手のヒラアジのメッキ道鍛練中

千葉県をホームにライトタックルのルアーフィッシングしてます。特に外房のメッキはライフワーク・・・かな?(^^;

追ったら食わせるテクニック

2012-09-12 23:55:21 | トゥイッチいろいろ

このカテゴリー、2010年8月以来2年ぶりの記事追加です。(^^;

釣りをしていれば、誰しも魚と接する少ないチャンスをものにしたと思うはずです。
魚のチェイスが目視できるメッキフィッシングでは、特にその傾向は強いわけで、「追ったのに食わない」ことほど悔しいことはありません。
そんな悔しい思いをしないためにも、「追ったら食わせる」テクニックを身に付けておくのがおすすめです。
ここでは、私の独断と偏見で「こうしたら食わせられる」の幾つかをご案内することにします。

メッキに限らずフィッシュイーターは、逃げるベイトを追いかけて捕食することで成長しています。
当然、捕食が下手な個体は成長できず淘汰されてしまうわけですから、言ってみれば我々アングラーは捕食のプロを相手にしていることになります。
捕食のプロがプロと言われる所以は、「逃げられる前に捕まえている」からだと考えます。
具体的には二つ挙げられます。
一つは、(1)フィッシュイーターは、相手に逃げられてしまうタイミングを知っていて、そのタイミングの前に襲い掛かっていること。
もう一つは、(2)フィッシュイーターは、相手が逃げることができないタイミングを知っていて、そのタイミングに襲い掛かっていること。
このフィッシュイーターの習性を上手く活用して、「逃げてしまいそう」な演出や、「逃げることができない」演出ができれば、エサではないルアーにバイトさせることができるのだと考えます。

(1)逃げてしまいそうな演出
逃げられる前に捕まえるためには、どうなったら逃げられてしまうかをよく知っていると言うことになります。
フィッシュイーターが「逃げられてしまう」と認識するタイミングを理解すれば、それを逆手に取った演出ができるはずだと考えます。
一つは、①ベイトが浅い方に逃げる場合。
もう一つは、②ベイトが広い方に逃げる場合。

①は、いくらフィッシュイーターと言えども、身の危険を冒してまで捕食行動をすることは少ないわけで、行動が制限されたり外敵に狙われたりすることは避けたいはずです。
ベイトが浅い方に逃げてしまう場合は正にこれに当てはまり、捕食を諦めざるを得ないことになります。
そこで、フィッシュイーターは「逃げられる前に捕まえる」行動に出るわけです。
具体的には、スロープに立ってメッキを狙う場合、スロープのブレイクラインを超えるか超えないかの所にヒットゾーンがあるはずです。
これが浅い方へ「逃げられる前に捕まえる」パターンだと考えます。
また、足元のピックアップ際で飛びついてくる現象も、ルアーが急激に浮上しながら水面に近づくことで、「逃げられる」と認識しているのだと考えます。
ルアーが浅い方にトレースされるよう立ち位置を意識することで、追った魚がバイトに至る確率を高めることができると考えています。

②は、追いかけても捕まえられないと判断できる場合も、同じようにその直前に「逃げられる前に捕まえる」行動に出ているようです。
たとえば、ヘチ際をトレースしたルアーを追った魚は、ルアーがヘチから離れようとした瞬間にバイトすることが多くなります。
おそらく、広い方に逃げるベイトは、捕食効率(捕食対象と捕食行動のエネルギー的損得)を意識する関係から、諦めざるを得なくなるのだと思いますが、フィッシュイーターはここでも「逃げられる前に捕まえる」行動に出るようです。
そして、これを逆手に取った演出も十分な効果を発揮すると考えます。
ヘチ際のトレースやストラクチャー周りでは、魚がチェイスした後にわざと広い方にルアーを振ってやります。
これを意識することで、「逃げられてしまう」演出が効き、追った魚がバイトに至る確率を高めることができると考えています。


(2)逃げることができない演出
逃げられる前に捕まえるためには、捕まえられるタイミングを確実にものにするということでもあります。
逃げるベイトを観察していると、「ビュビューン、ビュビューン」と間欠的なダッシュを繰り返しています。
フィッシュイーターは、この「ビュビューン」と「ビュビューン」の間に、ベイトが逃げることができないタイミングがあることを知っているのだと思います。
そして、この一瞬の「間」(減速→停止→加速のタイミング)を予測して、カウンターパンチ的な捕食行動を起こしていると考えます。
そう考えると、トゥイッチしたルアーの動きは正に「ビュビューン、ビュビューン」の再現であり、魚がだまされてしまうのもうなずけるというわけです。
あとは、フィッシュイーターの習性を利用して、バイト行動を起こしやすい演出をすればいいことになります。
ズバリ、それは「ポーズ」の演出です。
ここ一番で、ポーズを意識したトゥイッチのアクションを入れるようにすれば、ルアーを追ってきた魚に「食えるかもしれない」を演出することができ、これが追った魚のバイト率を上げる結果につながると考えます。

