タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

分娩費用は高いですか?

2022-07-29 21:00:43 | 産科
阪神大震災のすぐ後に、尼崎に派遣されて来た時に驚いたのが、文化住宅の存在です。
震災後で空き家が殆ど無かったのですが、文化住宅だけはダメと言われたのですよ。
住吉台の方なら分かるかもしれませんね。
木造2階建てで、お風呂も無い、長屋のことですよ。

ですがそんな貧民街からも教会に来る人も居て、世界平和のために献金したりされるのです。
みなさんはウクライナがかわいそうと言いながら、何もしていないでしょう?
私の通う尼崎の教会では、ウクライナ支援バザーをやっています。
ウクライナにも教会のおばちゃんたちが派遣されて、直接そこで生活して支援しているからできるのです。

アフリカのルワンダでは、女性たちが働く力を付けれるように洋裁学校を建てて、今も支援を継続しています。
一時的な施しでは何も改善しないからですね。
それとエイズを減らすために、一夫一婦制を教育しているのです。
ですが梅毒やエイズが急増している日本でこそ、性教育が必要かもしれませんが。
ルワンダは大虐殺の後遺症の残る国ですよ。
タマル産でも何回か、ルワンダに宣教に行った女性たちに講演をしてもらったことが有るのです。
世界中の殆どの国に、世界平和女性連合というNGO組織を通して支援に行っていますからね。
もちろん活動資金は、私を含めてボランティアの献金によるものです。

さて、産婦人科の話題も1つしておきましょう。
来年、分娩手当金が3万円ほど上がるようです。
ところが退院時の支払いは殆ど変わらないでしょう。
どこの産婦人科も赤字だからです。

ではなぜ赤字か、黒字でも経営が厳しいのでしょうか。
まずどこの診療所でも20年前は分娩数も多く、看護師も必要無かったのです。
ましてや助産師なんて診療所には居ませんでしたよ。
准看学校という補助的な学生を当直させて、人件費を抑えていたのです。
私も准看学校の教師をしていたから分かります。
今で言う医療事故は当たり前の時代だったのですが、
医療者も患者さん側も医療事故を許せなくなったために、スタッフや高額な医療機器が必要となったのです。
病院でも同じで、1人2人の医師しか居ない病院では、お産ができなくなりましたからね。

私はタマル産を開業する前に、ハワイで助産所的な開業形態を模索していました。
実際、現地で検査技師さんとも友達になって、調査したことが有ります。
驚いたのは、分娩の保険料だけで30年前の当時で1人、100万円くらい支払うのだとか。
裁判に備えて保険に入らないと分娩介助をできないのですって。
今ではさらに上昇して、アメリカの分娩費用の平均は200万円以上だそうです。
しかもその日に退院させられたりします。
3人に1人は帝王切開ですから、さらに高額になるようですよ。

日本はなんと恵まれているのでしょう。
と言いながら、これからは100%の安全を目指すならば(そんなことは無理なのに)、
アメリカのようにさらに費用がかかることになるでしょう。
タマル産のような日本古来の自然な分娩方法が、帝王切開も殆ど無くて安上がりなのですけれどね。

追伸:この記事を書いている時に兵庫医大の孔子学院が閉鎖になったと有りました。
だって孔子学院といえば、中国のスパイ機関ですからね。
アメリカやイギリスでも続々と閉鎖されています。
これを最初に指摘したのが、ワシントンタイムズ社ですよ。
ワシントンタイムズ社は、レーガンやトランプ大統領も絶賛している新聞社です。
前社長のパクポーヒー氏とは、神戸のホテルでの世界平和美術展で紹介していただきました。
暗殺未遂事件の時は生き延びられたのですが、昨年高齢で亡くなられたのが残念です。

娘さんがユニバーサルバレー団のプリマで、尼崎の公演の時には、県立病院の助産師さんたちを連れて観に行きました。
沈清(シンチョン)という演目なのですが、いきなりお産でお母さんが亡くなる場面から始まります。
その後その生まれた娘も人柱として海で亡くなるのですが、竜宮城で助けられるというお話でしたよ。
世界平和統一家庭連合は、みなさんが思うような非情な集団ではないのですけれどね。
市会議員は市の平和を願い、国会議員は国の平和を願いますが、世界の平和は誰が導きますか?
WHOテドロス氏は中国が操っています。
国連はロシアが常任理事国ですが、日本は蚊帳の外です。

「平和を愛する世界人として」というレバレントムーンの著書を、タマル産で産まれた数百人の方に配りましたが、1人くらいは感動していただけたかな?





