今、タマル産の前庭は、イングリッシュローズが満開ですよ。
足元には、エリゲロンとキャットミントも共演しています。
ところで30年近く前の話になりますが、京大病院で不妊外来を任されていた時は、
週に1回の外来とは別に、近くの日本バプテスト病院でもアルバイトをしていました。
というのも不妊外来を担当するには、週に1回では治療はできないからです。
患者さんには気の毒でしたが、今日はこちら、次はあちらの病院で診ていたのです。
今では毎日、土日でさえ休み無く不妊外来を持っているので、卵の発育に合わせて治療できます。
逆に言うと、大きな病院の先生は、なかなか不妊外来を担当できないのです。
週に1回か2回の外来で、しかも土日は休みですから、卵の発育のチェックができないからです。
平日の午前だけでは、しょっちゅう仕事を休むわけにもいきませんからね。
そもそも不妊治療の教育を受けていない先生も多いのですよ。
この4月から、多くの不妊治療に保険が利くようになったのはご存知ですね。
不妊治療は、一般不妊治療、いわゆる人工授精までの治療と、
体外受精などの特定不妊治療に分かれます。
タマル産では以前は体外受精も行っていたのですが、今は一般不妊治療だけに専念していますよ。
それでも受診されるカップルの半分以上が妊娠されるからです。
その人工授精も4月から保険が利くようになったので、18,200円と消費税で2万円ほどのところが、
消費税はかからなくなって、しかも3割の5,460円になりました。
さらに丹波篠山市は特別に、一般不妊治療にも助成が有りますから、かなり割安です。
人工授精には2つの方法が有って、密度勾配法とスイムアップ法です。
タマル産では密度勾配法という方法で、詳しく言えば、ミニパーコル法、しかもニプロのキットを使用しています。
一時、パーコルには毒性が有るのではないかと言われたことが有り、さらに毒性が無いものを使用しています。
キットは高いのですがロスが少ないので、より多くの精子を回収することができるのですよ。
このキット、最近、職人さんが替わったので品質が変わってしまい、
ニプロに要望を言って、改善してもらいました。
それでもうすぐ新製品が出る予定ですよ。
それにしてもメーカーもので規格品と言えど、職人さんの手によることが有るのですね。
普通、精子は3ccくらいなのですが、この濃縮を行わないと、2.5ccは無駄になってしまうのです。
だって0.5ccまで濃縮をして、すべての精子を子宮の中に入れるからです。
この作業にまるまる1時間ほどかかるのですよ。
実は外来診が始まる前の、朝の8時から人工授精をしています。土日もね。
だから不妊治療を始めれば、休みなんて無くなると思わなくては。お産もですが。
他院でも人工授精をしている施設が有りますが、近辺の病院には無く、
西脇市などでもされていますが、それは精子濃縮をしていないので保険適応にはならず、まるまる費用がかかるはずです。
しかも2.5cc分は無駄になりますからね。
遠くは日本海の方からもタマル産まで治療に通われる方が多いです。
みなさんもきちんとした知識を持たれた方が良いですね。
足元には、エリゲロンとキャットミントも共演しています。
ところで30年近く前の話になりますが、京大病院で不妊外来を任されていた時は、
週に1回の外来とは別に、近くの日本バプテスト病院でもアルバイトをしていました。
というのも不妊外来を担当するには、週に1回では治療はできないからです。
患者さんには気の毒でしたが、今日はこちら、次はあちらの病院で診ていたのです。
今では毎日、土日でさえ休み無く不妊外来を持っているので、卵の発育に合わせて治療できます。
逆に言うと、大きな病院の先生は、なかなか不妊外来を担当できないのです。
週に1回か2回の外来で、しかも土日は休みですから、卵の発育のチェックができないからです。
平日の午前だけでは、しょっちゅう仕事を休むわけにもいきませんからね。
そもそも不妊治療の教育を受けていない先生も多いのですよ。
この4月から、多くの不妊治療に保険が利くようになったのはご存知ですね。
不妊治療は、一般不妊治療、いわゆる人工授精までの治療と、
体外受精などの特定不妊治療に分かれます。
タマル産では以前は体外受精も行っていたのですが、今は一般不妊治療だけに専念していますよ。
それでも受診されるカップルの半分以上が妊娠されるからです。
その人工授精も4月から保険が利くようになったので、18,200円と消費税で2万円ほどのところが、
消費税はかからなくなって、しかも3割の5,460円になりました。
さらに丹波篠山市は特別に、一般不妊治療にも助成が有りますから、かなり割安です。
人工授精には2つの方法が有って、密度勾配法とスイムアップ法です。
タマル産では密度勾配法という方法で、詳しく言えば、ミニパーコル法、しかもニプロのキットを使用しています。
一時、パーコルには毒性が有るのではないかと言われたことが有り、さらに毒性が無いものを使用しています。
キットは高いのですがロスが少ないので、より多くの精子を回収することができるのですよ。
このキット、最近、職人さんが替わったので品質が変わってしまい、
ニプロに要望を言って、改善してもらいました。
それでもうすぐ新製品が出る予定ですよ。
それにしてもメーカーもので規格品と言えど、職人さんの手によることが有るのですね。
普通、精子は3ccくらいなのですが、この濃縮を行わないと、2.5ccは無駄になってしまうのです。
だって0.5ccまで濃縮をして、すべての精子を子宮の中に入れるからです。
この作業にまるまる1時間ほどかかるのですよ。
実は外来診が始まる前の、朝の8時から人工授精をしています。土日もね。
だから不妊治療を始めれば、休みなんて無くなると思わなくては。お産もですが。
他院でも人工授精をしている施設が有りますが、近辺の病院には無く、
西脇市などでもされていますが、それは精子濃縮をしていないので保険適応にはならず、まるまる費用がかかるはずです。
しかも2.5cc分は無駄になりますからね。
遠くは日本海の方からもタマル産まで治療に通われる方が多いです。
みなさんもきちんとした知識を持たれた方が良いですね。