タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

桂枝茯苓丸とヨクイニン

2013-08-30 20:27:19 | 美容医療


ちょっと膨らんだホクロに悩んでいる方が多いのには、正直驚いています。
ザ・ピーナツではホクロがチャームポイントでしたが、
場所によってはとても気になるものなのです。

先日、炭酸ガスレーザーという器械で、鼻の根元に有るホクロを取ってあげました。
医学用語ではミーシャー母斑というものです。
以前から有って、かなり隆起したものは、だいぶ活動性が落ちており、
それ以上はあまり大きくなりませんし、根も浅いです。
逆に表面はたいして膨らんでおらず、比較的小型で新しいものは、
これからどんどん大きくなるし、また根も深いので、深くまでとらなければなりません。

この方は術後4週間で、すっかり皮膚の表面はキレイになりました。
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まだ赤みは残っていますが、徐々に色も落ち着いてきます。
この間、湿潤環境を維持するテープを貼っていただきました。
この方が手が行かないし、傷もキレイに治るようです。
これからの注意としては、治療した部位を日焼けしないようにしていただくことですね。
だかかこの方には、レーザー術後の抗炎症作用が有り、
なおかつUVケアもできる、サンソリットの日焼け止めファンデーションを処方しました。
小さくて、傷が治るまでの少しの間だけ塗るのにちょうどいいのです。

この方は長年悩んでおられたようで、「すごく良かった」と喜んでいただきました。
他にも数カ所有るのですが、そのうちまた追加で来院されるそうです。
このように、初めての方は1つだけ治療されるといいですね。
時間も大してかからないし、他に予約が無ければ、当日施術できることも有ります。
何より傷のケアを覚えていただくのに、いきなりいくつも治療すると面倒だからです。
人によっては、治りかけの傷を掻きむしってしまわれましたから。

今日はもう1つ新しい話題を。
シミにはトラネキサム酸(トランサミン)がいいというのは、もう皆さんご存知のようです。
ビタミンCモ併用されるとなお良いですね。自費ですがそれほど高くありません。

シミには他にもいろいろ薬が有ります。
保険が利く塗り薬も有りますよ。ちょっと効果はゆっくりですが。
まず8週間ほど使い、休薬します。

東大方式と呼ばれる、トレチノインとハイドロキノンを組み合わせた治療も有ります。
これは少しお高いですが、それなりの効果が有ります。
それに、最近の美白化粧品には、たいていハイドロキノンが入っていますからね。
ただし、先のカネボウのように、白く抜ける白班になることもあるので、注意が必要です。
市販のものと違って、ハイドロキノンも4%と高濃度のものは
クリニックでしか処方できませんし、観察も重要だということですね。

そして最近もう1つ薬を在庫しました。
それは漢方薬なのですが、桂枝茯苓丸加ヨクイニンという薬です。
月経前後に肌が荒れ易い方にとくに適応なのですが、
にきび、シミ、手足の荒れ、もちろん本来の月経困難症や月経不順が適応症です。
これまでは桂枝茯苓丸で代用していたのですが、
本格的に美容皮膚科にも順次、漢方の種類を増やしていくつもりです。
ヨクイニンっていうのは、ハトムギの果肉ですね。
皮膚科ではイボを取るのに使ったりするものです。これは保険適応ですよ。



がん検診、受けていますか?

2013-08-28 21:44:04 | 婦人科
つい先ほど生まれたばかりの赤ちゃんのお父さんです。今日2人目なのです。
お父さんは嬉しそうですね。
日本では生産人口が減少しているというニュースですが、
こうして新しい生命も生まれているのです。
国力はやはり若い人の人口に比例しますから、
選挙権はまだ無いけれど、少しでも若い世代を大切にする政策が必要ですね。

水曜日ですから、婦人科のお話を致しましょう。
今外来で質問されたことの返事をその方にはしたのですが、それを再現致します。
ついでに調べものもしてですが。

よく子宮がんの検診に来られます。
できれば自分の誕生月に来て頂きたいですね。
毎年、2月、3月、4月の3ヶ月間に集中して検診に来られますからね。
今日受診された方の1人は、今月が誕生月でした。
子宮頸癌と一緒に卵巣がんは見れないのか、と仰います。

