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みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

そらみみ会2009春

2009年05月02日 | ピアノ
4/29は自分主催のピアノ会でした。
扶桑町ホールのスタインウェイ・フルコンを半日借りて。

10名もの仲間に集まって頂き、無事、行うことができた。
ほっと一安心して気が緩んだせいか、発熱。業務も多忙で、レポートが遅れてしまった・・・。

今回、自分が弾いたのは
 ・シューベルト即興曲Op.90-3
 ・ショパン練習曲Op.10-1
どちらも、つまづき、よたよたで、精彩を欠く出来・・・。ん~、曲の魅力を伝えられなくて残念。スタインウェイの音を楽しむ余裕もなかったなあ・・・。
練習不足が何倍にもなって、跳ね返ってくるようなところが、人前演奏の怖さ・・・。
テーマの「春」は言いだしっぺなのに約束違反。(時間切れで・・・)
リコーダーのアンサンブルは中学に戻ったみたいで懐かしい。

いろんな方の演奏を聴いていると、その人の人柄が演奏に現れて、面白いと思う。
逆に、自分の性格も、ピアノに現れるわけで、怖い、怖い・・・。

ランチのカフェ・ドゥ・マージュ。インディアンのオムライス、ブレンド・ティーは美味。
夕食のサン・マルク・カフェも美味。焼きたてパンをついつい食べすぎ。
話も楽しく、これまた、ついつい生演奏のピアノに耳を傾けてしまうのは、ピアノ弾き人の悲しい性?曲名当てクイズも楽しく、10人寄れば、全曲正解できるところは、素晴らしい!

仲間のきりんさんやmoreechさんのブログを読んでいると、どうも、知らないうちに「そらみみ会」なるピアノサークルに昇格してしまっているようで、ちょっと、びっくり。
でも、ありがたいこと。
会のモットーは、仲間と親睦を深め、恥は「そらみみ」であったと聞き流し、場数を踏む、そして夢のピアニストへ・・・。(笑)
これからもボチボチ続けていきたい。

次は7月下旬?(←でも、今、開発中のシステムの立ち上げの時期じゃないか!大丈夫なの?>そらみみ隊長)
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幻影♪~遠くを懐かしむ

2008年12月23日 | ピアノ
いいピアノを弾くのは大いなる喜び。
それで、隣町のスタインウェイを弾きに行き、録音。
またしても録音レベルの設定に失敗して、ノイズ、多いけど・・・。

アルカンの「幻影」♪、この曲を弾いてると、昔の懐かしい思い出がよみがえって来る。
一時、思い出の世界の住人となるのである。
木枯らしや彼女は遠くなりにけり・・・。
(念のため、原典は「降る雪や明治は遠くなりにけり (中村草田男)」)

いかん、いかん、想い出にすがっていては・・・。そらみみよ、前向きに、前向きに!
でも、懐かしむ想い出があることだけでも、感謝しなければ。

と、そんなことが頭を巡る、心にさざなみが立つ、好きな曲なのだ。「幻影:La vision」

この曲は、PTNAの連載「驚異の小曲集エスキス」で知りました。

中村草田男で好きな句は

玫瑰(はまなす)や今も沖には未来あり


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2008冬ピアノ会

2008年12月11日 | ピアノ
先週末はピアノ会だった。
扶桑町のホールで。ここのスタインウェイ・フルコンは本当に素晴らしい。
この日は折悪く、寒波来襲でとても寒かったけど、格安の使用料(午後10000円弱)にもかからわらず、職員さんの好意(ハロゲンを出してくれたり、緞帳を下ろして頂いたり)、とてもありがたい。
12名もの方に集まって頂いて、かなり遠方からお越し頂いた方もいて、これまた、ほんとうにありがたいこと。

