昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

有名人(57)女の魅力(35)鈴木梨央

2015-10-03 03:29:32 | 女の魅力
 天才子役、鈴木梨央
      

 NHK朝ドラ「あさが来た」が始まりました。
 
「なんでどす! 女が学問していけないなんて」
 子どもながら迫真の演技に圧倒されました。

 何と、「NHK思い出のメロディー」でたくさんの子どもたちを従えて<コンピューターおばあちゃん>を歌っていた梨央ちゃんだ。
 
 
 表情豊かに切れ味のいいダンス、一人目立っていた。

 そんな鈴木梨央ちゃんはあの芦田愛菜ちゃんにあこがれて芸能界入りして、大河ドラマ<八重の桜>の子役で一躍注目されたんだよね。
 
 その後第68回カンヌ国際映画祭で最年少女優として赤じゅうたんデビューまでしているんだ。
 

 あの吉田洋さんと一緒に出ているCMの子役も彼女だったんだ。
  
 いい味出しているよね。頑張れ!


有名人(56)女の魅力(34)

2015-09-20 05:18:16 | 女の魅力
 CMで魅力的な女優、石原さとみ。
 

 そんな彼女がNHKの「戦後70年日本の肖像。戦後70年を越えて日本人は何ができるのか」に出演。
 戦争の傷跡の残るウガンダを訪問した。
 

 

 彼女のメッセージが興味深い。
「知らなくてならないことを知らないと過ごしてしまうような勇気のない人間にわたしはなりたくありません」
「知ったからには責任を持ちたいと思い行動に移しました」
    




有名人(55)女の魅力(33)高畑充希

2014-10-04 04:27:11 | 女の魅力
 <高畑充希>
 
 かわいくもとっぽいイメージだった。
 初めてお目にかかったのは朝ドラ<ごちそうさん>の希子役。
 
 そして<軍師官兵衛>の黒田長政の妻役。
 

 しかし、あさイチプレミアムトークの彼女にイメージはがらりと変えられた!
 
 お酒をたしなむとのことだが、何と飲み相手は大女優、大竹しのぶとキムラ緑子。
 
「どりさんは暴走するタイプで、しのぶさんと私は冷静」なのだそうだ。 
 
 清楚でナイーブに見られがちだが、なんとコテコテの関西人。
 <小さなおじさん>と呼ばれているそうだ。
 小学生低学年にして舞台女優になることを決意、中学生でミュージカル女優デビューを果たす。
 その間、10回以上もオーデションに落ちるも、本人はいつかは受かると意に介していなかったという、子どもの時から大物の素質はあったようだ。

 今や歌でもデビューし、絵の才能もあるようだ。
 
 

 今、<奇跡の人>の舞台で主役ヘレンケラーを熱演している。
 

 イメージからは計り知れない深みを感じた。

 昨日、香港繁華街の占拠行動に反対する住民とデモ隊が激突。
 
 学生代表は「組織的な攻撃」と非難、対話を棚上げにした。
 いよいよ、力と力の対決に持ち込まれたか!

有名人(54)女の魅力(32)中園ミホ

2014-09-06 03:33:57 | 女の魅力
 今、テレビ番組の人気ランキング常に上位の<花子とアン>の脚本家、中園ミホが<あさイチ>に出演した。
 
「ヤラセだと思っていたけれど、事前に見てなかったんですね。私が話しかけても二人とも上の空で・・・」
 ボクも常々気になっていた<あさイチ>の有働と井ノ原が朝ドラを見ている冒頭のシーン。
 この作品の脚本家、中園ミホも<あさドラ>まで巻き込んでしてやったりと満足のご様子。

「大森閣下なんて、考証の大家がいらっしゃったり、NHKってスタッフもすばらしいわね」
 彼女はスタッフや役者との交流をしながらの当て書きの才がおありのようだ。
 花子に恋する朝市も、有働アナの予想通りこの番組から採ったらしい。
 有働アナご執心の嘉納伝助には中園ご自身も思い入れがあるようだ。
 