輸血の体制を組みました

2022-07-29 20:59:01 | 産科
さて今日は、タマル産での輸血の話をしておきましょう。
お産で一番怖いのは、産後の出血です。
胎盤が出た後に、突然大量の出血を起こすことが有るのです。

出血量が1000グラムを超えると輸血を考慮します。
帝王切開では羊水も混じるので、1500グラム以上で考慮するのです。
タマル産では1000グラムを超えると、基本的に大病院に転院していただきます。
そういうことが年に1、2回は有るものです。

ですがせっかくタマル産で産んでいただいたのですから、
輸血もできる体制ができていると、ギリギリまで観ることができるのです。
これまでは処置に時間をかけるより、まず転院という流れでしたが、
これからは夜中でも福知山の日赤から血液が確保できる体制を構築しました。

血液は赤い部分の赤血球と、透明で血漿と呼ばれる血小板や凝固因子、フィブリノーゲンやFDPなど、止血に関わる成分から成ります。
そこで日赤からは赤血球と血漿を同時に救急車で搬送してもらえることになったのです。
これは画期的なことなのですよね。
これでお母さんを産後すぐに転院してもらう確率はずっと減ると思うのです。
安全第一で頑張っていますよ。

それからこの7月から助産師が4人体制となり、いつ来院してもほぼ24時間、助産師が居るという体制も組みました。
普通の診療所では、というか、昔はどこでも助産師が居ないことの方が多かったのですけれどね。



日本人よ、神に帰らなくては

2022-07-15 20:57:10 | つれづれ
「富んでいる者が神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい。」
と中学の礼拝時に聖書を読んで聞かされて、ずっと気になっていたのですよ。
らくだが針の穴に?とね。
でもね、らくだと綱(つな)は同義語だそうです。
らくだを引っ張る手綱のように太いロープが針の穴には入れないというたとえ話だったのですって。
金持ちは全額献金しなさいという教えです。
そうすれば天に宝を積めるのですから。

天理よろづにも4年間居たのですが、看護学生たちは日本中から寄宿舎に集って中卒で働き出します。
給料は強制的に10%天引きです。
姉妹も5人くらいは当たり前ですから、早くから手に職を付けるのですよ。
天理教の教えでは家も土地も売り払って、集団生活するのが良しとされていますからね。

私の母は、私の兄が2歳で大病をして亡くなるまで、当時流行っていた創価学会に入っていましたよ。
苦しい時の神頼みではないですが、藁にもすがる心は分かりますよね。
その後、家賃が1万円の市営住宅に住み、お仏壇に200万円も払っていましたが、それで私も宗教心が養われたような気がしています。
これだって霊感商法ですが、喜んですれば幸せではないですか。

いろんなたとえ話をしていますが、もう1つ。
アメリカで大統領に任命されると、聖書に手を置いて、100人の聖人の肖像の前で宣誓をするのです。
その肖像の中の1人は日本人で、新島ジョー先生なのですよね。
アメリカ大統領が日本人に誓うのですよ。
日本では政教分離などと言う人が居ますが、それは敗戦国として宗教を奪われただけのことです。
世界では政治家が宗教を信仰している方がむしろ信頼されるのです。
あのプーチンでさえ、ロシア正教会の後ろ盾を必要としているくらいですから。
中国は共産国で神を否定しますよ。
日本でもリベラルという朝日や毎日やNHKの人たちは神を否定しますからね。
共産主義者たちは、ここぞとばかりに反共産主義者を叩きつけます。
まるで中国やロシアの手先のようです。

