今年もあと僅か、明日土曜日で外来は6日間お休みになります。
と言っても、病棟はいつも通り365日稼働していますし、
予定日の近い方や不妊症の方は、休診中の外来の予約も入っています。
では何が変わるのかと言うと、新しい1年が始まるということです。
タマル産も開業して15年、篠山に移転してきてちょうど10年です。
来年1月1日には、医療法人社団タマル産婦人科という正式名称になります。
でもなんだか仰々しいので、タマル産でいいのですよ。
よく見ると、壁の表札やパンフレットの文字が変わっているかも、という程度です。
ですがそこには、個人の手から離れ、
公のクリニックへと飛翔するという意味も込められているのです。
さて今年最後のニュースとなりました。
世間ではインフルエンザも感染性胃腸炎も流行の兆しが見えるようですね。
いよいよ妊婦さんの中にも感染者が出て来ています。
妊娠している方にはインフルエンザの予防接種をしていただいていますが、
予防接種をされていない方で感染された方は、内科に行かれることをおすすめします。
他の妊婦さんにうつさないようにするためです。
ですが、たまたま来られた方には、漢方主体で治療いたします。
抗インフルエンザウィルス薬は在庫していないのです。
ただ漢方は風邪に対して、抗ウィルス薬と同等かそれ以上の効果が有ると言われています。
腸カゼの場合は、1週間ほどで自然に治癒しますから、
妊娠されている場合でも、自宅で安静がベストな選択です。
ただし脱水にならないように、充分な水分は摂るようにしてください。
休日診療所に行かれる方は夕方5時までしか開所されていませんから、早めの受診を。
ちなみにタマル産では24時間電話での問い合わせにお答えしています。
ですが、年末年始は事務員も休みですし、
看護師も病棟を回っていて、電話に出れないことも有ります。
そんな時は時間をおいてかけ直してください。ただし緊急の方のみです。
まあ、ここまでが年末年始の注意事項でした。
皆さんは今年はどんな1年でしたか?
タマル産ではけっこう劇的な1年でした。
それは前回お話しした通り。
今、産婦人科関係でニュースになっているらしいことは、
ピルを処方されている方で、1人副作用で亡くなったという話題でしょうか。
これもマスコミの恣意的なことかもしれないですが、
薬の副作用が出る方はある頻度で必ず居られます。
低容量ピルの副作用が出る頻度は、それでも低い方に入ります。
もちろん35歳以上でタバコを1日に15本以上吸う方は禁忌になっています。
血栓症の副作用が出る場合が有るからです。
ですがピルで血栓症が発現する率は、産後によくかかる血栓症よりは遥かに少ないのです。
抗がん剤なんかでは、薬を飲むことによって、かえって寿命が縮まるということもよく有ります。
CT検査を定期的に受けることで、かえって癌になる確率が上がるとも言われます。
医療とは諸刃の刃だということは常に覚えておかなくてはいけませんね。
例えば薬の常用量という考えが有ります。
薬は効果の有る量と、その薬で死に至る致死量との間で製造されています。
だから飲み過ぎたって死んでしまうことだってあるのです。
小児に大人の量の薬を処方してしまって事故になることも度々有りますね。
そうは言っても事故は極限まで減らさないといけません。
もちろんゼロにはなりませんが。
薬の情報を知りたい方は、PMDAという独立行政法人が有ります。
http://www.info.pmda.go.jp/ad/medinavi_cp2/
ちょっと詳し過ぎますが、調べものをしたいときにはどうぞ。
いかなる迫害の真只中におきましても、
神様を忘れることなく、
神様を疑うことなく、
神様により生まれた以上は神様によってなし、
神様によって生活することができますように、
神様によって考え、
神様によってすべてを解決することができますように。
神様によらざるものは
すべてないという立場を保って
神様のために働き
神様のために行くことができますように
直接お守りください。
レバレンド・ムーン