上の写真は篠山市上坂井の華凛(かりん)ちゃん、5月26日生まれ。
「凛々しく華やかに育ってください。
お産は痛かったけど、泣き声を聞いて感動した。」
ご飯がすごくおいしかったとも、感想をいただきました。
まだ若いお母さんは、とっても明るい方ですよ。
ところで外来での話なのですが、初めての妊娠で来院された方が居られます。
結婚式の準備とかで、来院するのも遅れたとの事でした。
おそらく月経が規則正しい方ですから、妊娠していたのも分かっていたのでしょう。
すごく喜ばれていました。
でも次がいけません。
これから新婚旅行で、北海道に行って、乗馬してきてもいいですよね?と本気で聞かれるのです。
あまり常識が無いみたいだから、妊娠初期の両親ソフロロジー学級に来てくださいと指導するも、
仕事が忙しくて参加できないと言われるのです。
いえ、怒っているのではないのですよ。
そんな当たり前のことを、学ぶ機会が無かったのかと、驚いてしまったのです。
小学校や中学校では、性器の名前を覚えるよりも、
男の子なら男の子らしく、女の子なら女の子らしく育てるべきです。
今は学校では、男の子も女の子も、同じように育てるのでしょう?
「くん」や「さん」でなく、みんなわざと分からないようにするのですね。
おまけに名簿も、男女混合ですね。
そんな教育で、大きくなったら男性が女性をいたわる、という自然な感情が湧くのでしょうか?
高校生になった子を性教育しようと思ったなら、
コンドームの使い方を教えるなんて、ナンセンスです。
そんなことより赤ちゃんのお世話の仕方を教えればどうでしょうか?
兄弟姉妹も少なくなったから、妹のオムツを換えたことなんかないのではないですか。
私なんて、一回り下の従兄弟を抱えて、昔のポッチャントイレに連れて行ったのを覚えています。
やはり普段から、受験勉強や、避妊法ばかりでなくて、
人との接触を教えないといけないのではないでしょうか。
何度か丹波保健所における丹波地域の高校生に対する性教育に対して意見を述べてきましたが、
どうも今年は、産婦人科医師は閉め出しに有ったらしく、
うちわだけの会議をするようです。
そして迎えるのは神戸大学の過激なコンドーム教育者です。
コンドームの使い方なんか教えたら、実践したくなるばかりですからね。
話がそれました。
妊娠したのに乗馬するなんて、おそらく妊婦さんというイメージができていないのでしょうね。
早いうちに育児書くらい読んでおかなければなりませんね。
妊娠したら読むのでは遅いし、だいたい本なんて読まないのでしょう?
私は1人目の子をカミさんが妊娠した時に、いくつか育児書を読みました。
実はこの時はまだ医学生でしたよ。もちろん一通り産婦人科の学習は終わっていました。
でも大学で解剖や生理学、病理学を学んだって、
自分の子の出産には、何の役にもたちませんでした。
むしろ、綾部の夏山先生が書かれた育児書の方がおもしろかったのです。
ちょっと古くて、妊娠したら靴下を編みなさい、なんて書いてあるのですが。
それから10年ほどして、まさかその夏山医院でアルバイトをしているとはね。
親子2代に渡りお世話になった先生でしたが、もう亡くなられました。
でも、本を読む以前に自分の母親に家庭内で教育しておいてもらうのが、本当の教育なのでしょうね。
それでも最近は、お婆ちゃんも働きに行っていて、忙しいのかもしれませんね。
タマル産では、そんな話と関係なく、
先ほど赤ちゃんが生まれました。そして次の入院も有りましたよ。
夜中にまた産声が聞けるかもしれません。
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