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愛媛県、今治市、上島町の各教育委が「つくる会」教科書採択

2009年08月31日 | 国際・政治

一昨日、埼玉県で「つくる会」教科書が不採択になったという記事をご紹介しましたが、このほど、愛媛県で採択されるなどの新たな動きが出ています。「つくる会」教科書問題については、今後も順次ご紹介していきたいと思います。(サイト管理者)

8月27日、愛媛県の今治市教育委員会(小田道人司委員長・5人)と上島町教育委員会(富田興一委員長・5人)は、2010年~2011年に使用する注が請うの歴史と公民の教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」が主導し侵略戦争を美化した扶桑社版の教科書を採択しました。また、愛媛県教育委員会でも県立中等教育学校3校と特別支援学校の中学校歴史教科書として扶桑社版を全会一致で採択しました。
今治市と上島町での扶桑社版の教科書採択は、愛媛県内の市町では初めてであり、県教委の採択は4回目ということです。
今治市教育委員会では、歴史を4対1、公民を3対2で採択、上島町教育委員会では4人が採択に参加し、歴史、公民とも全会一致で採択したといいます。

愛媛県教職員組合(新川雄也委員長)は「憲法の精神に背を向け、“戦争賛美”の教科書を採択したことは遺憾だ。しかも、著作権をめぐって裁判中である教科書をあえて採択した。裁判しだいでは出版の差し止めの可能性もある。安定供給される教科書を採択するのが当たり前。採択強行に講義し、撤回を強く要求する」との談話を発表しました。
また、「子どもと教科書全国ネット21」(俵義文事務局長)は、「つくる会」主導編集の扶桑社版教科書を採択した、愛媛県と今治市、上島町の各教育委員会に対し、それぞれ採択の撤回・やり直しを求める抗議文を発表しました。抗議文では、「教育に責任を負う県と市町教育委員会が子どもや教育の条理を考慮せず、戦争を美化し憲法改悪を推進しようとする政治的な意図のもと、採択を強行した暴挙に対し断固として講義する」としています。
愛媛県および今治市、上島町の各教育委員会の見識が疑われる今回の「つくる会」教科書採択に、全国からも抗議の声が起こっています。

【関連記事】2009年8月29日付け当ブログ=「埼玉県で「つくる会」教科書採択せず」

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田母神前空幕長 広島平和式典は「左翼の集まり」!?

2009年08月30日 | 国際・政治

8月25日、あの田母神俊雄前空幕長が、衆院宮崎1区に立候補している無所属前職のために宮崎市で応援演説した際、広島原爆の日の8月6日に広島市で開催された平和記念式典の列席者について「被爆者も2世もいない。左翼ばかりだ」などと暴言、広島、長崎の被爆者をはじめ各方面から批判の声が上がっています。

問題の発言は、田母神氏が応援演説の中で、8月6日に自身が広島市で講演したことを紹介しながら、平和記念式典について「慰霊祭は左翼運動。あそこに広島市民も県民もほとんどいない。原爆の被爆者も2世もいない。並んでいるのは全国から集まった左翼。一部政治勢力が日本弱体化を図っている」などと述べたという全くひどいものです。

田母神氏が“逆恨み”ともとれる的外れな発言をしたきっかけは、自身が「日本会議広島」の招請を受け、あえて抗戦的にも、原爆記念日の8月6日に広島で行った「ヒロシマの平和を疑う」を題した講演会への批判が大きかったからのようです。
同講演会の開催については秋葉忠利広島市長が、「『ヒロシマの平和を疑う』という演題で講演されることは、夜明け前から心静かに原爆死没者の慰霊を行う被爆者や肉親を失った遺族の悲しみを、いやが上にも増す結果となりかねません。つきましては、こうした事実に思いを致し、被爆者や原爆死没者の遺族をはじめとした多くの広島市民の心情に御配慮をいただき、講演の日程の変更を御検討いただければ幸いです」と、主催者の「日本会議広島」に要請したのをはじめ、「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」(共同代表=岡本三夫、河合護郎、森瀧春子の3氏)が「主催者『日本会議広島』に抗議し中止を要求する共同声明」を発表し、賛同が101団体と個人40人(2009年8月4日現在)になるなど批判が広がっていました。
同会の岡本氏は「広島市民が喪に服している日に、その原因をつくった原爆を賛美する核武装論をぶつことは、看過できない」と告発。また、広島市立大広島平和研究所の田中利幸教授は「田母神氏が『言論の自由』を言うなら、自由の裏には『言論の責任』があると指摘したい。被爆者の心を傷つけ、歴史の事実をわい曲する責任を、どう取るのか」と批判していました。

広島市によると、平和記念式典の参加者は約5万人で、会場には被爆者や遺族のための席が2000席以上準備されていて、被爆者はもちろん被爆2世、広範な広島市民が出席していたのは事実ですし、麻生太郎首相も出席しているのです。「左翼の集まり」などという田母神氏の発言は全く根拠のないあきれた暴言です。
長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄(すみてる)会長は「原爆犠牲者に対して失礼だ。式典には歴代首相が参列して恒久平和と核兵器廃絶を誓っているのだから、日本政府はきちんと田母神氏に抗議すべきだ」と語っています。
また、広島県被団協の坪井直理事長は「広島の平和記念式典は被爆者が平和宣言を聞き、亡くなられた方々に献花などする場。田母神氏の発言は実証がないのに人を扇動するばかりだが、何の効果もない。騒ぐ必要はないだろう」と一蹴しました。

