昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(328)安倍談話

2015-02-27 04:34:59 | なるほどと思う日々
「20世紀を振り返り、21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者会議」で安倍談話が検討されることになった。
 

 安倍談話は、彼が唱える<積極的平和主義>を基調とする未来志向のものになるだろう。
 
 その根底には我が国の最初の憲法である聖徳太子の17条「和をもって貴しとなす」があることはもちろんであるが、それを生な形で出すわけにはいかない。
 
 昨日述べたアメリカの人類学者パトリック・ルーカスの「中国民族主義」(我々は別の人々よりすぐれており、特別)と何ら変らない印象を他国に与えかねないので、その愚は避けたい。

 しかし、広島や長崎の原爆や、東京大空襲で日本国民が叩きのめされた戦争から得た教訓は伝えなければならない。
 
 
 (いざ、戦争となると国際法なんて知ったことじゃないんだ)

 列強にならって<力>づくの行動がもたらしたみじめな結果を伝えなければならない。
 その反省からわが国は戦後70年、敢えて<力>を封印してきた。
 能力があるにもかかわらず<核武装>をしなかったのがその証左である。
 そして未来に向けて<積極的平和主義>で行くことを決意した。
 
 現行憲法は与えられたものだったが、その平和に対する理念<戦争放棄>は世界に先駆けるもので尊い。
 あらためてその思いを自主憲法でというのが安倍首相の気持でしょう。
 現在の<核兵器>をベースにした脅し合いの政治から脱却すべきだというのが彼の唱えるところの<積極的平和主義>なのだ。
 
 世界のリーダーたちは、人類滅亡につながりかねない<核兵器>廃絶から話し合いをはじめなくてはならない。
 アメリカのオバマ大統領が、<力>から<調和>の世界にチェンジと訴えたが、国内の<力>を信奉する勢力から骨抜きにされたほどの非現実的なテーマである。
 
 しかし、<核兵器>を持たない日本が世界に語りかけるにはそれしかない。

 「レロレロ姫の警告で」でボクが訴えたかったのもそこなんです。
  
 滅亡に向けて急ぎ足になっている人類に警告を発しているのです。

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 よろしく! 昭和のマロ
 
 
 
 
 

  


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