微笑みを生きる

ナラティブセラピストとして、日々の心の気づきを書いています。心のケアの参考になれば幸いです

夢をあきらめない(再チャレンジ・長文)

2007-05-22 22:31:23 | 生きる
金沢にきてようやく一ヶ月が過ぎてしまいました。
広島での約10年、この十年間で少しづつ築き上げてきた信用、そして仲間、仕事、これからますますよくなっていくだろうというときに、家庭、家族、そして経済、住んでいる古民家の買取を打診されて、とても今の経済状態では買い取ることができず、いろいろと悩み一度は捨てた故郷金沢にもどってきました。

 20年ぶりの金沢、思い出すと辛い思い出がいっぱいです。
でも、この地でもう一度ゼロからの出発です。
今日、息子とお風呂で話をしていて、お父さん、金沢はいいね、だって、お風呂にシャワーがついてるんだよ、そしてお湯がでるからね。僕たち、大変なところで住んでいたんだねと。
高野ではものがなかったけれど、金沢にきたら物持ちになったねと。思えば連れ合いも誰も知っている人がいない、辺鄙なところへ付いてきて、貧乏と向かい合いながらも二人の幼子の子育てに励み、乏しい経済をやりくりしながら、僕の夢を支えていてくれました。

 今は連れ合いが長年の夢だった教員に臨採ですが採用されて、毎日試行錯誤しながら、一生懸命頑張っています。
高野町で僕の夢を支えてくれた分、こんどは僕が家事や育児、掃除洗濯等家のことをやって、支えていこうと思っています、もともと好きなので。

 広島ではNPOの仲間たちが国や県と新たな事業に取り組み頑張っています。本来なら僕もあそこで、いろいろと熱く語りながら頑張っていたはずなのになーと。近況がメールで入ってくる度にちょっぴり悲しくなることも。

 そして僕はというと、代表をしていた別のNPOの解散のために、広島県の担当者に聞いたり、苦手な法務局へいったりしながら、なれない、公文書を頭を悩ましながら作っています。

 でもね夢をあきらめたわけではありません。自分を知ってもらうために、子供のPTAの役員になったり、県の生涯学習講師に登録したり、近くの公民館で薬草教室の募集を出したり、雑誌に心理セラピーの広告を出したり、家族が寝てから地元のブログに記事を書いたり、全く反応がなくてもワークショップの告知をしたりしています。無収入なのに今は睡眠時間が4時間くらいでしょうか。

 高野をでるときに、知り合いがあなたは着々と足場を固めて行く人だから大丈夫だよと。

 今はまだまだ誰も知る人も無く、反応がなくても、それが経済に結びつくことが無くても、僕はあきらめることはありません。夢の種をあちこちに蒔いていこうと思います。僕は戦略家でも企業家でもなく、不器用で、とびぬけて優れた才があるわけでもありません。でも、思いだけはいつももちつづけ、戦略はなくても自分にできることを不器用なりに試行錯誤しながら前に進んで生きます。

 金沢にきても貧乏だけは相変わらずだけど、いつか蒔いた種がご縁をもって芽がでてくれることを信じています

 金沢といえば真宗王国、親鸞がこの地に真宗の礎を築きました。親鸞のように、いつか救いの種を芽生えさせ、人が人を癒す関係、人がいることが一番の癒しとなるように、必ず微笑みの和を広げていきます。

 他者を認めること、私は誰も批判することはできません。ただ違いを認めることはできます。違いがあるから同じことはできないけれど、ともにここに生きていることはできます。
 ぼくはあなたを否定することもできません、あなたを否定することはともに生きているぼくも否定することです
 あなたの過ちを犯しているのなら、私はあなたを許します
だから私もゆるして欲しい、私は償いたいのです

今日という日、健康で平和な一日でありますように
いつもあなたとともに
愛と感謝をこめて

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