■細田衆院議長が非公開の懇談形式で説明
世界平和統一家庭連合(統一協会、以下教団)との癒着で数々の疑惑が指摘されている細田博之衆院議長は、1月24日に非公開の懇談形式で与野党の代表者らとの面会し、質疑に応じました。約1時間行われ、1分間の冒頭撮影のみ記者団に公開され、その後は非公開で、衆院議院運営委員会の各会派の代表者6人がそれぞれ数分間質問し、細田氏が説明する形で進められました。
野党が求めていた記者会見ではなく、非公開の説明となったのは「議長の立場でふさわしくない」との理由で応じなかったからです。
与党側は形ばかりの懇談形式で細田氏をかばい、今回で問題の幕引きを図る狙いだったようですが、細田氏の説明は全容解明には程遠く、到底幕引きにすることはできません。議院運営委員会などの公の場で質疑に応じるべきです。
立憲民主党の安住淳国対委員長は、細田氏について、教団と深いつながりを持ってきた人物であり「自民党と教団を結ぶ元締だと思っている」と言及。細田氏が記者会見などによる詳細な説明を避けてきたことも問題視し、「逃げ回っていたら、細田議長に対する尊敬の気持ちは段々失われる」と語りました。また、岸田首相についても「自民党総裁としてかばうって、今度は首相のリーダーシップが問われますよ」と批判しました。
■問題発覚時から「自らの言葉」で真摯な説明なし
細田氏のこれまでの教団のイベントでの発言や写真、動画などからその関りの深さが推測でき、そもそも、これまでの細田氏の説明は、不十分極まりないものでした。
昨年9月に教団との接点に関し「文書」を公表し、10月に再調査の「文書」を出しました。しかし、その中身は外形的・表面的な接点の報告のみでした。その後も公の場での説明を拒否し続け、「言論の府」の長でありながら「自らの言葉」で語ることを一切行ってきませんでした。
■教団との癒着は、誰よりも深く多いのに
教団との関係では、これまで関連団体の会合に計8回出席し、祝電を計3回送ったことなどは認めていますが、24日の説明では、「新たな接点は一切ない」と報告し、「やましい付き合いはなかった」などと白々しく癒着を否定しました。
教団と特に関係が深いと言われる自民最大派閥・清和会(現安倍派)の「清和政策研究会」の元会長(2014~21年)として、選挙の際に統一協会の票を差配した疑惑についても「思い当たる事実はない」などと否定しました。
■反社の教団に「お墨付き」与えた責任、一切なし
問題は、細田氏が統一協会について「悪いことをしている団体」という認識はなく、安倍晋三元首相の銃撃事件後に「さまざまな報道があり驚いた」などと述べ、一切の反省が語られていないことです。
ビデオでも教団や関連団体の会合の数々に出席し、深い関係を築きながら、その実態は知らないなどと言うのはあまりにも無責任です。教団の反社会的活動に「お墨付き」を与え、被害を拡大させてきた自らの責任を認めるべきではないでしょうか。
■安倍元首相と教団とは「大昔から関係が深い」――細田氏が国会で認める
その反面、安倍元首相と教団の関係については、「大昔から関係が深い」とか「(関係の深さを)長い間に実感していた」などと暴露。2019年に、教団の韓鶴子総裁が出席した関連団体の会合で、会の内容を安倍氏に「早速報告したい」などと挨拶したことについては、「安倍氏と近い団体と知っていたのでリップサービスで言った。安倍氏には報告していない」などと述べる始末でした。
安倍氏の派閥の重鎮で、安倍氏に近い有力政治家が、安倍氏と教団との深い関係を国会で認めたわけですが、その具体的な関係については明かされないままです。23日から始まった通常国会では、引き続き教団をめぐる問題が追及されます。
【出典参考】2023年1月24日配信「毎日新聞」、「朝日新聞デジタル」、27日配信「しんぶん赤旗」
※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf
※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G
世界平和統一家庭連合(統一協会、以下教団)との癒着で数々の疑惑が指摘されている細田博之衆院議長は、1月24日に非公開の懇談形式で与野党の代表者らとの面会し、質疑に応じました。約1時間行われ、1分間の冒頭撮影のみ記者団に公開され、その後は非公開で、衆院議院運営委員会の各会派の代表者6人がそれぞれ数分間質問し、細田氏が説明する形で進められました。
野党が求めていた記者会見ではなく、非公開の説明となったのは「議長の立場でふさわしくない」との理由で応じなかったからです。
与党側は形ばかりの懇談形式で細田氏をかばい、今回で問題の幕引きを図る狙いだったようですが、細田氏の説明は全容解明には程遠く、到底幕引きにすることはできません。議院運営委員会などの公の場で質疑に応じるべきです。
立憲民主党の安住淳国対委員長は、細田氏について、教団と深いつながりを持ってきた人物であり「自民党と教団を結ぶ元締だと思っている」と言及。細田氏が記者会見などによる詳細な説明を避けてきたことも問題視し、「逃げ回っていたら、細田議長に対する尊敬の気持ちは段々失われる」と語りました。また、岸田首相についても「自民党総裁としてかばうって、今度は首相のリーダーシップが問われますよ」と批判しました。