ここからはテクニカルな説明になりますが、実際に手を動かしながら読んでいただくとイメージしやすいと思います。
仮にトゥイッチのリズムを「タン・タン・タン」と表現すると、ほとんどのアングラーが「タン」の部分でロッドを手前に叩いているはずです。
これでも十分「・」というポーズが発生していますが、これは既に実践されているので、更にポーズを意識したトゥイッチを考えることにします。
「タン・タン・タン」の裏リズムようなものをイメージしてください。
表現すると「ンタ・ンタ・ンタ」になります。
この時、ロッドを手前に叩くのは「ン」ですが、意識するのは「タ」の部分でロッドを向こう側へ放り出すような動きになります。
こう意識することで、「ン」の叩きが弱くなり「タ」と「・」がダブルのポーズになります。
これを最初の「タン・タン・タン」に織り交ぜることで、「食えるかもしれない」演出すなわち「逃げることができない」瞬間を演出することができると考えています。
具体的には、「タン・タン・タン・ンタ・ンタ・タン・タン・タン」こんなリズムがおすすめです。
ほんの少し長いポーズをここ一番で織り交ぜるのが、食わせのテクニックというわけです。
また、ロッドを2回連続して叩く「タタン・タタン」というリズムも食わせのポーズが出やすいリズムです。
これらを複雑に組み合わせることで、より強力に「逃げることができない」瞬間を演出できるはずです。
お試しあれ。



<ご注意>
「タン・タン・タン・タタン・タタン・タン・タン・ンタ・ンタ・タン・タン・タン・・・」
これを読みながら、手を動かしたり声を出したりすると、周囲からヘンな目で見られますのでご注意ください。(~o~)
「そんなのへっちゃら」と言う方はこちらもどーぞ。(~o~)


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コメント (6)
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0909 メッキロードを思い出せ!

2012-09-12 00:11:19 | 2012今日のメッキ
0909 9月と言えば、そろそろいいサイズのメッキが顔を出してくれる季節。・・・普通の年なら。
はい、そうです、どうやら今年の房総は「普通の年」ではない様です。(T_T)
探しても探しても、サイトフィッシングと言えるようなチェイスに出会えず、結局実績のあるポイントに通ってしまう・・・。
このところ、そんなぐーたらな釣行が続いていました。
しか~し、メッキ道を極めんとする者、そんなことではいけないっ!
状況、環境、情報、経験、あらゆることを考慮してメッキの居場所を推測し、いかに効率良くポイントロードしてメッキを釣るか。
そんな釣りこそ「メッキ道」の真髄と言えるはずなのです。←自分に言い聞かせてる。
今回は、あえてぐーたらな釣行を封印して、徹底的にポイントロードで今年のメッキに挑んでみることにしました。(^^)

07:00 まずは、しばらく行っていない南房の漁港から。
ポイントに到着すると、車を停めようと思った場所に見覚えのある車が。?
良く見ると、その後ろにもう一台見覚えのある車が。???
CommyさんとTATさんでした。(~o~)
今朝は何の打ち合わせもしていないというのに、この広い房総で同じ時間に同じ場所に三人が集結とは。(^^;
いやはや、好きものだらけです。・・・あっ、自分もか。(~o~)

とりあえず、スロープを一流ししてみますが、メッキらしき姿はなくセイゴが2~3回チェイスしただけ。
早々に見切りをつけて次のポイントへ。
三人で手分けしていくつかあるスロープをチェックしてみますが、とても釣れそうにない豆メッキがフラフラと付いてくるだけ。
三人で同じ場所を叩いても効率悪いので、三者三様にポイントロードしてみることにします。

08:00 磯に近い小さ目の漁港。
スロープの浅いところに豆が2~3匹でウロウロしてますが、ルアーを見せても反応はイマイチです。
大き目の魚がいやしないかと、船道のディープまで探ってみますが、やっぱり反応なしでした。

09:00 結局Commyさんと合流して漁港ロードとなります。
いくつかスロープを中心に流していきますが、メッキの姿を見かける割にはヤル気なしな連中ばかり。(T_T)
チビロウニン中心の2~3匹の群れですが、食ってきても良さそうなサイズもいるのに・・・。

