今週は連夜、大きな赤ちゃんの出産が続いて、へとへとですよ。
他院でなら、帝王切開続きだったことでしょう。
さて、1999年3月1日に開業して24年が経ちました。
当初は空き産婦人科で始めたために、建物も古く維持費がかさみ、看護職員さんも集まらない中で、
1年目のお産はわずか14件しかなかったのですよね。
結局5年間で3000万円の赤字を出し、それ以上続けられなくなったので、
2004年に丹波篠山市へ新築移転しての再始動だったのですよ。
税務調査に来た税務職員が、たいへんですね、と心配されたくらいです。
再挑戦はしたものの、グラフにあるようにその間、丹波篠山市の出生数は加速度的に減少してきました。
それに並行して、この20年で医療訴訟が著増して、全国の開業産婦人科施設は半減したのです。
それは赤ちゃんの数が減る以上に著明な減少なのですよ。
現在は全国の出産の半数は有床診療所が取り扱っていますが、開業医のほとんどは60代、70代ですから、あと10年もすれば病院でしか産めなくなっていることでしょう。
私の計算ではグラフの赤い線が示すように、今から20年もして2042年頃には、赤ちゃんに会える機会は著しく減ることでしょうね。
赤ちゃんが減れば、みなさんの期待している将来の年金なんてなくなってしまうのですよ。
1年半前から丹波篠山市から年間1500万円の助成を受けられることになりました。
ですがこの助成を入れても昨年は新型コロナの影響をまともに受け、久しぶりに赤字決算となりました。
出生数減と人件費の大幅増のためですよ。
ようやく国も少子化対策が重要なことに気付き始めたようです。
ですが丹波篠山市はどうでしょうか?
先日の議会で、公明党で副議長の園田より子議員が、タマル産への助成金が必要なのか、と市長に問いただされたと聞きます。
市長もすぐに、必要どころかこれからますます重要になる、とでも答えてもらっていれば少しは救われたのですけれどね。
現在、市は兵庫医大に毎年数億円、岡本病院やにしき記念病院などの高齢者医療施設に毎年2000万円ずつ、配られています。
そちらの方が人口が多いのですから票が取れますからね。
ですがこれから高齢者数がどんどん増えて増収増益になるのに、本当に必要なのでしょうか?
それに対して、赤ちゃんは際限なく減りますから、産婦人科施設にお金をかけても仕方がないと考えておられるのでしょう。
繰り返しになりますが、あと20年もすれば丹波篠山市に子供は生まれなくなります。
赤ちゃんが減り続けて赤字が続けば、私もいつまでも奉仕活動を続けることはできませんからね。
体力うんぬんの話ではありません。
兵庫医大撤退からわずか2年も経たずに、市議会はいったい何を考えておられるのでしょう。
全員無投票再選だそうですけれどね。
他院でなら、帝王切開続きだったことでしょう。
さて、1999年3月1日に開業して24年が経ちました。
当初は空き産婦人科で始めたために、建物も古く維持費がかさみ、看護職員さんも集まらない中で、
1年目のお産はわずか14件しかなかったのですよね。
結局5年間で3000万円の赤字を出し、それ以上続けられなくなったので、
2004年に丹波篠山市へ新築移転しての再始動だったのですよ。
税務調査に来た税務職員が、たいへんですね、と心配されたくらいです。
再挑戦はしたものの、グラフにあるようにその間、丹波篠山市の出生数は加速度的に減少してきました。
それに並行して、この20年で医療訴訟が著増して、全国の開業産婦人科施設は半減したのです。
それは赤ちゃんの数が減る以上に著明な減少なのですよ。
現在は全国の出産の半数は有床診療所が取り扱っていますが、開業医のほとんどは60代、70代ですから、あと10年もすれば病院でしか産めなくなっていることでしょう。
私の計算ではグラフの赤い線が示すように、今から20年もして2042年頃には、赤ちゃんに会える機会は著しく減ることでしょうね。
赤ちゃんが減れば、みなさんの期待している将来の年金なんてなくなってしまうのですよ。
1年半前から丹波篠山市から年間1500万円の助成を受けられることになりました。
ですがこの助成を入れても昨年は新型コロナの影響をまともに受け、久しぶりに赤字決算となりました。
出生数減と人件費の大幅増のためですよ。
ようやく国も少子化対策が重要なことに気付き始めたようです。
ですが丹波篠山市はどうでしょうか?
先日の議会で、公明党で副議長の園田より子議員が、タマル産への助成金が必要なのか、と市長に問いただされたと聞きます。
市長もすぐに、必要どころかこれからますます重要になる、とでも答えてもらっていれば少しは救われたのですけれどね。
現在、市は兵庫医大に毎年数億円、岡本病院やにしき記念病院などの高齢者医療施設に毎年2000万円ずつ、配られています。
そちらの方が人口が多いのですから票が取れますからね。
ですがこれから高齢者数がどんどん増えて増収増益になるのに、本当に必要なのでしょうか?
それに対して、赤ちゃんは際限なく減りますから、産婦人科施設にお金をかけても仕方がないと考えておられるのでしょう。
繰り返しになりますが、あと20年もすれば丹波篠山市に子供は生まれなくなります。
赤ちゃんが減り続けて赤字が続けば、私もいつまでも奉仕活動を続けることはできませんからね。
体力うんぬんの話ではありません。
兵庫医大撤退からわずか2年も経たずに、市議会はいったい何を考えておられるのでしょう。
全員無投票再選だそうですけれどね。