【出典】日本原水協ホームページ https://antiatom.org/



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核禁条約は今日2年で原水協が「署名・批准を求める署名」共同よびかけ人10氏メッセージ発表

2023年01月29日 | 国際・政治
核兵器禁止条約の発効2年(1月22日)に合わせて、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は、「唯一の戦争被爆国日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」共同よびかけ人10氏のメッセージを発表しました。
以下、原水協ホームページから転載させていただき、紹介することにします。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓


<「唯一の戦争被爆国 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」共同よびかけ人メッセージ>(五十音順)


■赤井 純治 (新潟大学名誉教授・新潟県原水協代表理事)
1月22日禁止条約発効日は、重要な一里塚で被爆国日本にとって国民の祝日にも相当します。私達はこの日さらに平和の世論を広めたいと、新潟平和の波行動として、メッセージ短冊と折り鶴1万3千羽を飾る運動を進めています。今「安保3文書」での大軍拡、本当に戦争の危険を感じます。敵基地攻撃が言われ、これは軍拡競争を生み、日本の核武装論にも繋がり、絶対許せません。対話を進め、署名を広め、条約を批准する日本を実現させましょう。


■浅倉むつ子 (早稲田大学名誉教授)
いまなお続く戦火のなかで、世界の人々は平和を求めています。核戦争に怯えている人々に核兵器廃絶の声を届けることは、被爆国日本が何よりも優先してなすべき使命だと思います。平和憲法を守りぬき、核兵器禁止条約に参加するという、人類が生き延びるための唯一の選択肢を、日本政府は、いまこそ率先して世界に示すべきです。


■小山 美砂 (ジャーナリスト)
発効2周年を、手放しに喜べない状況にあります。核兵器を支持する主張が、国内外でますます強まっているからです。日本政府は、原爆による被害の甚大さを受け止めていないからこそ、この条約に消極的なのではないでしょうか。広島、長崎には今なお、切り捨てられている原爆被害者がいます。被害の実態を直視することが、核廃絶に向かう第一ステップだと考えています。日本政府には、原爆被害者の訴えと改めて向き合い、条約を批准するよう強く求めます。


■武本 匡弘 (プロダイバー・環境活動家)
一瞬にして全てを破棄し尽くす核兵器。その数は、何度でも地球を破壊してしまうほどのものです。それは、この宇宙から地球という惑星を消し去ってしまう事を意味します。今まさに直面している地球滅亡に至る危機、「気候危機」と「平和の危機」これら全ての原因は人間にあるのです。何て愚かな事でしょう…。しかし、その間違いに気づき解決できるのも人間です。それが核兵器禁止条約であり、正に「絶望の中からの希望」です。


■冨田 宏治 (原水爆禁止世界大会起草委員長/関西学院大学教授)
核兵器を振りかざしながら隣国を侵略し、蹂躙する。プーチンの蛮行は、「核抑止力」なるものの正体を白日のもとに晒すこととなりました。「核抑止力」は戦争を抑止するためにあるどころか、戦争を仕掛ける手段でしかないのです。核兵器という圧倒的な打撃力によって戦争を抑止するなどという「核抑止力」論は幻想に過ぎません。戦争を真に抑止することができるのは、話し合いによる平和的・外交的努力以外にはないのです。


■中野 晃一 (上智大学教授)
ウクライナを侵攻したロシアが核兵器の使用をほのめかし戦争が長引く中で、ヨーロッパのみならず北東アジアでも「抑止論」信仰が強化されるという危機的な状況が広がっています。今こそ、草の根の取り組みから、核抑止をはじめとした抑止論の虚妄を訴える声を唯一の戦争被爆国・日本からより力強くあげる時だと思います。核兵器を使わせず、廃絶させる以外に平和への道はありません。


■野口 邦和 (原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会共同代表)
核禁条約発効2周年、喜ばしい限りです。昨年6月の第1回締約国会議では核抑止力を強く否定するウイーン宣言に合意し、この2年間で批准国数は着実に増え続けています。核禁条約の規範力をいっそう高めるため、当面は国連会議で条約が採択された時の賛成国数122カ国を目標に批准国数を増やしましょう。これは容易に達成可能な目標です。日本の反核平和運動としては、日本政府に核禁条約に署名・批准するよう強く求めましょう。


■浜田 盛久 (火山研究者)
核兵器禁止条約への署名国が92、批准国が68 という到達点で条約発効2 周年を迎えました。署名国・批准国が国際政治の上で多数派になりつつあります。しかし、被爆国・日本が未だにこの流れに背を向け続けていることは大変残念です。国連安保理非常任理事国やG7 議長国である日本が核兵器禁止条約に参加すれば、核廃絶に向けて大きなうねりを作ることは間違いありません。その実現を後押しする本署名運動の更なる前進を期待します。


■増田 剛 (全日本民主医療機関連合会会長)
ロシアによるウクライナ侵略戦争が始まって早1年。核兵器で脅しをかける独裁者の足を懸命に引っ張っているのは、核戦争阻止・核廃絶を願う世界の世論であり、それを可能にしているのは、2年前に発効した核兵器禁止条約の存在です。この条約は確実にその生命力を発揮しています。戦争被爆国である日本の政府の態度は誠に情けない限りですが、これを正すことが、世界に対する私たちの責務です。確信を持って前進しましょう。


■宮原 哲朗 (弁護士)
私が原爆症認定集団訴訟を20年以上にわたりともにたたかってきた被爆者たちは、「核兵器は広島・長崎だけではなく、人類全体の上に落とされたもの」として、その悲惨な被ばく体験を全世界の人々に語り続け、核兵器禁止条約(TPNW)が国連で採択される大きな原動力となりました。TPNW は核兵器に「悪の烙印」を押した条約です。核抑止力を前提とした段階的な軍縮による核兵器の廃絶ではなく、核兵器は国際人道法に明確に違反する違法な兵器なので「人類と核兵器は共存できない『絶対悪』」としたうえで、「すべての国が核兵器のあらゆる使用を防止する責任を共有している」(TPNW 前文)としています。


【出典】原水協ホームページ https://antiatom.org/


※「原発を考える戸田市民の会」ブログと同文



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米「終末時計」、人類滅亡まで「90秒」――ロシアの核脅威で史上最も危険な状態

2023年01月28日 | 国際・政治
■今年の「終末時計」、「90秒」に

世界の終わり、つまり人類滅亡までの猶予時間を象徴的に表す「終末時計」――。昨年は「残り100秒」だった「終末時計」が今年、「90秒」になりました。

米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は1月24日、「終末時計」について、人類滅亡を示す午前0時まで「90秒」に設定しました。



▲人類滅亡を示す午前0時まで90秒となった「終末時計」(提供:時事通信)


■ロシアの核脅威で、昨年より「10秒」進む

昨年より10秒進んだことになりますが、ロシアによる核兵器使用の示唆を踏まえ、史上最も危険な状態だと分析したということです。

同誌のブロンソン最高経営責任者(CEO)は「われわれは前例のない危険な時代に生きている」と声明を出し、現在の世界情勢の深刻さを訴えました。

次のグラフから分かるように、第二次世界大戦後から今年までで最も残り時間が短くなったことが分かります。



▲「終末時計」が示す人類滅亡までの時刻の年別推移(1947~2023)


【出典参考】2023年1月25日配信「JIJI.COM」



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戦争か、平和か、国の進路が問われている――大軍拡と改憲に反対しよう!「九条の会」が「声明」発表!

2023年01月27日 | 国際・政治
1月23日、第211回通常国会が始まりました。この国会は昨年末、岸田政権は臨時国会が終わるのを待っていたかのように国会にもはからずに憲法違反の「安保3文書」を閣議決定し、年が明けて、通常国会が始まる前に、「日米首脳会談」などで国際公約した「安保政策の大転換」など今後の国の進路を左右する重大問題を抱えた国会です。
 
戦争か、平和か、国の進路が問われています。憲法9条を踏みにじって戦争の準備をするのか、憲法9条を掲げて東アジアの諸国と民衆に「日本は断じて戦争はしない」と「安心供与」して、平和を作り出すのか、「九条の会」の真価が問われています。そこで「九条の会」は下記の「事務局アピール」を発表しました。以下、2023年1月25日配信「九条の会」メルマガ第384号から転載させていただき、紹介します。(サイト管理者)



【アピール】アジアと日本を戦争に巻き込む大軍拡と改憲に反対しましょう>
―通常国会の開会にあたって―

  
2023年1月23日 九条の会事務局


1月23日、第211回国会が召集されました。本国会において、岸田文雄政権は、自民党政権のもとでも続けてきた「専守防衛」の路線をすら真っ向から蹂躙する2つの企てを強行しようとしています。今国会は、今後の日本の進路を左右する重大な対決の場となりました。
 