「お前の華族という身分と顔しかないだろう!」
 白蓮に「私の何処に惚れたの?」と問われて応える伝助の男っぽさの魅力。

 <腹心の友>花子と白蓮。
 
 中園も、全てを削ぎ落して核だけになった頃から、それまで信じなかった<女の友情>を信じるようになったという。
 有働アナと同じ年頃、つまり40才を超えてからだそうだ。

 そんな彼女には、10代で親を亡くし波乱に富んだ人生があった。
 中学生の頃覚えた四柱推命の腕を活かして、占いやギャンブルで稼いだりした20代。
 その時の、有名な政治家や企業家の裏側のほころびた顔に魅力を感じ、この時の経験が脚本家としての今に生きていると言う。
 30代でシングルマザーとなり、息子と対面した瞬間にご自身は変わったと告白している。
 

 つまり、それまでは世の中をなめていたが、この時以来他人の助けを素直に求めるようになったそうだ。身近な人たちが助けてくれた。ご自身は自転車の運転ができないのだが、息子はご近所のオジサンに教えてもらっていた。
 この時以来、脚本家としてやっていこうという覚悟ができた。
 子どものアンパンマンの歌をバックグラウンドミュージックにして、愛憎ドラマを書いた。

 そして次々と高視聴率のドラマを生み出していく。
 <取材力の中園ミホ>と呼ばれるように、マーケティングリサーチが得意だ。
 <ハケンの品格>の時は数多くの派遣社員の生の実態を取材した。
 
 だから、「派遣社員は幸せである」と言った派遣会社社長には反発した。
  
 <ドクターX>ではヒーローの外科医に「私は絶対失敗しないので」と言わせている。
 
 これはロンドンオリンピックで松本薫の「私ミスしないので」という言葉に触発されたそうだ。
 

 <あさイチ>のプレミアムトークの中で、「なぜ、純粋で美しい魅力的な有働有美子さんが結婚できないのか?」を中園が占うことになった。
 
「本当はイノッチみたいな男性がいいんだけど、彼は彼女を選ばない」
「・・・」
「男性の趣味が悪い! 華やかで女にもてる男に惚れやすい!」
 そして、「でも、2020年、嘉納伝助みたいな男と結婚する」と断言。
 思わずドヤ顔で足を組んだ。
「つい、勝ち誇っちゃった気になって・・・」
 中園ミホは魅力的な女だ。
 
 アギーレ・ジャパン、初戦ウルグアイに敗れる。
 
 守備のミスから0対2。
 相手と比較して、守りに余裕がない。
 パスミスが多い。
 次回に期待しよう。
 
  
  

有名人(53)女の魅力(31)吉原由香里

2014-06-09 05:21:02 | 女の魅力
 <吉原由香里>
 彼女のことは8年前<女の魅力(7)梅沢由香里>で取り上げているから二度目だ。
 最近、先輩の縁で昨年の6段昇進祝いの時と、最近彼女を囲む会で直接お会いする機会を得た。
 
 最初に関心を持ったのはテレビ解説でアシスタントとして登場したころだ。
 まだ、初段になったばかりで、当時女流棋士としては飛ぶ鳥を落とす勢いの小林泉美棋士とテレビ対局し、勝った時の印象が強烈だった。
 初々しい可憐な見かけによらず、闘争心の旺盛な棋士魂を感じた。
 

 昨日テレビNHK囲碁フォーカス<棋士に聞く>で彼女を観た。

 お父さんの影響で囲碁を始め、幼いころから才能を発揮、院生にもなった。
 しかし、しばらく伸び悩む時期があった。
 
 たまたま、テレビの仕事が入り一流棋士対局の解説アシスタントの体験が彼女を成長させた。
 
 
 
 

 そして入段。
 
 さらに女流棋聖のタイトルを獲得
 
 
 しかし、息子さんを出産、しばらく活躍の場がなかったが、ここへきて本来の闘志が蘇ってきたようだ。
 
 

