ザッハーの女性店員に聞いたら、トイレは外だと言う。
外へ出たら左へ真っ直ぐ行って左へ曲がったら公衆トイレがあると言う。
入り口にはまた行列ができていた。
服部克久似のおじさんのカップルも並んでいる。
あらっと目を交わし、会話もそこそこに外へ出る。
ところがそれらしき所が見当たらない。
ぼくが入ったのは?と探すが分からない。
大型ブティックや、ホテルへ入ってみるがトイレの在り処が分からない。
業を煮やして、妻が通りがかりの二人連れの女性に声をかけた。
「パブリック・トイレ?」
「そこを真っ直ぐ行って、右へ曲がるとUマークの標識があるからそこを降りるとトイレがありますよ」と答が返ってきた。
Uマークは地下鉄の標識だった。
下へ降りてWCの標識を見つける。
中におばさんが座っているのが見える。
「有料だわ、いくらかしら?」
「20かそこらの小銭を出せばいいんじゃない」
実際は50セントを取って、おばさんはドアまで親切に案内してくれたそうだ。
地下鉄を出て、周囲を見ると改築中のシュテファン大聖堂の塔が見える。
こんな所まで来たんだ。
ちょうど手ごろな時間になったのでまたオペラ座のほうへ向う。
ちょうど集合30分前、誰かがいるだろうと思っていたがまだ誰も戻ってきていない。
「時間を間違えたかな?」
「いや、そんなことない」
石のブロックに座る。冷え込んできた。寒い。
10分ほどしたらおばさんたちの一団が戻ってきた。
「私たちもザッハーで時間をつぶしていたのよ」
仏ちゃん組もシュテファン大聖堂を見学したあと、我々と同じルートを辿って、
ザッハーで仏ちゃんと分かれたという。
「一旦、ホテルへ戻って食事をした後、今回のツアー最後のハイライト、ウイーンコンサートがあります。ドレスアップの必要はありません。かえって浮いてしまいますから・・・」
みんなが戻ってきたことを確認して仏ちゃんが演説した。
ホテルの新しく与えられた部屋へ入ると、大きな果物籠が置いてある。
リンゴ、オレンジ、ぶどう、キューイなど、With Compliments のカードとともに。
─続く─
外へ出たら左へ真っ直ぐ行って左へ曲がったら公衆トイレがあると言う。
入り口にはまた行列ができていた。
服部克久似のおじさんのカップルも並んでいる。
あらっと目を交わし、会話もそこそこに外へ出る。
ところがそれらしき所が見当たらない。
ぼくが入ったのは?と探すが分からない。
大型ブティックや、ホテルへ入ってみるがトイレの在り処が分からない。
業を煮やして、妻が通りがかりの二人連れの女性に声をかけた。
「パブリック・トイレ?」
「そこを真っ直ぐ行って、右へ曲がるとUマークの標識があるからそこを降りるとトイレがありますよ」と答が返ってきた。
Uマークは地下鉄の標識だった。
下へ降りてWCの標識を見つける。
中におばさんが座っているのが見える。
「有料だわ、いくらかしら?」
「20かそこらの小銭を出せばいいんじゃない」
実際は50セントを取って、おばさんはドアまで親切に案内してくれたそうだ。
地下鉄を出て、周囲を見ると改築中のシュテファン大聖堂の塔が見える。
こんな所まで来たんだ。
ちょうど手ごろな時間になったのでまたオペラ座のほうへ向う。
ちょうど集合30分前、誰かがいるだろうと思っていたがまだ誰も戻ってきていない。
「時間を間違えたかな?」
「いや、そんなことない」
石のブロックに座る。冷え込んできた。寒い。
10分ほどしたらおばさんたちの一団が戻ってきた。
「私たちもザッハーで時間をつぶしていたのよ」
仏ちゃん組もシュテファン大聖堂を見学したあと、我々と同じルートを辿って、
ザッハーで仏ちゃんと分かれたという。
「一旦、ホテルへ戻って食事をした後、今回のツアー最後のハイライト、ウイーンコンサートがあります。ドレスアップの必要はありません。かえって浮いてしまいますから・・・」
みんなが戻ってきたことを確認して仏ちゃんが演説した。
ホテルの新しく与えられた部屋へ入ると、大きな果物籠が置いてある。
リンゴ、オレンジ、ぶどう、キューイなど、With Compliments のカードとともに。
─続く─
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