ウイーンのホテル、アルティス。

ここで、旅行最後の二晩を過ごす。
「近くに大きなスーパーがあります。閉店が19時と超早いので、夕食前にご希望の方はご案内します」
仏ちゃんに言われたが、ぼくたちは明日の朝行けばいいやと付いていかなかった。
もらった部屋の鍵番号は123。
「いい番号じゃない」と言いながらぼくは部屋のドアを開けた。
なんと、ベッドメーキングしていない。
バスルームにはタオルが放置しっぱなし。
ぼくは頭に血が上った。
たまたま帰国後、高樹のぶ子さんのブログにこの時の<心の動き>をコメントしているので、そこから引用してみる。
高樹のぶ子さんは<心の運動機能>と題して以下のように述べていた。
・・・運動機能といえば、頭「頭脳」やもちろん身体があります。
でも、心にもあるのだと思います。
誰だって、心の運動機能を高めたいけれど、どうすればいいのかしら・・万人に向けたアドバイスはありませんが、「傷はチャンスだと考える」ってこともその一つのような気がします。
私の場合、「痛い」「腹立つ」「不愉快」「苦しい」ということに耐えるとき、その耐え方として「このネガティブな状況から、何か面白いものが生まれないか・・」と本能的に思います。すると運動が起こる。
そしてネガティブな状況が、反転してくるのです。
面白さに変転してくる。・・・
ぼくは早速、ウイーンのホテルの事件についてコメントしました。
<腹のたつこと>
大なり小なり、毎日腹の立つことがあります。
心の動きは前のめりになって、増幅し、いろいろな心の動きに悪影響が出るのが常です。
先日、ツアーでウイーンに行ったのですが、与えられた部屋に入ったら、ベッドメーキングがしていない。ゴミ箱にゴミが入ったまま。洗面所にはタオルが使われたまま。
早速、カッカしてフロントに文句を言いに下りたら、ちょうど次の団体が入ってきたところだった。
二人の係りがバスから降ろされたたくさんのトランクに番号を貼ったりテンテコマイ。
「そんなことよりこっちの処理が先だろう!」と言いたいところでしたが、ぼくは先ず、前のめりになっている心を抑えました。そしてしばらく見ていました。
そのうち前のめりの気持ちが変化してきて、昔行ったツアーで、仲間のおばさんがニューヨークで枕銭を置かなかったら、翌日ゴミ箱とか枕が放り投げ状態だったと話していたことを思い出しました。
そこで、これはブログに使えそうな得がたい経験じゃないかと思ったら心が収まりました。

結果的にはレストランでの飲み物券をもらい、翌日はいい部屋を提供され、リンゴ、オレンジ、ぶどう、キューイの果物籠が <with Compliment> のカードと共に差し入れられていました。
同じ結果であっても、さんざん怒鳴り散らした後では心の転換はできなかったでしょうね。
これに対し、高樹のぶ子さんから、なんと直接名指しでコメントをいただきました。
─続く─

ここで、旅行最後の二晩を過ごす。
「近くに大きなスーパーがあります。閉店が19時と超早いので、夕食前にご希望の方はご案内します」
仏ちゃんに言われたが、ぼくたちは明日の朝行けばいいやと付いていかなかった。
もらった部屋の鍵番号は123。
「いい番号じゃない」と言いながらぼくは部屋のドアを開けた。

バスルームにはタオルが放置しっぱなし。
ぼくは頭に血が上った。
たまたま帰国後、高樹のぶ子さんのブログにこの時の<心の動き>をコメントしているので、そこから引用してみる。
高樹のぶ子さんは<心の運動機能>と題して以下のように述べていた。
・・・運動機能といえば、頭「頭脳」やもちろん身体があります。
でも、心にもあるのだと思います。
誰だって、心の運動機能を高めたいけれど、どうすればいいのかしら・・万人に向けたアドバイスはありませんが、「傷はチャンスだと考える」ってこともその一つのような気がします。
私の場合、「痛い」「腹立つ」「不愉快」「苦しい」ということに耐えるとき、その耐え方として「このネガティブな状況から、何か面白いものが生まれないか・・」と本能的に思います。すると運動が起こる。
そしてネガティブな状況が、反転してくるのです。
面白さに変転してくる。・・・
ぼくは早速、ウイーンのホテルの事件についてコメントしました。

大なり小なり、毎日腹の立つことがあります。
心の動きは前のめりになって、増幅し、いろいろな心の動きに悪影響が出るのが常です。
先日、ツアーでウイーンに行ったのですが、与えられた部屋に入ったら、ベッドメーキングがしていない。ゴミ箱にゴミが入ったまま。洗面所にはタオルが使われたまま。
早速、カッカしてフロントに文句を言いに下りたら、ちょうど次の団体が入ってきたところだった。
二人の係りがバスから降ろされたたくさんのトランクに番号を貼ったりテンテコマイ。
「そんなことよりこっちの処理が先だろう!」と言いたいところでしたが、ぼくは先ず、前のめりになっている心を抑えました。そしてしばらく見ていました。
そのうち前のめりの気持ちが変化してきて、昔行ったツアーで、仲間のおばさんがニューヨークで枕銭を置かなかったら、翌日ゴミ箱とか枕が放り投げ状態だったと話していたことを思い出しました。
そこで、これはブログに使えそうな得がたい経験じゃないかと思ったら心が収まりました。

結果的にはレストランでの飲み物券をもらい、翌日はいい部屋を提供され、リンゴ、オレンジ、ぶどう、キューイの果物籠が <with Compliment> のカードと共に差し入れられていました。
同じ結果であっても、さんざん怒鳴り散らした後では心の転換はできなかったでしょうね。
これに対し、高樹のぶ子さんから、なんと直接名指しでコメントをいただきました。
─続く─