タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

絨毛膜下血腫と早産の関係

2024-05-31 18:03:03 | 産科
むかし綾部の夏山産婦人科でアルバイトをしていたので、冬は雪深い綾部は懐かしいところです。
ただ今回綾部に行ったもう1つの目的は、大本教の本部が有るということで見学目的です。
ついでに「ばらまつり」もですよ。それが上の写真です。

私の尊敬するレバレンド・ムーンと同じようなことを、出口王仁三郎氏が先に言われているのには驚きました。
世界の宗教を統一せねばならない、というところです。
また世界が弥勒の世となれば、宗教はもはや必要ではないということなどです。
もともとユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ神様を信仰していたのです。
仏教も神教も、エジプト、中東、ギリシャからインドを経てきたのですが、やはりそれも同根なのです。

前振りはそこまでとして、今日5月31日、東京では「WHOから命をまもる国民運動」という大規模パレードデモが行われていますよ。
私も近くに居れば参加したいところですが、応援の動画を作ってみました。
「東京でも、あちまりかむ」

もう1つ、今日は産婦人科の話題もしておきましょう。
毎週水曜の早朝は、京大病院産婦人科のモーニングカンファレンスが有ります。
オンラインでミーティングに参加できるとは便利な時代になったものです。
今週の話題は「絨毛膜下血腫と早産の関係」です。

よく妊娠初期から中期にかけて不正出血が続く妊婦さんが居られます。
4〜48%と報告によってまちまちですが、けっこう遭遇しますよ。
たいていは徐々に吸収されていくものですが、まれに出血がひどくなって、中期以降も断続します。
前置胎盤という病気を否定できたら、この絨毛膜下血腫の可能性が有るのです。
産後に調べると、胎盤や絨毛膜が茶色く色素沈着していて、辺縁の剥離が疑われます。

残念ながら27週前後で早産してしまう確率が1.4〜2.3倍に上がるようですよ。
なので早産の既往のある妊婦さんは、妊娠16週から36週まで、
女性ホルモンの1つ、プロゲステロン(ウトロゲスタン)の200mg膣錠を連日使用すると、
予後が改善するのだそうです。1錠は400円くらいで自費です。
予防的に試してみる価値はありそうですね。
ちなみに子宮が張る場合と張らない場合での効果の違いは未知のようです。










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