実は子宮頸癌の検診に来られた方の殆どに、
膣から見る超音波検査も併せて施行することが多いのです。
卵巣が腫れていると分かりますからね。
そう、子宮頸癌なら擦過診と言って、綿棒で擦れば結果が出ます。
ですが卵巣は骨盤の奥深くですから、直接は検査できないのです。
ただし超音波検査で分かることもあるには有るのですが、
超音波で分かるのは、けっこう大きくなってからなのです。

だからその方には、もっと早いうちに分かりたければ、
人間ドックの時に、腫瘍マーカーを検査すればよいと教えてあげました。
卵巣がんの時に最も陽性率が高い腫瘍マーカーはCA125というマーカーです。
このマーカーは私の学生時代から検査されていたものですが、
今でもこれに勝るマーカーは無いようです。

では腫瘍マーカーは万全かと言うと、そうでも有りません。
卵巣がんの初期のI期といわれる癌の50%にしか陽性に出ないからです。
なので現時点では、「経膣超音波と血清CA125値測定のみでは一般集団を対象とした卵巣癌検診には不適当である」ということになっています。
分かり易く言うと、子宮がん検診の時に内診や超音波検査で卵巣が腫れているかどうか調べることは重要ではありますが、
一般集団を対象にCA125と経膣超音波の同時測定で卵巣癌検診を行っても、
死亡率が低下するという医学的な根拠はいまだにない、ということなのです。

分かりましたか?
経膣超音波で分かるほどの卵巣の腫瘍は、かなり大きくなっている場合だけで、
それを見つけたとしてもあまり予後は変わらないかもしれない、ということですよ。
また腫瘍マーカーを頼りにし過ぎても、こぼれてしまう集団が有るということです。
だから結局どうなの?と言えば、
残念ながら卵巣癌は早期発見はできにくい癌だということですね。

だから、せめて子宮頸癌の検診はやりましょうよ。
そちらの方がよっぽど多くなる癌ですし、
初期に見つければ、治る癌でもあります。
それをせずに卵巣癌を見つけたいと言っても、それは無理な話だということですね。

私は大きな病院でこれまでに、
進行した子宮頸癌で亡くなられた方をたくさん見てきました。
別れる前に趣味で描かれた絵をいただいたこともあります。
死期を待ちきれずに、自分で生命を絶たれた方も居られます。
子宮頸癌検診さえ受けておけば、それらは防げたことなのに、残念です。
自分でも後悔される方は多いですよ。
死に切れない、と家族も本人も感じる方も居られます。
それは子宮頸癌の多くが40代でなられるからですね。

最近子宮頸癌の予防接種を積極的にすすめない、
という難しい判断がされてから、迷っておられる方も多いことでしょう。
簡単です。20歳になれば、年に1回は婦人科を受診すればいいだけのことですから。
フェイスブックはこちらhttps://www.facebook.com/tamarclinic
今日は2人生まれましたが、まだアップできていませんね。
あ、今ももう1人、陣痛の痛みで苦しんでいる方が居られます。
明日には生まれるといいですね。

通常の男性不妊の治療のお話

2013-08-27 21:10:25 | 不妊症
先日、明石でエリザベス・ウーさんの演奏が有りましたので
行ってきた時の模様です。
女史は韓国人なのですが、史上最年少でアメリカのカーネギーホールで演奏された方です。
今問題になっている韓国と日本の、文化交流を推進しておられました。
それにしても力強い演奏でしたよ。
バイオリンってもっと優雅なものかと思っていましたが、
日本でいう和太鼓並みの力強さだったのには驚かされました。

今日火曜日は不妊外来のお話を致しましょう。
最近はインターネットなどでも調べられることもできるので、
不妊外来のためにわざわざ神戸や大阪にいきなり通われている方が居られます。
でもそういう時でも、私は勧誘しませんよ。
本当は不妊外来って、原因にもよりますが、週に2回くらいは通ってほしいものなのです。
そうするとやはり近くの通い易いクリニックがいいですよ。
ただしただの婦人科ではなく、タマル産のように不妊外来の知識が有るところでね。