 日本囲碁界の看板娘だけでない、実力者吉原由香里の再登場を期待したい。
 
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有名人(47)女の魅力(30)堀北真希

2012-06-16 05:08:29 | 女の魅力
<堀北真希>
 
 
 朝ドラ、梅ちゃん先生を毎日見ている。
 先のカーネーションのヒーロー、尾野真千子さんのイメージが強烈だったので、堀北真希さんの梅ちゃんは頼りなくて、大丈夫かな? と見ていたが、その頼りなさが梅ちゃんにぴったりだ。
 最近ではそのドジだけどカワイイ性格は、堀北さんの地そのものなのだろうと思うようになっていた。

 昨日の朝イチのプレミアムトークに出てきて、自己紹介するまではイメージ通りだったが、その後次々とあぶりだされる本人の素顔にびっくり!
 「朝ドラに抜擢されたときの感想は?」
 定番の質問に、今までの俳優のように「感激しました!」なんて言わない。
 むにゃむにゃと、言うなれば、どうってことないというような反応。

 特にびっくりしたのが、厳しいお父さん役の高橋克実氏が彼女について、「堀北先輩と言わせていただきます・・・」とコメントしたこと。
 えっ! 彼女が先輩? まさか。
 つまり、彼を始め、倍賞美津子、南果歩などの大物俳優に囲まれてもご本人はいっさい動じない。
 高橋克実氏が冗談をかましても、彼女は唇に指を添えて「信じちゃダメよ!」って倍賞さんあたりに言うらしい。
 あまりにも泰然自若の態度に、思わず「先輩!」って言いたくなるぐらいというわけだ。

 しかも、ひと目みるなり「なんて肌の白い、透き通るよう!」と有働有美子さんが感嘆の声を上げたほどの、乙女、乙女した彼女が、筋トレが趣味で腹筋が割れているというのには、またまたびっくり。

 料理が好きで、毎日自分で作ったお弁当を持参するなど、何でも自分でやるのが好きだそうだ。洗濯も細かく分けて洗うし、掃除もよくする。
 掃除したところを他人に汚されるのは嫌い。だから結婚願望もないそうだ。
 役柄はドジな梅ちゃんだが、本人はドジどころかしっかりものという周囲の評価。

 <ALWAYS三丁目の夕日>の山崎貴監督に言わすと、見た目はのんびりとした性格に見えるが、ストイックなほど役柄に打ち込む。追いつめれば追いつめるほど本人には無い性格が開花してくるので将来が楽しみだそうだ。
 本人も、他人の困った顔が好きなので、悪女役などもやってみたいと言う。
 
 <いや、いや、人はみかけによらない>
 おしとやかに見えるけど、結構さばさばした男っぽい性格の持ち主でもあるんですね。
 見直しました。

有名人(45)女の魅力(28)宮崎あおい

2011-11-20 04:06:41 | 女の魅力
<宮崎あおい>
 昨日篤姫以来3年ぶりでテレビドラマ<蝶々さん>に出演した。
 幻想的な画面の中で期待通り、武士の娘としての存在感を示していた。
 来週が楽しみだ。

 彼女は何と言ってもNHK大河ドラマ<篤姫>で大女優の地位を獲得し、今もその人気は抜群であるだけに3年間もテレビドラマに出演していなかったんだ、という思いがある。
 上の写真で見るように、普段の顔は大女優という顔ではない。
 それが、大女優と言われる所以は、今回のドラマ<蝶々さん>で共演したハリウッドの新鋭、イーサン・ランドリーの言葉からもうかがわれる。

「スターなのに、地に足が着いた人。フレンドリーでオープンな人にびっくりした。なので普通に接してしまう。ところが、彼女の作品を見て、改めてスターだと実感した。周囲の人への思いやりがありちっともスターとしての驕りがない。ハリウッドのセレブも見習うべきだ」

 そうなんです。彼女が<篤姫>の主役に選ばれたとき、正直ぼくも「えっ! 彼女が?」と驚いた。まだ若くて普通の顔をした女優がこの大役を演じれるのか? と疑問だった。
 テレビが放映された当初は一般の視聴者からもそういう反応が多かったようだ。
 ところが回が進むにつれて、つまり彼女が薩摩藩の武士の娘時代から遂には江戸幕府を牛耳る天璋院の役を務めるに至ると、その評価はうなぎのぼりとなり、今もって大河ドラマ出演の大女優として燦然と光り輝いている。
   