一つは、23年度予算において防衛費の大増額を図ろうとしていることです。昨年末の12月16日、政府は、自ら「戦後安全保障政策の大転換」と明言する「国家安全保障戦略」ほか安保3文書を閣議決定しました。その中心は、歴代政権が憲法の趣旨に反するとして認めなかった「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換えて保有することであり、それを柱とする5年で43兆円にのぼる大軍拡方針でした。これを実行するため、政府は、12月24日には、トマホークの大量購入はじめ防衛費に6兆8219億円を計上する大軍拡予算案を閣議決定したのです。
 
さらに重大なことは、1月11日の日米安全保障協議委員会(日米2+2)、続く13日の日米首脳会談において、日本政府が、国会にも諮らないまま「防衛力の抜本的強化」と「そのための予算拡充」をアメリカ側に約束したことです。その上で、日米2+2の「共同発表」と首脳会談を受けた「日米共同声明」において日米両国は、「日米同盟の現代化」という名のもと、日米同盟を対中国等を念頭に置いた文字通りの軍事同盟に強化することに合意し、その具体策を列記したのです。
 
安保3文書の閣議決定以降の、こうした政府の一連の行動は、憲法9条の理念を真っ向から踏み躙る暴挙であると同時に、それを国会での審議もせずに行った、立憲主義の重大な侵犯に他なりません。しかも岸田首相は、防衛費の増額を「増税」によって実現すると明言しています。増税はもちろんですが、たとえ増税が回避されても巨額の防衛費増を賄うため社会保障費等の削減や負担増など、それが暮らしをさらに悪化・破壊することは明らかです。今度の国会では、こうした政府の行為が果たしてアジアと日本の平和を促進するものか、それとも憲法が掲げる平和の路線のあからさまな蹂躙なのかを徹底的に議論し、軍拡予算にストップをかけなければなりません。
 
第2の企ては、こうした大軍拡、日米軍事同盟の侵略的強化の企図に立ち塞がる憲法9条自体を改変する明文改憲の策動です。任期中の改憲を宣言した岸田首相は、憲法審査会で緊急事態条項の論議が進んだことを踏まえて、今国会では審査会において緊急事態条項改憲での合意づくりを先行し、9条への自衛隊明記も併せて、改憲の発議に向けて「前進」しようとしています。大軍拡予算の審議と並行して、維新の会などの協力を得つつこちらも進めようという思惑です。
 
今こそ、市民が立ち上がるときです。大軍拡と改憲は、アジアと日本を戦争に巻き込む道、絶対に許さないという声で、国会を取り囲みましょう。
 
振り返ってみれば、市民は、戦後いく度かの改憲の策動に立ち向かい、76年間にわたり改憲を阻んできました。2016年以降の、衆参両院で改憲勢力が3分の2を上回っていた状況の下でも、市民と立憲野党の共闘の頑張りで安倍改憲を阻んできました。この力に確信を持ち、地域、草の根から、戦争への道NO!の声を上げましょう。


【出典】2023年1月25日配信「九条の会」メルマガ第384号
http://www.9-jo.jp/



※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf


※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G



※ #ロシアはウクライナ侵略をやめろ!



※新たな「憲法改悪を許さない全国署名」にご協力を。

(9条改憲NO!全国市民アクション)http://kaikenno.com/?p=1826
■これまで取り組んできた「安倍9条改憲反対!改憲発議に反対する全国緊急署名」に変え、新しい情勢に合わせた「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組みます。
■ネット署名 
https://chng.it/R2YgNbLD
■署名用紙(プリントしてお使いください)
http://kaikenno.com/wp-content/uploads/2021/12/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%82%AA%E3%82%92%E8%A8%B1%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E5%85%A8%E5%9B%BD%E7%BD%B2%E5%90%8D.pdf


2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に! 
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
♯米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を


※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール(「とだ九条の会」HPをご覧ください。)に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」HPに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://toda9jo.web.fc2.com/
*「とだ九条の会」ホームページは2014年11月24日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ブログのアドレス
http://blog.goo.ne.jp/toda9jo
*「とだ九条の会」ブログは2014年11月10日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo
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