今はリベラル誌のニュースがひどいですね。
教会に献金するのが違法だとか、政教分離していないだとか、犯罪者目線で安倍元首相を非難するとか。
いったいぜんたい、誰がこんな国にしたのでしょうか。
安倍元首相がメッセージを送られた平和の集いのための集会にはトランプ元大統領や、他の国の国家元首も多数メッセージを送っているのを隠すのですからね。
北朝鮮の拉致監禁者を救えるのは誰なのか、という真実を無視するのですからね。

ここまでは前置きで、最近の重要なニュースを解説しておきます。
アメリカの連邦最高裁で、1973年に制定された人工中絶の権利が違法だと、判決したのです。
ところが一部のアメリカリベラルと、日本リベラルでは否定的な報道が相次ぎましたね。
日本産婦人科学会までもが反対しました。
ですがキリスト教では、精子と卵子が受精したその瞬間から人だと見るのですよ。
当然、中絶なんて認められません。
女性の人権と言いますが、生まれる前の胎児にだって人権は有るのです。
その代わりに望まぬ妊娠をした場合は、養子縁組などの精神的な支えも同時に与えていますよ。
リベラルと呼ばれるバイデン大統領などが進めるLGBT法案も認めてはいけません。
幸せな夫婦が居てこそ、子供を授かるのです。

実は日本でも中絶は禁止されているのですよ。
ところがこれを知らない人と、法を曲げて解釈する医師が多いのも事実です。
例外として、妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの、という項が有ります。
ですが、そんな人は殆どいないでしょう?
だからタマル産では開業した時から中絶手術はしていないのです。
以前は精神疾患の患者も中絶可能としていて、それが今頃問題になっていますね。
日本では他にレイプ被害の場合も可能となっていますが、アメリカでは禁止です。
警察に連絡すれば女性警察官がアフターピルの使用に付き添ってくれます。

赤ちゃんポストに我が子を捨てたり、
生まれてきた子を平気で殺したり、ニグレクトしたり、気楽に中絶するのが日本人です。
悲しくなりますね。





人生百年、地球も百年?

2022-07-08 20:52:48 | つれづれ
日本の誇るリーダーを亡くしてとても無念です。
まだまだ世界平和のために尽くされている最中でしたから。
おそらく今年初めの、医師が散弾銃で撃たれた事件の模倣犯なのでしょう。

*****
我が家のベランダでは、今年初めてのミニトマトが成りましたよ。
自分で育てると無農薬ですから安全です。
これから妊娠しようとしているカップルの方は、無農薬を心がけておられますか?

有機リン系からネオニコチノイド系の殺虫剤に変わってから、世界では異変が起こっています。
ミツバチが死んで植物が交配できずに農業も危機に瀕しているようです。
田んぼに虫が居なくなった代わりに、人の精子も減少して、卵子の成熟の阻害、産卵率の低下が起こります。
それで生まれた子供の発達障害の割合が、ネオニコチノイドの使用と綺麗に相関しています。
ネオニコチノイドはとくに脳神経の発達を阻害しますから、胎児の脳の発育が悪くなるからですね。

フランスでは2006年に最高裁の判決で、タネに使用することが禁止されました。
ヨーロッパでは遅れて2013年から使用が禁止されました。
2014年には韓国とアメリカで使用禁止になり、企業は莫大な解決金を支払っています。
ところが2022年の日本でだけは、使用基準が緩くなってきているのですよ。
まったく世界の流れから逆行しています。

ネオニコは水溶性ですから、葉野菜なら表面を洗ってもたいして変化しません。
収穫してからポストハーベストと言って、日本ではさらに農薬を使っています。
酢や塩、重曹で洗うと農薬が取れると書いていますが、それは間違いです。
しないよりはした方が良いでしょうけれど。

空気中にも存在します。
床下のシロアリの殺虫剤もネオニコです。
柱の防腐剤もそうです。
新築住宅で暮らすと調子が悪くなるのはそのためです。

水も汚染されていますから、湖で魚が大量死することも有ります。

土壌の汚染はとくにひどく、松枯病の対策で、ヘリコプターでネオニコを撒いているので、
根から吸収されています。
田んぼや畑への影響は農家の方の方がよく知っておられるでしょう。
ネオニコはなかなか分解せずに、長く効くように作ってあります。