 彼女は英語を勉強していて、<蝶々さん>の現場では共演のイーサン・ランドリーと自然体の会話のキャッチボールが出来ていたようだ。
 彼女が「あなた、ずいぶん若いのね」と言うと、「あなたこそ15歳ぐらいに見えます」と彼が返す。
「何よ、本当はわたしのほうが1歳年上なんだから、わたしをお姉さんとしてつき合いなさい」
 といった調子。

「ハリウッドデビューに備えて英語をお勉強中なんですか?」
 
 NHKの<あさイチ>プレミアムトークに出演した彼女は有働由美子さんから問われた。
「いいえ、単に海外旅行に役立てればと思っただけです」と屈託がない。

 また、大親友から「彼女はすごく忘れっぽいんですよ。わたしのことをO型でしょうと言うのでA型ですって言ったのに、何度もO型でしょう?って言うんです」と言ってるのを聞いた有働さんが「とても忘れっぽいとかで、脳の検査をしてもらったという噂がありますが?」と問われ、
「事実です。わたしあまり忘れっぽいので一度検査してもらったら何でもないって言われました」
「セリフはだいじょうぶなんでしょうか?」と有働さんが突っ込む。
「ええ、それは大丈夫です。先生からも忘れるのは重要だと思っていないからでしょうって言われました」
  
 そんな魅力的な彼女に帰国したイーサン・ランドリーが自分の日記から抜粋した手紙を送ってくれたそうだ。彼女の宝物だそうだ。

「えっ? 怒ったことがないんですか?」有働さんが、考えられないっといった顔で質問。「腹が立って怒ることはありません。みんなそれぞれだからって割り切るんです」

 俳優人生においての転機は朝ドラ<純情きらり>に出演して、物語の全体を把握して気持ちの準備の仕方を考えるようになり、<篤姫>で、前を向いて歩む責任感が芽生えたという。
 でも、人をいじることは好きなので最後まで悪女というのを演じてみたいという。

 疲れた時はところ嫌わず寝てしまうという。
 おでこを枕にして。

 普段はざっくばらん、スクリーンの上ではビシッと決める。 
 50代の男性の視聴者から「オードリーヘップバーンに匹敵する<胸キュン>女優です」というコメントがあった。
 柳澤キャスターも「ぼくにとっても」と言っていたが同感。
 

有名人(44)女の魅力(26)水川あさみ

2011-05-04 05:37:40 | 女の魅力
 <水川あさみ>
 
 大河ドラマを時々見る。日曜日というのは他の用事と重なることが多いので、なかなか毎回とはいかない。
 しかし、今回の大河は従来のものとちょっと趣を異にしていて、筋を追わなくても楽しめるように出来ている。
 だいたい史実なんて完全に無視した<女のファンタジー>というか、コミックを見ているようようだ。

 宮沢りえ演じる、底に怨念を秘めた冷徹な美人<茶々>、水川あさみ演じる、お菓子の好きなとてもお姫様とは思えないあっけらかんとした<初>、上野樹里演じる、行動派でお城の中を我がもの顔に飛び回る純粋率直な末娘<江>、三姉妹の物語だ。

 一昨日、他のテレビ番組二つで<初>を演じた水川あさみが出演していた。
 (だいたいぼくのテレビの見方は、番組表であらかじめターゲットを決めて観るというタイプではない。チャンネルをぐるぐる回しているうちに、気の向いたテーマとか出演者に引かれて観ている)

 一つは<鶴瓶の家族に乾杯>に出ていた。
 大河ドラマに縁のある北庄城跡、福井市を訪れ、天然ぶりを発揮する彼女に着目した。 和ろうそくの工房では企業秘密ということで製造工程は見せてもらえなかった。
 しかし、「そうなんですか、残念だわ」と言いながら現れた専務を丸め込んでいつの間にかろうそくの絵付けをやっている。
 