何度も書くのですが、不妊外来に来られる方を治療すると、
多くの方が2年以内に妊娠されています。
結果はホームページに載せています。http://www.tamar.jp/pg73.html
だからまずは近くの通える不妊外来で検査なり治療を受けられて、
必要が有る方だけ、遠くても体外受精のできる施設を受診するというのが王道でしょう。
ただしどこのクリニックも一旦患者さんが来られたら、なかなか手放さない所も多く、
体外受精が必要なのに紹介が遅れるとかいうことも有るので不安になりますよね。
ですが、タマル産では、収入にこだわらないので、ただ医学的な適応のみで、
素早く紹介する必要のある方は紹介しています。

不妊外来を持っているクリニックの話をすれば、
近頃はだんだん大型化していますから、先生が何人も居られる所も有ります。
そんな所では体外受精の治療がメインになります。
先般の調査では、採卵まではされる先生でも、培養まではしていなくて、
培養は培養士まかせ、ということも多いようです。

本来はできれば、精子と卵を受精させて、胚盤胞まで培養を続け、
余剰胚は凍結まで自分でする、とそこまでできれば、
もし1回目の体外受精でうまく着床しなかったとしても、
どこでうまくいかないのかを知ることができるので、
やはりたとえ時々でも、最後まで同じ医師が最後までできればいいのに、と考えてしまいます。

ここまでは最近感じたことです。
知識過剰なのは分かりますが、やはり餅は餅屋、経験こそものを言うのですけれど。

それでは今日のワンポイント。
不妊の原因は男性が半分、女性が半分、一部は両方が原因と言われます。
まず最初の1ヶ月で、不妊の検査をしてしまいます。
そうするとどこが異常が見つかります。
ですが異常が有ったから妊娠しないというわけでもないし、
異常がみつからなくても、なかなか妊娠しないということも有ります。
それでは何のために検査をするのでしょう?
それは、少しでも妊娠の確率を高めるためです。

例えば精子が少ないと言われたらどうしたらいいですか?
どこのクリニックでもまず漢方薬を処方されるでしょう。
驚くことなかれ、これで数ヶ月で驚くほど改善する方がけっこう居られます。
ですが中にはまったく利かない方も。
そんな時はどうしたらいいでしょう?
保存的な治療としては、女性で使用する黄体化ホルモンという注射を
男性にも週に2、3回注射します。
通うのが少したいへんかな。数ヶ月は試してみたいところです。
まったく精子がみつからない男性では、さらに卵胞成熟ホルモンという注射を
男性にも同じく週に2、3回、もしくは家で自分で注射します。
これらはすべて保険が利きます。
ワンポントアドバイスでした。

実は他にも外科的治療というのも有りますが、これは不妊専門の泌尿器科での話になります。
もちろん顕微授精とか、高度で高額な治療も有りますよ。

赤ちゃんは心配だらけ

2013-08-26 21:03:28 | 産科
久しぶりに見ると、赤ちゃんだった子たちが大きくなっているのを見てびっくりします。
そういえば、小さい時、祖父母の家に行くと、毎回大きくなったね~と言われたものです。
本当に大きくなっていたのかもしれませんね。

月曜日は1ヶ月健診の日です。大きくなった赤ちゃんはこちらから見れますよ。
http://www.tamar.jp/pg72.html

母子手帳の1ヶ月健診のページを見てください。
いろんな質問事項が載っていますね。
そん他の欄で、気になることを書いてもいいのが、興味深いですよ。
まったく書かないお母さんは、筆無精なのか、気になることが無いのかどちらでしょう。
逆に書ききれないくらい、たくさん不安なことを書かれるお母さんも居られます。