【参考】2009年7月24日付け「しんぶん赤旗」、8月25日付け「毎日新聞」など

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埼玉県で「つくる会」教科書採択せず

2009年08月29日 | 国際・政治

埼玉県教育委員会は8月27日、2010年度に県立中学校と特別支援学校で使う教科書を採択しました。その中で、社会科歴史的分野では、侵略戦争を美化する「新しい歴史教科書をつくる会」メンバーが執筆した自由社版・扶桑社版の教科書は採用されませんでした。また、県内市町村立中学校で使う教科書についても、同日までに採択の手続きがすべて終わり、歴史的分野ではすべて従来と同じ出版社のものが選ばれ、この結果、埼玉県内の公立学校では、引き続き「つくる会」教科書は使われないことが決定しました。
情報によると、「つくる会」教科書を推薦する意見は出ず、逆に「つくる会」と出版社間のトラブル(分裂問題)に懸念が表明されたといいます。

<戸田市6月議会で民主・高橋議員が「つくる会」教科書採択を強要>
なお、我が戸田市の6月議会では、民主クラブ(民主党系会派)の高橋秀樹市議が、戸田市での歴史教科書選定に関し、羽富正晃教育長などに、現在採用されている東京書籍の歴史教科書について「ロシア革命を讃美し、スターリン政治を評価していること等、東京書籍は共産主義的思想の代表格といっても過言ではない教科書となっている」などと難癖をつけ、侵略戦争を美化し、全国でも問題となっている自由社版と扶桑社版のいわゆる「つくる会」教科書を押し付ける質問を行っていて、市民から批判の声があがっていました。
この高橋議員は、2006年6月議会でも、「学校の式典で国歌斉唱の際に起立しない保護者や来賓について教育委員会としてどのように指導してきたか」と質問を行い、愛国心教育を強要。当時の伊藤良一教育長から「私も(高橋議員と同様に)腹が煮えくりかえる」との答弁を引き出し、高橋議員の要求に、保護者・来賓の起立状況の調査も約束するなどの“事件”が発生、マスコミでも取り上げられるなど全国的な問題を引き起こしています(2006年6月20日付け当ブログ)。
【今回の戸田市6月議会での高橋秀樹議員の「つくる会」教科書採択を強要する発言の問題点については、今後、当ブログでも取り上げて行きたいと思います。】

ちなみに東京都内で開かれていた「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい--教育研究全国集会2009」の最終日・8月23日に行われた社会教育分科会で報告にたった「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文事務局長によると、同日までに「つくる会」教科書が採択されたのは、公立中学校では栃木県大田原市と東京都杉並区、東京都の中高一貫校、特別支援学校で4年前に引き続き扶桑社版を採択したのに加え、新たに横浜市の8区の市立中学校で71校で、今年度検定に合格した自由社版が採択されています。
これにより横浜市では毎年約13000人の中学生が自由社版教科書を使うことになりますが、俵氏の報告では区ごとに任命された現場教師などの調査に基づいて答申された望ましい教科書には、どの区でも自由社版が入っていなかったにもかかわらず、教育委員6人の無記名投票で採択が強行されたこと、事前に横浜市の教育委員長が「つくる会」の藤岡信勝会長と会って採択することで合意していたなどという情報があったことなどを指摘し、横浜市での採択の問題を批判しています。

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日本ジャーナリスト会議が「核の傘」「核抑止力」を批判

2009年08月28日 | 国際・政治

日本ジャーナリスト会議(JCJ)は、8月8日、東京都内で「市民とジャーナリストを結ぶ集い」を開き、「今こそ核廃絶にペン、カメラ、マイクを」との宣言を採択しました。

宣言は、オバマ米大統領の「核兵器のない世界をめざす」との4月5日のプラハ演説を高く評価しています。一方、この流れに逆らって「核の傘」や「核抑止力」に執着する勢力を厳しく批判しています。
そのうえで、核廃絶に向けてのジャーナリストの役割を重視。特に「世界で唯一の被爆国である日本から、世界のジャーナリストや平和と真実を求める多くの人々」に具体的な行動を呼びかけています。
世界のジャーナリストには、「核兵器の恐ろしさと破壊の実相を自らの目で確かめるよう、広島、長崎への旅を」呼びかえるとともに、「核廃絶と平和に向け、民族や言語を超えた人々の団結」を求めています。

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ちばてつや・森田拳次さんら、中国・南京で戦争体験の漫画展

2009年08月27日 | 国際・政治

Mangaten 64回目の終戦記念日の8月15日から、ちばてつやさんや森田拳次さんなど日本の著名な漫画家たちが戦争体験を描いた漫画展「日本の100人の漫画家が描いた8月15日」が、中国・南京市の南京大虐殺記念館で始まりました。漫画展は、11月15日まで開かれます。

初日のこの日、ちばてつやさんや森田拳次さんをはじめとする日中の漫画家が出席し、日本からかけつけた人や南京市民ら役300人が参加するなか、開幕式が行われました。
南京は、1937年に日本の侵略軍が市民を大量虐殺した地。そこで日本人の戦争体験の漫画による展示会が開かれたことについて、開会あいさつにたったちばてつやさんは「暗い歴史のある南京で開かれるとは思ってもみなかった」と中国側の決断に感謝を表明。また、中国アニメ協会の陳民沢副会長は「漫画を通じて世界平和に向けて一緒に努力しましょう」とあいさつし、互いに日中不戦と平和を誓いました。
 
漫画展には終戦を中国で迎えたちばてつやさん、森田拳次さんのほか、水木しげるさん、海老名香葉子さん、高倉健さんら100人以上の漫画家、作家、俳優らが160点余の漫画や色紙を寄せています。

漫画展を見た地元南京の若者からは、「祖父母は南京虐殺の生き残りで、亡くなるまで日本を嫌っていた。私は未来を見なければと思う。日本人も戦争でひどい目にあったことがわかってよかった」などの感想が寄せられました。

【参考】2009年8月16日付け「しんぶん赤旗」

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