10:00 なんだかんだで、先週釣果があったと聞く港に到着。・・・結局、実績ポイントだったりします。(^^;
スロープのエンドまで叩いていくと、かなり高活性なセイゴの群れを発見。
相手がセイゴなので、ポーズ中心のトゥイッチで誘っていきます。
3つ連続でバラシた後、良く見るとセイゴの群れの中に動きの速いヤツがいるじゃないですか。(^^)
そうとわかればトゥイッチのパターンが違います。
早目のトゥイッチでダートとショートポーズを織り交ぜたところで、ゴンッ!(@@;
ようやく本日の一匹目、チビロウニン君でした。(^^)
 一匹釣るのにえらく苦労しました。
バラシまくりのセイゴ君をようやく捕獲したあと、もう一匹チビロウニン君ゲットでした。(^^)
 セイゴはこのサイズ。高活性な割になかなか最後のバイトに至りません。
 追加のメッキもこのサイズ。(^^;
小場所をチェックしながら午前の部終了~。

13:00 午後一で向かうのは、またもや先週の実績ポイント。・・・やっぱり、ムフフな情報に頼ってしまいます。(~o~)
先週良かったとの情報の通り、スロープにかなりの数のメッキがいます。
・・・が、ぜ~んぜんチェイスしてくれません。???
誰かにいじめられたのか?それとも虫の居所がわるいのか?
あの手この手で気を引いてみましたが、結局わずかに2ゲット。(T_T)
ぐやじぃ~・・・。(T_T)
 見えているのはこのサイズのロウニン君ばかり。
 群れでいるのに追っても単独チェイスばかり。(T_T)

と、ここで、漁港のコーナーですごい群れを発見しましたっ!(@@;
今季初となる50匹クラスのまとまった群れです。
サイズは・・・ぜ~んぶ50mm前後。(~o~)
一匹取ればMMDの上位確定というくらいのウルトラマイクロ級メッキばかりです。(~o~)
ルアーに反応しないわけではないのですが、良く見るとどうやらプランクトン食いしている様子。
今日のところはお呼びでないようでした。(^^;

16:00 昼寝をはさんで、そろそろラストスパートの時間帯です。
「昨年カスミちゃんばかりいたポイントに行ってみましょうか?」
「カスミちゃん、いいですねぇ~。今年もいるかな?」
昨年、50匹クラスの群れが丸ごとカスミちゃんという貴重な体験をしたポイントです。
半分期待、残りの半分は「まさか?」で第一投目。
「うぉぉぉ~~~!いた、いた、いたっ!やっぱりカスミの群れがいましたっ!(@@;」
一目でわかる細身のボディー、しかもそのチェイスの速さといったら目で追えないくらいの速さです。(@@;
どのくらい早いかというと、高速トゥイッチするルアーを追い越して、そのまま動くルアーの周りをクルクルっと2周するくらい早い動きです。(@@;
しかし、ヤツラはびっくりするくらい目がいいようで、鼻っ面合わせるまでチェイスしてもバイトしてくれません。
でも、こんな時は、滅茶苦茶なトゥイッチと唐突なポーズが効いたりするのです。
バババババッとトゥイッチを入れてピッタっと止めると、向うアワセにひったくっていきました。(^^)
 作戦成功!(~o~)
 あっという間にスレてしまったので、ルアーサイズを落としてもう一匹追加。
隣のCommyさんをチラっとのぞくと、やっぱり超高速でルアーに絡みまくってます。
「あっ、うっ、ほれっ、食えっ、あ゛~~~~~。」

~~~ Commyさん悪戦苦闘中 ~~~。(~o~)

で、そのCommyさん、ついにカスミのバイトが取れないまま群れの活性が下がってしまいました。
「あ~、やっちゃいましたね。また一週間悶々な日々がやってきますよ。(^^;」
「あ゛~~~、ぐそぉ~~~。」

17:00 ラストのポイントは、夕まずめに爆裂が期待される・・・こともあるスロープ。(^^;
「さっきも一流ししたけど、な~んにも反応なかったんですよねぇ~。」
なんて言いながら10分経過したところで、突然、ゴンッ!(@@;
 オニヒラメッキでした。いるじゃな~い。(^^)
また10分経過したところで、もう一匹。
 今度はロウニンメッキ。
ふと隣を見ると、Commyさんも釣ってます。
「群れ入ってきたんじゃない?」
「爆ですかねぇ~。(~o~)」
その会話の通り、「ピー」っと笛でも鳴ったかのようにバイトしまくり状態になります。(@@;
 魚が小さすぎて3~4バイトに一匹しかフッキングできません。
 ルアーサイズを落とすと、途端に食い気が上がったようです。
バイトがあってもフッキングできなかったり、掛ってもすぐバレたりで、状況の割に数は伸びません。
それでも、日没ゲームセットまでになんとか10匹捕獲。
一日中釣り歩いた最後の一時間で、ようやく至福の時間を満喫することとなったのでした。(^^)


<追>
途中で別れたTATさん、日中は悪戦苦闘だったようですが、日没直前に回遊のギンガメ20cmをゲットしたとのこと。
最後に勝負に出られるその嗅覚、素晴らしいです。(^^)



釣りの世界
なんとかメッキロードが成立するようになってきました。
引き続き今後に期待しましょー。(^^)
コメント (15)
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