よくある心配は何でしょうか?
それは、ちゃんとお乳が足りているか、ということでしょうね。
お乳をあげたのにまだ泣き止まないとか、
飲み過ぎて吐いてしまうとかです。
最近のお母さんは家に赤ちゃん用の体重計を置かないのですね。
私など初めての子の時はレンタルの体重計を買いました。
初めの1ヶ月までは1日に30から40グラムも増えていたら充分です。
ですが体重まで測らなくても、皮膚につやが有るか、ほっぺたが丸々していないか、
ウンチはちゃんと出ているか、ぐずらないか、なんかでだんだんと分かってきますよね。

そういえば我が家の3番目の子は自宅出産なのですが、
生まれた時の体重さえ測りませんでした。
ですが赤ちゃんを抱いたり見たりしていると、見た目でたいてい体重が分かります。
だから本当を言うと、その程度でいいのかもしれませんね。
あまり心配しすぎないでいいですよ、ということです。
1つだけ注意をするとすれば、噴水みたいに吐く、という症状です。
こんな時は、胃の出口が狭まっていることが有るので、小児科を受診する必要が有ります。
幽門狭窄症と言って、手術をする必要が有る病気です。
とても稀ですけれど、それでもたまに有ります。

次によくある質問は乳児湿疹です。
3人に1人はなると言われます。本当の原因は何でしょうか。
お母さんのお乳の中の脂溶性の化学物質が汗から出ているのじゃないかとも言われます。
1ヶ月健診の頃がちょうどピークで、次の4ヶ月健診の頃には良くなっていることが多いのです。
だからこれも軽いなら放置してもいいのです。
ニキビみたいなのは、化膿していることが有るので、抗生物質が必要なことも有ります。
オムツをしているゴムのところが赤くなるなら接触性皮膚炎ですし、
オムツが直接当たらない、股関節のヒダの間なんかのウェットになりやすい箇所が赤くなるなら、
カンジダなどのカビを疑わないといけません。

あとはアザなんかも心配されるようです。
蒙古斑と呼ばれる薄いアザは大きくなると自然に消えます。
ですが最近は異所性蒙古斑と言って、通常のお尻なんかと違うところは積極的にレーザーを当てるようです。
イチゴみたいに赤い盛り上がったアザも注意してみましょう。
これはイチゴ状血管腫と言って、むかしは放置したものです。
これも1ヶ月健診頃に大きくなって、小学校に入るくらいには小さくなると言われていました。
最近はレーザーが普及してきたので、こちらも積極的に取る方向に有るようです。

赤ちゃんが夜起きて、昼間寝てばっかり、とか
たわいない不安も多いのです。
これらは、基本的に大きな問題であることは少ないですよ。
一番重要なことは、赤ちゃんの機嫌がいいかどうか、ということですからね。
常識的に判断して大丈夫です。
ただ、今はお婆ちゃんと同居していなかったり、他に質問する人が居なかったりするので、
不安になるのですね。そんな時は電話でも構いませんから質問してください。

最後に黄疸(おうだん)について、です。
退院する頃はみんな皮膚が黄色くなっています。
これを生理的黄疸と言います。
母乳性黄疸とも呼ばれるので、何かお乳だけでは悪いような印象を持ってしまいますね。
違うのです。赤ちゃんは古い胎児の時の赤血球を壊して、
新しい新生児の赤血球に変えていっているのです。
古い赤血球が壊れると間接ビリルビンという黄色い物質になります。
それで皮膚が黄色く見えるのです。これも肝臓の働きが亢進してくると自然に引くものです。

黄疸にはもう1つ種類が有って、先天性胆道閉鎖症という病気でも起こります。
詳しく言うと他にも種類は有りますが。
この場合も皮膚が黄色くなるのですが、こちらは直接ビリルビンというのが上がります。
さっきのは間接でしたね。今度のは直接。だから検査をすれば区別がつきます。
こっちはおしっこの色やウンチの色が白ければ疑われるので、母子手帳に色見本が付いています。
黄疸が出て、しかもウンチが白っぽければ、この病気で、なるべく早く手術しないと、
肝臓移植をしないといけないという怖い病気です。
タマル産では数千人生まれて、1人だけこの病気で治療し、
今ではすっかりよくなっていますよ。先日もそのお母さんが次の子を出産されました。

もう1つ、先天性胆道閉鎖症という病気が有ると、胆汁が出ないので、
腸からのビタミンKの吸収がされない。
それで止血作用の有るビタミンKが不足すれば、脳や消化管で出血したりします。
だから母乳性黄疸と先天性胆道閉鎖症による黄疸とでは機序も違うし治療も違います。
先天性胆道閉鎖症ではビタミンKを飲んだ方がいいのです。今はみんな飲んでいますね。
だからミルクには、わざわざビタミンKが混ぜてあります。
何も母乳が悪いのではないのです。ちょっと複雑でしたね。


いかなる難しいことがあっても
人を頼りとせず、
自分を信じる人間となりなさい。
自分を信じられない人は
神様も信じることはできません。
神様は最後の直前に達する時には、
いつも孤独な立場に立たせます。
しかしこの時こそ、
自分と神様が1つとなることのできる
最高の機会なのです。
 
   レバレンド・ムーン

夏が終わるとシミ対策

2013-08-23 22:00:58 | 美容医療


今日は更新が遅くなりゴメンなさい。
急な雷で、コンピューターのルーターという器械が調子悪くなってしまって、
やっと修復が終わりました。
診療だけしていればいいというものではありませんね。

そうです、今日金曜日は美容皮膚科の話題です。
写真では少し見にくいですが、上が右の頬の2カ所のシミです。
下は治療後9日目の写真です。
Nd-YAGレーザーという器械で照射します。
この器械すでに2代目の導入器なのですが、さらにパワーアップしています。
シミを取るのに特化した器械です。
レーザーの光はなるべく強くした方が当然シミはよく取れます。
ただし出力を上げると、その分照射した回りの皮膚まで熱が伝わってしまうので、
なるべく短い照射時間で、しかも一瞬で強い光が出た方が、
治療効果も高く、色素沈着も起こしにくいのです。

大きめのシミに照射する場合、1ミリから8ミリくらいのスポットで照射するのですが、
どうも3ミリくらいのスポット照射がいいような手応えです。
これを連続的に照射します。
それに先立って、塗る麻酔薬を塗っておきます。
こうすると殆ど痛みを感じません。
照射した部位は赤くなって、火傷のようになりますが、水ぶくれにはなりません。
最近はよく浸潤環境を作るシールを貼っていただくことにしています。
これだと一部皮膚が剥がれても治りが早いですし、
治りかけた時に手で擦って剥がしてしまうこともないですから。
小さな平たいホクロくらいなら、とくにシールも必要有りません。

数日するとむしろ照射した部位は色が黒っぽくなってきます。
痛みは感じませんが、もしジンジンした痛みがあるようなら途中で受診してください。
だいたい10日くらいで、シミが浮いて来て、きれいに剥がれます。
ちょうど日焼けした肌がめくれる感じですね。
剥がれるまでには2週間から3週間かかることも有ります。
だからちょっと辛抱は要るみたいですね。その間、掻いたりしてはいけませんからね。

下の写真はちょうど剥がれたところなのですが、
新しいピンクの肌が見えるので、写真ではシミみたいに見えるかもしれませんが、
シミはすっかり消えています。
剥がれた後は、日焼け対策をしっかりとしてください。
とくにレーザー後の抗炎症作用と、UVケアの成分が入った一週間分くらいの小さなファンデーションも有りますので、これを使用されてもいいでしょう。

普通のシミは日光角化症と言って、極く浅いところに有るので、
532ナノメートルという波長が効果的です。
1回でもかなり綺麗になりますよ。
それでもまだもう少し色が残る場合は半年ほど開けて照射した方が経済的です。

これに対して左右対称性の青いシミは、皮膚の深い部分に有るので、
長い波長の1064ナノメートルという光を使用します。
夕日が赤いのは、赤い色ほど波長が長いので、屈折もしやすく、遠くまで届くからですね。

この方はお盆にお友達と来られて、2人で同じようなところのシミを治療されました。
費用は1個1万円ほどにしていますから、他院に比べても、安い方だと思いますよ。
やっと日も短くなってきて、夏の終わりも感じます。
これからシミが目立ってくる季節ですから、気軽に予約をお取りください。

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