この連休に読んだのが、滝川クリステルさんのお母さんが書かれた、「星の王子さま」のエニグム、という本です。
それは物語だけでなく、あの可愛らしい絵の1つ1つに、戦争への風刺が描き込まれていたというものです。
それが戦時中であったために、検閲されないように、暗号で描かれていたのですって。
私たち夫婦は28年前に、イタリアでの学会発表の帰りに、フランス経由で帰国したのですが、
隣は大柄なフランス人でした。
ホッペタを赤くして、家族や自分でレンガを積んで直した家の話をしながら、葉巻を加えて、
彼の愛読書が「星の王子さま」なのだと見せてくれたのですよ。
私のカミさんもすかさず、主人の愛読書も同じだと返事しましたよ。
そうですね、フランス人にとっては自慢の書なのです。
へびに飲み込まれる象の絵を見て、大人はそれを帽子だと言うのですよね。
ホライズンに掲載されていたので、みなさんも中学の英語の教科書で読みませんでしたか?
実はそんなおとぎばなしではなく、キツネを睨む狩人がヒトラーで、キツネとは友人のユダヤ人であるのです。
あるいは王子さまは、「ぼくは深紅色をした男の人が住んでいる惑星を知っているよ。
彼は一度も花の香りをかいだことがないんだ。
一度も星を見たことがないんだ。
一度も人を好きになったことがないんだ。
足し算以外のことは何もしたことがないんだ。
・・・そんなの人間じゃない、そんなのキノコだ!」
と言うのですが、そのキノコとは、原爆を指していたとはね。
サンテクジュペリはもともと郵便配達の飛行機乗りだったので、星座の知識も有って、
ハレー彗星の軌道に合わせてお話を進めていたのですよ。
これを解くにはギリシャ神話と聖書と星座と彗星の軌道とフランス語の知識が無いと無理なのです。
それで滝川家が一家総出で謎解きを解決したというお話です。
ただしこの本は、反戦の本ではないのです。
むしろ母国フランスを解放するために、アメリカに参戦を呼びかけに亡命したのですからね。
今のフランスの大統領はマクロン大統領なのですが、フランスではよくテロが起こっていますね。
それでもイスラム教を屈辱するような発言ばかり続けているのでしょう?
私たちが目指さないといけないのは、キリスト教徒もイスラム教徒も互いに尊重し合う世界ではないですか。
世界は数々の宗教の上で成り立っているのですが、すべての宗教を超えたところで「調和」していかないといけませんね。
「令和」の時代になったのですから。
それは物語だけでなく、あの可愛らしい絵の1つ1つに、戦争への風刺が描き込まれていたというものです。
それが戦時中であったために、検閲されないように、暗号で描かれていたのですって。
私たち夫婦は28年前に、イタリアでの学会発表の帰りに、フランス経由で帰国したのですが、
隣は大柄なフランス人でした。
ホッペタを赤くして、家族や自分でレンガを積んで直した家の話をしながら、葉巻を加えて、
彼の愛読書が「星の王子さま」なのだと見せてくれたのですよ。
私のカミさんもすかさず、主人の愛読書も同じだと返事しましたよ。
そうですね、フランス人にとっては自慢の書なのです。
へびに飲み込まれる象の絵を見て、大人はそれを帽子だと言うのですよね。
ホライズンに掲載されていたので、みなさんも中学の英語の教科書で読みませんでしたか?
実はそんなおとぎばなしではなく、キツネを睨む狩人がヒトラーで、キツネとは友人のユダヤ人であるのです。
あるいは王子さまは、「ぼくは深紅色をした男の人が住んでいる惑星を知っているよ。
彼は一度も花の香りをかいだことがないんだ。
一度も星を見たことがないんだ。
一度も人を好きになったことがないんだ。
足し算以外のことは何もしたことがないんだ。
・・・そんなの人間じゃない、そんなのキノコだ!」
と言うのですが、そのキノコとは、原爆を指していたとはね。
サンテクジュペリはもともと郵便配達の飛行機乗りだったので、星座の知識も有って、
ハレー彗星の軌道に合わせてお話を進めていたのですよ。
これを解くにはギリシャ神話と聖書と星座と彗星の軌道とフランス語の知識が無いと無理なのです。
それで滝川家が一家総出で謎解きを解決したというお話です。
ただしこの本は、反戦の本ではないのです。
むしろ母国フランスを解放するために、アメリカに参戦を呼びかけに亡命したのですからね。
今のフランスの大統領はマクロン大統領なのですが、フランスではよくテロが起こっていますね。
それでもイスラム教を屈辱するような発言ばかり続けているのでしょう?
私たちが目指さないといけないのは、キリスト教徒もイスラム教徒も互いに尊重し合う世界ではないですか。
世界は数々の宗教の上で成り立っているのですが、すべての宗教を超えたところで「調和」していかないといけませんね。
「令和」の時代になったのですから。