食べ物を無農薬に意識しても、というか誰も意識していないでしょうけれど、
完全には摂取を防げないということです。
今すぐに使用禁止にするしか、子供たちを救えないのです。
その子供たちは子供を産めなくなるでしょうから、日本の未来が怪しいのですよ。

だから政治家を動かすしかないのです。
その政治に不満を表明するためには、選挙に行かなくてはならないのですね。
暴力では解決しません。

私は小学生の時に、野ツボに首まではまったことが有ります。
まさに死にかけた経験が有るのです。近くに誰も居ませんでしたから。
昔は肥溜めがそこら中に有って、キャベツに青虫が居て、穴だらけだったのが普通でしたね。
日本全国の茶葉のネオニコの濃度を調べたら、宇治のお茶が一番残留濃度が高かったようです。
丹波篠山市は大丈夫でしょうか?
おそらくダメでしょう。

これからは無農薬を売りにすれば良いと思うのです。
その分、高級にすれば良いのですよ。
それで成功している市町村も有るようですね。
あと数世代で、子供が欲しくてもできなくなるでしょうからね。



自分の未来を描けていますか

2022-07-01 20:47:36 | つれづれ
今年は久しぶりに、トライやるウィークで中学生の2人が来てくれました。
ちょうどお産にも立ち会うことができて、感想文を書いて送ってくれましたよ。
一部、引用させてもらいます。

「最初は、生まれたての赤ちゃんに会える喜びでワクワクしていましたが、
お母さんの苦しんでいる声をきくと、緊張感に息がつまりました。
助産師の方々は、お母さんの気持ちによりそい、不安な気持ちを理解なさっていました。
そのうえでお母さんが安心して出産できるよう、心の面でも体調の面でもしっかり支えていることがわかりました。」

何でも初めての経験は、心に残るものですよね。
私も医学部の5回生の時でしたが、宇治の徳洲会病院で1週間、寝泊まりさせていただきました。
双子の帝王切開に立ち会いましたが、その時のことは鮮明に覚えていますからね。
その麻酔や手術の手際の良さに、今でも見習うところが多々有ります。
ついでに徳田虎雄先生は、立派な先生でしたよ。
丹波篠山市でも兵庫医大ではなくて、徳洲会病院が名乗りを挙げていましたが、
場合によっては今とは違う結果になっていたでしょうね。

ちょっと厳しいかもしれませんが、中学生たちに対する私の意見も書いておきましょう。
残念ながら毎回来る子たちはおとなしいですよ。
しかも目が輝いていないのです。
少子化で逆に大人の目が行き届き過ぎているのかもしれません。
もっと自由に大胆に、世の中を見てほしいものです。
未来に希望が描けない時代だと勘違いしていませんか?

それと初めてのお産は、確かにたいへんなことです。
でもね、2人、3人と産んでいくと、お産が気持ち良いと感じられる方が多くなりますよ。
陸上用語ではセカンドウィンドと言うのですが、
長距離を走っていると、急に呼吸が楽になるポイントが有るのです。
そこから先はスタスタと走れますよ。
私も小学校から高校まで陸上一筋でしたからわかるのです。
お産もそれと同じでね、急に気持ち良くなるポイントが有るのです。
だから10人でも産むお母さんが居るのかもしれません。
本当は中学生たちに、そこまで体験させてあげたかったのですが、運も有りますからね。

私は高校まで片道2時間かかり、
毎日陸上部で遅くなり、
日曜日はレストランでアルバイトしていましたからね。
しかも受験校でもないし、有名な塾にも通わず、
それでも目指す道へは行けています。
せっかくのトライやるですから、チャレンジ精神を持ってもらいたいものです。
また自慢話になってしまいましたが、若い時は一度きりですよ。

余談ですが、高校2年の夏から通っていたのは京都の御所の横に有る小さな塾だったのです。
それが受験塾というより補習塾だったとはね。
そこに1つ年上のうちのカミさんも通っていたのを後で知りました。
結婚してから塾長に挨拶に行きましたよ。
いろんな人とのご縁を大切にしないといけませんね。