昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(86)吉祥寺という街

2014-04-25 04:57:45 | 三鷹通信
 昨日のFサロンのテーマは<吉祥寺という街>
 住んでみたい街のトップに毎年挙げられる。
 
 でも、調べてみるといろいろな問題を抱えている。
 華やかに栄えているかに見える商店街も、個々に見るとけっこう入れ替わってるんだね。
 潰れるところがけっこう多い。
 
 問題は地代の高さだ。
 この中心部はほとんど月窓寺の所有地なのだ。
 サンロードを北の方へ少し歩くと西友の前にあるお寺が大地主なのだ。
 
 その借地権者が次から次へとまた貸ししているので、地代はどんどん高くなる。
 この地の繁盛ぶりに憧れて店を出してみるが高い地代に耐えきれなくて次々店が変わる。
 今では新たに出店できるのは全国チェーン店や大型商業施設に限られるというのが現状だ。
 
 大型店だって、伊勢丹や近鉄、三越といった名だたる百貨店が撤退している歴史がある。店舗面積もあるが、今では中央から少し外れた所にスペースを確保した東急だけが生き残っている。
 そしてその後には今どきの大型店舗施設、ヨドバシカメラやパルコ、そして駅ビルにあるアトレが新参資本として参入、さらにこの4月23日には<キラリナ京王吉祥寺>がオープンした。
 
 
 
 ともかく栄枯盛衰がただならない激戦地だ。

 というわけで、小さな商店は日本茶のフレーバー店、ベネチアンビーズ点。オルゴール屋など、個性的な専門店しか生き残れない。
 行列のジューシーなさとうのメンチカツや、すぐ売り切れる小ざさの羊羹や最中の店、いろいろな揚げ物を取りそろえた塚田揚げ、昼でも盛況焼き鳥のいせやなど人気店も多い。
 
 
 
 
 つまりナンバーワンではなくてオンリーワンを目指すお店がごちゃごちゃと存在する魅力ある商店街とでも言おうか。
 この辺はお金持ちが多いので、そういった資産家にぶらさがって生き延びているお店もあるそうだ。
 金融機関も三菱UFJ.三井住友、みずほ、三菱UFJ信託、三井住友信託、みずほ信託、りそな、新生銀行、大和証券、野村證券、SMBC日興証券、みずほ証券、CITYBANK,東京スターバンク等々この狭い地域に目白押しだが、<みなさまの・・・銀行>という割には3時には閉店しちゃう。

 それにしても、先日の日曜日に行ってみたが、あいかわらず肩触れ合う混雑ぶりで、特に若い人たちで賑わっていた。