いろんなピアノを聴いていると、技術的な甲乙は別にして、演奏には人柄が表れてくるなあと思う。
温和だったり、柔らかだったり、リズミカルだったり、いききしてたり、バネがあったり、爽やかだったり、曇ってたり・・・。
その人の個性にあった曲を弾くと、曲の魅力がより引き立ってくる。面白いと思う。
自分は、いったいどんなピアノなんだろうな・・・。自分のことはよく分からんぜよ・・・。

そらみみの演目
1.アルカン「エスキス(音のスケッチ)より第1番、幻影」
2.ヘンデル「Alma mia(私の愛しい人)」(リコーダー)
3.アイリッシュの伝承歌(題名不明・・・)(リコーダー)
4.ガルッピ「ピアノソナタ第1番第1楽章」

それぞれに、少しずつ失敗はあったけど、ひどい緊張もなく、まずまず楽しんで弾けた。吹けた。ガルッピのソナタでは、ピアニシモが気持ちよく入って、最高級ピアノの素晴らしさを実感。

主催者としては、集まってもらえた皆さんの中で、新たな交友が生まれていくのが、一番嬉しいかな。
自分が女性で生まれていたら、お見合いおばさんになること、間違いなしかも・・・。
次は春の足音が聴こえる頃に?

(写真)ランチのお店、カモミール by moreechさん
使わせて頂きました。感謝です!
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紫のピアノ

2008年11月01日 | ピアノ
小山実稚恵さんのピアノを聴きに行く。
毎回、様々な「色」がテーマに取り上げられている「音の旅」のリサイタルシリーズ、今回は「紫:高貴な精神・心の嵐~内なる叫び」。
不安、情熱の渦が、幾重にも折り重なって、押し寄せてくる。素晴らしかった。感動した。目頭熱くなる。

小山さんのピアノ、安心して身を任せられるなあ。しなやかで美しい腕さばき、チャーミングな笑顔、魅力的なピアニストだなあ。
終演後、ホワイエで小山さんが現れて、意外と小柄でびっくり。

素朴な疑問。どうして紫は高貴なイメージなんだろう・・・。
次回は「若草色:初々しい若さと希望・あふれるエネルギー」のリサイタルか・・・。行けるかな?

曲目
・シューマン「蝶々Op.2」(初体験。シューマンいいじゃないか!)
・ベートーヴェン「テンペスト Op.31-2」(いつか必ず!)
・シューベルト「 即興曲Op.142第1番」
・ショパン「ソナタ第3番ロ短調Op.58」(生まれ変わったら、必ず!)
 ~アンコール~
・1曲目?
・革命(凄い!)
・ショパン「ワルツ10番」(革命の後だからか、一層沁みる・・・)

@2008/11/1宗次ホール
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XAシリーズの試弾

2008年10月30日 | ピアノ
東海地方のピアノ愛好家の皆様へ
ヤマハのCシリーズの上位モデルXAが試弾できるみたいです。
~12/29まで。CシリーズとSシリーズの間、価格差がありすぎるから、その溝を埋めるマーケティング的にはまっとうな道ですね。
自分も行ってみようかな。

ヤマハ・ミュージック東海 グランドピアノ試弾会

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ルイサダ・モディリアーニ弦楽四重奏団

2008年10月07日 | ピアノ
仕事帰り、ルイサダとモディリアーニ弦楽四重奏団のコンサートへ。
なんといってもシューベルトのピアノ五重奏曲の溌剌とした感じが素晴らしかった。ルイサダのお洒落なピアノと、若さみなぎる弦楽奏、聴いていると、生気が流れ込んでくるよう。コントラバスの重低音が入ることで、安心感が増すんだなあ。
モディリアーニ弦楽四重奏団は、若手ハンサム男子4人組みで、彼らの目配せや表情がいい。心から音楽を楽しんでるのが伝わってくる。爽やかな男の友情って、いいもんだ。哲学的なブラームスよりも、音を楽しむ風のシューベルトの方が、合ってたかな。

シューベルト即興曲Op90-4は、隅々まで、よく知ってる曲。へえ~、こんなのもありなんだなあと、感心。エスプリが効いてるとでも言うんだろうか?とてもお洒落、それでいて聞かせる。

アンコールのショパン・ピアノコンチェルト1番2楽章。
この美しい 緩徐楽章を 、一流の弦楽奏で聴けて、幸せだ。ただただ、うっとり聴き入った。

ルイサダさんの口をもごもごさせて弾く様子、椅子に反り返って弾いたりするのも印象的。残念ながら、サイン会はなくって、世界的ピアニストの握手をものにする野望は潰えてしまった。

(曲目)
・ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調op.34
・シューベルト:ピアノソナタ第4番
・シューベルト:即興曲Op90-4
・シューベルト:ピアノ五重奏曲ます
 (アンコール)
・ラベル:弦楽四重奏曲ヘ長調
・ショパン:ピアノ協奏曲1番2楽章

 in ザ・コンサートホール@名古屋・伏見

ジャン=マルク・ルイサダ、モディリアーニ弦楽四重奏団、クリストフ・ディノ
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弾いてみたい曲

2008年09月21日 | ピアノ
遅めの夏休み期間へ。
本当なら、資格試験にむけてガリ勉しようと思っていたのに、ついつい、節操なくネット巡り、ピアノ遊びに、うつつを抜かしてしまう。意思が弱いのだ・・・。せめては、ネット巡りの戦利品?をば。

ラフマニノフ「ヴォカリーズ」
深く心に沁みる名曲ですね。もともとピアノ曲ではないので、ずっと編曲を探してた。やさしめの編曲もあるけれども、どうせなら、聞き映えのするもので!それで、PTNAで見つけたこのコチシュ版、いいじゃないか!ルイ先生(昔、ほんの少しだけ指導を受けたことがあるので、先生なのです)の演奏も。楽譜、注文しようっと。

マルチェッロ=バッハ:オーボエ協奏曲より「アダージオ」
同じくルイ先生の演奏で。ピアノ仲間のおかげで楽譜も入手済みで、これも弾こう!

・アルカン「エスキス」
今まで、アルカンって、名前を聞いたことがあるなレベルの認識しかなかったのだけど、ショパンやリストど同じ時代を生きたヴィルトーゾだったんですね・・・。
同じくPTNAで紹介されてたエスキス、すっかり気に入ってしまった。
「エスキス」=スケッチという意味だそうです。全48+1曲中、紹介されてる10曲だけでも、なんて多彩なんだろう・・・。眩惑される・・・。
1曲目の「幻影」。静けさの中、遠くを見渡す。アルプスの峰で、朝を迎えるような・・・。。
2曲目の「スタッカーティシモ」6曲目の「小フーガ」、唖然としてしまった。こういう曲をサッと現れて、バシッと弾けるようになりたいな。
9曲目の「ないしょ話」、メンデルスゾーンに捧げたオマージュ・・・。

と言うことで、「エスキス」すっかり好きになってしまった。まさに驚異の小曲集!
まだまだ、魅力のある知らない音楽って、たくさんあるんだな・・・。こうして、そらみみ国の地図に、アルカン山脈の存在が書き記されたのでありました。
それにしても、PTNAの音源は充実してますね・・・。

(写真)小蓮華山を望む@白馬岳
さあ、アルカン山脈へ!
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小山実稚恵さんリサイタル

2008年07月12日 | ピアノ
今日は小山実稚恵さんのリサイタルへ。
オール・ショパン・プログラムということで、馴染みのある曲が続く。
繊細にしっとりと歌い上げるノクターン、揺るぎなく確信に満ちたポロネーズ、ノリノリのワルツ・・・。
小山さんの生演奏は初めてだったけど、すっかり魅了されてしまった。

リリオのホールは、座席数300弱かな?こじんまりしてて、いいホールだなあ。繊細な音が、ぼやけることなく、くっきり聴こえて、とても、音の状態がとてもいい。

今回、左側の3列目で、小山さんの数メートル後の位置だったので、やっぱり、観察してしまう。腕が出てるドレスのおかげで、肩から、肘、手首、指先まで弾く様子がよく見渡せる。
自然に優美、しなやかな、手の動きは、それだけでも、芸術品のよう。自然力学の理に適った動作は美しいなあ。
肘の使い方が、脱力奏法の要諦だと思うのだけど、肘のほんの少しの動きが、腕の重みで自然に増幅されて、決然としたオクターブになるようなところ、なるほどなあと思う。あんなフォームでオクターブ弾けたらいいのに・・・。


それと、印象的だったのは、お辞儀をされる度、こぼれおちる可愛らしい笑顔。「ごめんなさい。ミスタッチしちゃったわ・・・。」とかの苦笑いもあったんだろうか???

リサイタルの後、もちろんサインを頂き、快く握手も交わして頂いた。小山さんの手は、演奏の印象とは違い、意外と、乾いた感じでした。

小山さんのリサイタル、また行こっ。ショパンも弾いてみたくなるなあ・・・。この先のリサイタルのパンフレットを見ていると、あれも行きたい、これも行きたいと思ってしまい、悩ましいぞ・・・。

ベスト・アルバム
小山実稚恵
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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星条旗よ永遠なれ

2008年07月05日 | ピアノ
昨日は、海の向こうの米国は独立記念日。
ニュースを見ていたら、スーザの「星条旗よ永遠に」のマーチが流れてくる。
好きなんだな。このマーチは。特に中間部、ピッコロの小鳥の囀りが絡むところ・・・。

今時、ホロビッツ編曲のピアノ版の動画なども、どこぞにあるのではないか?と思い立ち、探ってみると、やっぱりあった。

Volodos-Horowitz: Stars and Stripes

さすがはホロビッツ、お気に入りのピッコロパートも抜かりなし。
このピアニスト氏も実に見事で、まさに曲芸。快刀乱麻の鍵盤さばきだ。

すごすぎる・・・。

驚き呆れるというか、なんだか可笑しくなってくる。愉快、愉快。
しみじみと聴かせるだけではなく、こういう曲芸的なピアノも、ピアノの魅力には違いなく、肩の荷を下ろして、一休み、一休み・・・。

楽譜も発見。
未来永劫、弾くことはないけど、演奏の様子を間近で見てみたいかも・・・。
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大口ピアノ事情+♪

2008年06月16日 | ピアノ
昨日、久しぶりに、隣町(扶桑町)のスタインウェイを弾きに行く。
昔は1時間150円で使えたこのピアノも、値上がりしてしまって、今では1200円に(町民なら半額)。
これでも、ピアノがスタインウェイのフルコンであることを考えると、まだ恵まれているんだろう。
以前が恵まれすぎていたわけで・・・。

予約状況は、土曜日を除いて、ほどんど空いている様子だった。ピアノ愛好者だけ優遇するわけにはいかないお役所の事情はあるにせよ、勿体無い・・・。
このピアノを寄贈された篤志家の方も不本意ではないのかな???

以前のように気楽にというわけにはいかないけれど、それでも、たまには練習&録音に活用するとしよう。
録音機材の性能向上で、ノイズレス電子ピアノよりも、生ピアノ録音のほうが、なんだかいいなと思えるこの頃。



それで、最近弾いてた曲、弾いてみました。
吉松隆「5月の夢の歌」♪・・・ピアノ会で弾いた曲。録音できずにいた。旧暦では、まだ5月だからセーフということで・・・。
マクダウェル「野ばらに寄す」♪・・・小池昌代さんの小説で知った曲。不思議な音遣いが、なんだか病みつきになってしまった。

(写真)イワガガミ@大日ヶ岳
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