 蕎麦屋では、打つのは朝早くに終わっていると言っているご主人に「小さいのを打ちますか」とやらせてしまう。
 むりに頼み込むというのではなく、「そうなんですか、もう終わっちゃってるんだ」とか言いながら残念そうな顔をする自然体が、相手に「じゃあ、水川さんのために特別に」という気にさせてしまう。
 そして自分も「やらせて、やらせて」と「むずかしい」を連発しながらも、手こね、そば切りにチャレンジする。

 食べっぷりもいい。最初のカフェの野菜スープでもお蕎麦でも「おいしい、おいしい」と大河ドラマの<初>そのままだ。
 とにかくざっくばらんで気さくなのだ。

 
そんな彼女が上田晋也、原田泰造とか、名倉などお笑い男性芸人に囲まれて弄繰り回される番組4chの<しゃべくり007>にゲスト出演していた。



 誰かが彼女のことを「スシーとした女」だと思っていたと評していたが、ぼくも朝ドラかなんかで観た彼女の印象もそうだった。
 分かりやすく言えば「男を横目で冷静に見ている女」という印象だった。
 だから大河ドラマのおきゃんな<初>はミスキャストだと思っていたくらいだ。


 ところが、全く違うことをこの番組でもあからさまにしていた。
 ざっくばらんで、あっけらかん、気取らない性格は女性ファンが多いというのもうなずける。
「お饅頭大好き。10個でも食べる」とまさに<初>そのものだ。
 好きな男性のタイプはと聞かれて、「がつがつというか、もりもりと美味しそうに食べる人」と答える。
 アンパンマンの物真似をし、ストレス解消法に、膨らませたレジ袋にパンチを食らわすのを実演してくれる。

 即興寸劇では名倉がボーイフレンド役で「まさみちゃん・・。」と間違えて彼女に呼びかける。「いや、あさみちゃん」と言い直すが、即、彼女は「何?まさみちゃん、何考えてん」と反発。「いや、そんなこと・・・」と名倉が言いよどむと、「自分で言うとったがな、何でやねん!」
 彼女は典型的な関西人やった。

 その日インターネットにも彼女の名が現れた。
「小出恵介の熱愛に水川あさみ笑顔も無言」と。
 このところ大もてじゃん。

有名人(43)女の魅力(25)酒井法子

2011-04-09 05:41:32 | 女の魅力
 酒井法子が電撃訪中!

 えっ!あの覚せい剤取締法違反で執行猶予中の酒井が?
 中国の求めに応じて薬物犯罪を防ぐPR活動に参加するためという。
 北京空港では集まったファンの大歓声に白い歯を見せ何度も手を振って応じた。
「中国のファンが待っていましたけど?」と聞かれると「本当にうれしいです」と答えた。

 事件で起訴された後、涙を浮かべながらもしっかりとした口調で謝罪会見をしたときの彼女にはいずれは復活する強い意志を感じた。
  
 16歳の時、日本歌謡大賞で、最優秀放送音楽新人賞を受賞、自らをのりピーと称し人気になり、 
 3年後には台湾、香港、中国において日本以上の人気と知名度を獲得した。

 27歳の時結婚、長男を出産。以後子育てと女優活動を両立していたが、荒れた私生活もかいま見られ、
 一昨年夫とともに覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた。 

 今回の訪中に「日本が地震で大変な時になぜ」「介護の仕事をやりたいと言っていたのに」などと批判的な声もある。
 しかし、キミにはみんなに伝える何かを持っている。
 紅白史上初めて手話を交えて歌った<碧いうさぎ>の歌詞を思い出してほしい。
     碧いうさぎ ずっと待ってる 独りきりで震えながら
     淋しすぎて 死んでしまうわ 早く暖めて欲しい
        ・・・
     碧いうさぎ 宇宙を翔けてく 心照らす光放ち
     愛の花に夢を振りまき 明日へと Ah・・・

  
  

