このほど、憲法改悪反対共同センターは、「第9回憲法闘争の発展をめざす全国交流集会」を開催すると発表しましたので、その内容をご紹介します。(サイト管理者)
2004年の「九条の会」や「憲法改悪反対共同センター」の結成以来の取り組みの発展のもとで、改憲反対の世論が高まり、憲法審査会が始動しない状況となっています。しかし、5月に改憲手続き法が施行され、いつでも改憲発議ができる状況となっています。
昨年の政権交代以降、民主党政権は米軍普天間基地の県内移設を強行しようとし、沖縄では県民ぐるみのたたかいとなり、全国からも連帯したたたかいに発展し、安保条約廃棄に向けた運動が広がっています。11月28日投開票の沖縄県知事選挙の最大の争点は普天間基地問題であり、「新基地建設反対」を真正面にかかげたイハ候補と「県内移設反対」を明言することが抱きない現職候補の一騎打ちのたたかいとなっています。
朝日新聞の報道によると北沢防衛相は、米国防長官との会談で海外への武器輸出を禁じる政府の三原則について「新たな防衛計画大綱の中で方向性をつくりたい」と述べ、「政府内の理解を得られるよう努力する」と伝えました。仙石官房長官も「21世紀型に見直す必要があるのかないのか。これから議論が展開されることになる」と述べました。武器輸出に道を開くこれらの発言は、戦争放棄と戦力不保持を謳った憲法9条に反するものです。
また、菅内閣は、衆議院比例定数80削減について、「年内に実行できるテンポで議論を」(菅首相)と踏み込み、その後に「年内に党内の意見集約」と修正したものの、内閣改造後の記者会見で岡田幹事長は早速、定数削減を「ぜひ実現したい」と動きを強めています。
このような情勢のもとで、改憲派の巻き返しを許さず改憲阻止の展望を切り開き、憲法がいきる社会をめざして、憲法闘争を強めることが求められています。
第9回憲法闘争の発展をめざす全国交流集会を下記により開催します。全国からの積極的なご参加を呼びかけます。
<第9回憲法闘争の発展をめざす全国交流集会> ================
1、日時 2011年1月21日(金)13:30~17:00
2、場所 平和と労働センター・全労連会館2Fホール
(東京都文京区湯島2-4-4 電話 03-5842-5611)
・JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」から徒歩8分
・東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅から徒歩7分
〃 本郷三丁目駅から徒歩12分
・東京メトロ千代田線・都営新宿線 新御茶ノ水駅から徒歩10分
3、目的
①激動の世界情勢、改憲手続き法施行後の改憲派の動きや自衛隊海外派兵の動向、衆議院比例定数削減の動き、憲法擁護の過半数世論形成にむけたとりくみ、憲法を守り、生かすたたかいの前進など、憲法をめぐる情勢と取り組みの推進の意思統一を行い、憲法闘争発展の節とします。
②全国・各分野の取り組みの交流、特に地域共同センターの確立と運動など、日頃の活動の工夫や悩み、課題などについて交流を深めます。
4、内容
・主催者あいさつ/国会報告
・講演 小澤隆一氏(東京慈恵会医科大学教授)
「憲法を守り生かす、日本国憲法の今日的意義」(仮題)
・特別報告/交流/まとめ/閉会挨拶
5、参加呼びかけ対象
・中央諸団体及び47全都道府県共同センター
・全国の地域共同センター
・首都圏の都県共同センター構成の諸団体・地域共同センター
6、参加申し込み
別紙の申込書で12月24日(金)までお申し込みください。
※第9回全国交流集会に向けて、都道府県共同センター対象に実態把握の調査を行います。前回調査票を送付しますので、加筆修正していただき12月10日(金)までに提出してください。
※“申込書”と“集会チラシ”は、「憲法改悪反対共同センターHP」の「宣伝物ダウンロード」欄に掲載しています。
主催:憲法改悪反対共同センター http://www.kyodo-center.jp/
=======================================
※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール(「とだ九条の会」HPをご覧ください。)に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」HPに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/
■「とだ九条の会」ブログのバックナンバー一覧はこちらが便利です。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/blogmokuji.html
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo