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昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

金沢便り(1)色街にある神社の豆まき

2009-02-06 05:59:54 | 金沢便り
 ぼくの故郷金沢の友だちから写真が届いた。
 毎年、全国的なニュースで取り上げられる有名な兼六公園の雪つり風景や、年頭の消防出初式<加賀鳶>などを、得意のカメラで切り取って送ってくれる。

 今回は<東山茶屋街>の近くにある宇多須神社の芸妓による豆まき風景だ。
 東山の芸妓といえば、昔、当地有数の企業からのご招待で楽しんだ片山津温泉の舞台を思い出す。

 舞台には東山茶屋街から呼ばれた芸妓が10人近くもずらりと並び、小太鼓、鼓も加えた三味線の大演奏で見るものを圧倒した。
 初めて体験するぼくは、単なるお座敷芸に留まらない三味線の連弾の迫力に、打ちのめされ、興奮した。

 友だちの写真は単なる静止画としての風景ではなく、いつも人間の息遣いが伝わって来る魅力がある。

 兼六公園や加賀鳶が、百万石金沢の表の顔だとすれば、今回の写真は裏側の庶民の生活を彩る<ちょっとした風景>である。