有名人(42)女の魅力(24)大竹しのぶ

2011-01-20 05:37:11 | 女の魅力
 初めて大竹しのぶを意識したのは、新藤兼人監督の<生きたい>という招待映画で、舞台挨拶した時だ。

 今から10年ほど前だっただろうか。監督はすでに90歳近いご高齢だったからしかたないが、三国連太郎が無口でぼーと突っ立っている。有名人が3人も舞台に登場した、という雰囲気ではない。どうなることやらと心配して見ていた記憶がある。

 そのとき、思いがけずも大竹しのぶが白けそうな場を仕切って、しっかりと挨拶をした。
 それまで彼女はぼくにとって、<さんま>と結婚した三枚目風のぼやっとした俳優という印象しかなかった。
 高校生のとき、寝ぼけて制服の下にパジャマを着たまま登校したというエピソードの持ち主でもあったし・・・。
 ところが何と監督や三国をカバーして大人の挨拶をしたのだ。

 そんな大竹しのぶがNHKテレビの<課外授業・ようこそ先輩>に出た。
 この番組は関心を持ってよく見るのだが、特に今回大竹しのぶの持ち味が出たいい番組に仕上がっていた。

 とかく感情に蓋をしがちな現代っ子に、感情表現のスペシャリスト役者たる大竹しのぶは、彼女流の<自分に向き合う>方法を伝授した。
 その素地は小学校のとき、先生から与えられた宿題<見つめよう、自分の心を>という作文を書かされたことに始まると言う。

「おはようございます。元気ですか? 同じ挨拶でも、楽しい、嬉しい、悲しい、その時の気持ちで表現がかわります」と先ずは挨拶でウオーミングアップ。

「先ず、自分の素直な気持ちを見つめることから始めましょう」
「とりあえず、静かな所でひとりになって、自分の心と向き合って、思ったことをともかく何でもいいから書いてみましょう」

 みんな大竹先生の指示に従って、広い校庭に散らばる。
 校庭の植え込みのかげ、階段の上、埋め込まれたタイヤの上でそれぞれが思ったことを書いている。
「静かにまわりを見ると、草花がきれい」
「一人でいると淋しい、かなしい、つまらない」
「好きな男の子がいるんだけど、パパに言うとがっかりするから言えない」
「お友だちから誘われても塾で忙しいからお友だちと遊べないのがつらい」
 いろんな声が集まった。

「書いたものを家に持ち帰って親に自分の気持ちを伝えてごらん」
 その結果を大竹先生はひとりひとりと向き合って聞いていく。
「ほら、目を見て話してごらん」子どもたちはなかなか先生を直視できない。
 手をとって、こころを通わせて大竹は話しかける。

 好きな男の子がいると書いた女の子には「あなたのお母さんてステキじゃない。あなたを授かったときからパパはこのときが来るのを覚悟しているから、パパに話しても平気だよ、ってお母さんは言ったのね」
 ひとりで淋しいお父さんのいない男の子には「あなたがそんな思いをしてるなんて知らなかった。これからできるだけ一緒の時間を作るからねってお母さんが言ってくれたんだ。よかったね」
 塾で忙しい女の子には「そんなことを思ってたんだ、かわいそうにっておばあちゃんから言われ、そんなに勉強頑張らなくてもたまにはお友だちと遊びなさいってお母さんから言われてよかったね」
 
 大竹先生と対面した女の子も男の子も「言ってすっきりしました」とみんなすっきりした顔をしている。
 大竹しのぶは子どもたちの心を開かせる名手だ。

 最後に彼女はすてきな贈り物を子どもたちに用意していた。
 台本だ。子どもたち夫々の名前がタイトルになっている。

 作も、主役もだ。しかし、中身は空白。これから子どもたちが埋めていくのだ。

「・・・クン!ジャンジャンジャカジャカジャーン」歓喜の歌を口ずさみながら、ひとりづつ彼女が卒業証書のように渡していく。
 それを受け取るみんなの顔のなんと晴れ晴れしいことよ。

 最後のシーン、彼女は講堂の中を乙女のようにキャッキャッ言って、こどもたちとおっかけっこしている。彼女ってもう50歳過ぎてるんじゃなかったっけ?

 大人にも、子どもにも変身する、まさに魔性のというか、何と魅力的な女性だ。