■問題発覚時から「自らの言葉」で真摯な説明なし
細田氏のこれまでの教団のイベントでの発言や写真、動画などからその関りの深さが推測でき、そもそも、これまでの細田氏の説明は、不十分極まりないものでした。
昨年9月に教団との接点に関し「文書」を公表し、10月に再調査の「文書」を出しました。しかし、その中身は外形的・表面的な接点の報告のみでした。その後も公の場での説明を拒否し続け、「言論の府」の長でありながら「自らの言葉」で語ることを一切行ってきませんでした。
■教団との癒着は、誰よりも深く多いのに
教団との関係では、これまで関連団体の会合に計8回出席し、祝電を計3回送ったことなどは認めていますが、24日の説明では、「新たな接点は一切ない」と報告し、「やましい付き合いはなかった」などと白々しく癒着を否定しました。
教団と特に関係が深いと言われる自民最大派閥・清和会(現安倍派)の「清和政策研究会」の元会長(2014~21年)として、選挙の際に統一協会の票を差配した疑惑についても「思い当たる事実はない」などと否定しました。
■反社の教団に「お墨付き」与えた責任、一切なし
問題は、細田氏が統一協会について「悪いことをしている団体」という認識はなく、安倍晋三元首相の銃撃事件後に「さまざまな報道があり驚いた」などと述べ、一切の反省が語られていないことです。
ビデオでも教団や関連団体の会合の数々に出席し、深い関係を築きながら、その実態は知らないなどと言うのはあまりにも無責任です。教団の反社会的活動に「お墨付き」を与え、被害を拡大させてきた自らの責任を認めるべきではないでしょうか。
■安倍元首相と教団とは「大昔から関係が深い」――細田氏が国会で認める
その反面、安倍元首相と教団の関係については、「大昔から関係が深い」とか「(関係の深さを)長い間に実感していた」などと暴露。2019年に、教団の韓鶴子総裁が出席した関連団体の会合で、会の内容を安倍氏に「早速報告したい」などと挨拶したことについては、「安倍氏と近い団体と知っていたのでリップサービスで言った。安倍氏には報告していない」などと述べる始末でした。
安倍氏の派閥の重鎮で、安倍氏に近い有力政治家が、安倍氏と教団との深い関係を国会で認めたわけですが、その具体的な関係については明かされないままです。23日から始まった通常国会では、引き続き教団をめぐる問題が追及されます。
【出典参考】2023年1月24日配信「毎日新聞」、「朝日新聞デジタル」、27日配信「しんぶん赤旗」
※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf
※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G
※ #ロシアはウクライナ侵略をやめろ!
※新たな「憲法改悪を許さない全国署名」にご協力を。
(9条改憲NO!全国市民アクション)http://kaikenno.com/?p=1826
■これまで取り組んできた「安倍9条改憲反対!改憲発議に反対する全国緊急署名」に変え、新しい情勢に合わせた「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組みます。
■ネット署名
https://chng.it/R2YgNbLD
■署名用紙(プリントしてお使いください)
http://kaikenno.com/wp-content/uploads/2021/12/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%82%AA%E3%82%92%E8%A8%B1%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E5%85%A8%E5%9B%BD%E7%BD%B2%E5%90%8D.pdf
2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に!
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
♯米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を
※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール(「とだ九条の会」HPをご覧ください。)に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」HPに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://toda9jo.web.fc2.com/
*「とだ九条の会」ホームページは2014年11月24日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ブログのアドレス
http://blog.goo.ne.jp/toda9jo
*「とだ九条の会」ブログは2014年11月10日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo