タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

レーザー機器のお勉強

2012-11-02 21:23:44 | 美容医療
写真のお父さんにとっては2人目の子になります。
それでも毎回、感動しますよね。

さて金曜日ですから、美容皮膚科の話題もしないといけませんね。
タマル産のフェイスブックはいつもご案内しています。
http://www.facebook.com/tamarclinic

ですが美容皮膚科の方も別にフェイスブックを開設したので、
ぼちぼち覗いてみてくださいな。
以下がいつもとは違う美容皮膚科のフェイスブックです。
http://www.facebook.com/TamarCosme?ref=hl

と言っても、まだ2症例しか残せていません。
これまではビジアという装置で治療前後を撮影していたのです。
こうするとシミやホクロがよく分かるからです。
ですが、どうもインターネットの画像にすると、かえって分かりにくいと判明し、
最近では普通にデジカメで撮影するようにしたのです。
それでこれから、という訳なんです。

秋になって、シミを気にする方が増えてきました。
開業して数ヶ月、シミの治療と脱毛、この2つが多いようです。
今年は市場調査という面もあり、キャンペーン価格で施術していますのでお得です。
年明けからは、全面的に施術内容と価格設定を見直すつもりですのでお早めに。

シミのヤグレーザーについてお話しましょうか。
シミと一言に言っても、日光に長年当たってできる日光角化症(SK)が
一番いい適応です。

シミを取るレーザー機器には、いろんな種類があるのですが、
まず光を当てる時間が一番重要です。
このレーザー光線を短い時間だけ当てることを繰り返すことで治療をします。
短ければ短いほど、レーザー光線の威力が強く、深く利いて、
しかも目的とするシミの周りの組織は痛めにくくなるのです。

ではそのパルス幅がどれほど短いかと言えば、
ナノ秒単位の長さです。
ナノというのは1ミリの1/1000がマイクロなので、
1/1000000ミリ秒という、おそろしく短い時間です。
こういう短い光線を出すことが出来る器械のことを
「Qスイッチ」と呼びます。
タマル美容皮膚科に有るものは、もちろんこのQスイッチです。

次にレーザー機器の波長が重要になります。
普通のシミは割と浅いところにるので、短い波長の器械がいいのです。
ADMと呼ばれるようなシミは深い所にあるので、長い波長の器械を使います。
ですから普通のシミには、短い波長の器械から順に、
Ndヤグレーザーの半波長の532ナノメートル、
次がルビーレーザーの694ナノメートル、
その次はアレキサンドライトレーザーの755ナノメートル、
そしてNdヤグレーザーの1064ナノメートルです。

この中でルビーレーザーが最もシミを取る効果は高いのですが、
レーザー後の赤みも残りやすいと言われています。
次が半波長のヤグレーザーです。
赤みは軽いですが、効果もやや弱く、半年ほど開けてもう一度ということもあります。
それとレーザーに共通するものとして、ダウンタイムが有ります。
ダウンタイムとはシールを貼る必要があったり、
赤みが残ってそれも落ち着くまでの時間の事です。

それで結局タマル美容皮膚科に置いたのは、
QスイッチNdヤグレーザーというわけなんです。
これで、「Qスイッチ」と「ヤグ」という意味が分かってもらえましたね?

ちなみに光治療でもシミにはかなり効果があるのですが、
こちらはダウンタイムが殆ど無い代わりに、
ある程度の回数を重ねないといけない、
ということと、完全には消えない場合が有るということです。
ですが、お手軽さ、という面ではオススメですね。

今日、初診で来院されたシミが気になる方も、
異常のことを説明し、まずは光治療から、
ということになり、さっそく第1回目の治療を受けられました。
もちろんこれに、ビタミンCのイオン導入と、
ケミカルピーリングもセットにしてです。

さあ、思い腰を上げてみませんか?

1:694nm  (ルビーレーザー)
2:755nm  (アレキサンドライトレーザー)
3:1064nm (Ndヤグレーザー)
4:532nm (532レーザー)

このレーザーですが、波長の違いによって、いろんな名前になっていますね。
初めは覚えるのが一苦労です。
シミによく使われるのは、